椎茸の育て方マニュアル!自宅での栽培に適した時期や方法をご紹介!

椎茸の育て方マニュアル!自宅での栽培に適した時期や方法をご紹介!

椎茸(しいたけ)を自宅で栽培する方法は、「原木栽培」「菌床栽培」の2種類です。椎茸の基本情報や、栽培におすすめの時期やコツなどをご紹介いたしますので、それぞれのご家庭にあった方法を選んで、おいしい自家製椎茸を育ててみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.椎茸(しいたけ)とは
  2. 2.椎茸の栽培方法
  3. 3.家庭での栽培方法
  4. 4.まとめ

家庭での栽培方法

原木栽培で育てる方法

自宅に、庭などの広いスペースがある方は、原木栽培に挑戦するのもいいでしょう。限りなく自然に近い状況の中で育てるので、収穫時期は春と秋の2回に限られてしまいますが、ゆっくりと育っていく様子を観察できるので、愛着がわくようになります。手間暇かけて納得のいく栽培を行いたいという方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

育て方①材料

まずは、原木と椎茸のタネコマを用意しましょう。ホームセンターなどで販売されていますが、見つからない場合は通信販売でも手に入れることができます。

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育て方②方法

まず、大型のドリルなどを使用し、20cmほどの間隔を開けて原木に穴を開け、タネコマをハンマーで打ちこみます。直射日光の当たらない場所を選び、先ほどの原木を並べて、ブルーシートなどで保湿し、準備完了です。収穫できるようになるまでは、半年~5年ほどかかるといわれています。

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通信販売では、すでにタネコマが打ち付けられた状態の原木も手に入りますので、家庭にドリルやハンマーがないという方は、こちらを試してみるのもいいかもしれません。

育てるコツ

椎茸の菌はとても弱いため、夏に仕込みをしてしまうと、他の菌に負けてしまうことがあります。原木にタネコマを打つ作業は、秋~初夏までに行うとよいでしょう。また、直射日光に当たることのない、かつ雨が当たる場所を生育場所として選ぶことが大切です。

けっこうタイヘンかも…。それに、庭がない場合はどうしたらいいの?

ボタ爺

ボタ爺

ご安心あれ!次の方法なら、家庭のリビングでも育てることができるんじゃ!

菌床栽培で育てる方法

もっと手軽に家庭で椎茸を育ててみたいという方は、菌床栽培にチャレンジするのはいかがでしょうか。特に、栽培が簡単にできるようなキットがおすすめです。場所を取らないため、家庭のリビングなどでも育てることが可能です。椎茸の成長するスピードも速いため、お子さまの食育の教材用としても利用できますよ。ホームセンターや通信販売で手に入れることができます。

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育て方

基本的な栽培キットの育て方を紹介します。購入した栽培キットによって、育て方が違う可能性があるので、キットに付いている説明書にそって育てるようにしましょう。

  1. 菌床を水洗いし、栽培容器や袋に入れます。
  2. 1日1~2回ほど、霧吹きで菌床を湿らせます。
  3. 1週間~2週間ほどで椎茸が生えてきます。
  4. 椎茸のかさが開いてきたら、収穫のタイミングです。
  5. 収穫後に菌床を2~3週間ほど休ませれば、再度椎茸を育てることもできます。

育てるコツ

椎茸の栽培にちょうどいいとされる気温は、8~25℃前後といわれているので、栽培する季節に気をつけることが大切です。また、栽培場所は、直射日光や暖房の当たらない場所を選び、菌が乾燥しないようにカバーなどで保湿するとよいでしょう。

菌床栽培に向いている季節

椎茸の栽培キットを使用すれば、季節にとらわれず収穫することができます。しかし気温が30℃以上になると、菌が弱ってしまうことや、湿度や温度が高すぎるとカビ発生の原因となることがあるので、夏の栽培は避けたほうが無難でしょう。また、逆に温度が低すぎても発芽しない可能性があるため、冬に椎茸を育てたい場合は、室温を20℃以上に保つようにしてください。

これなら家でも手軽に栽培できそう!

ボタ爺

ボタ爺

さっそくチャレンジしてみるのじゃ!

まとめ

出典:写真AC

椎茸栽培を手間暇かけてじっくり行いたい場合は原木栽培を、手軽に室内で行いたい場合は栽培キットの利用をおすすめします。特に、家庭のリビングなどで育てることができる栽培キットは、お子さまの食育教材としてもぴったりです。ぜひご家族でチャレンジしてみてくださいね。

佐野美帆
ライター

佐野美帆

自然が好きで、よく郊外に遊びに出かけます。お茶の専門店で働いていた経験があり、紅茶を含むお茶全般とハーブの勉強をしています。また、日本文学分野での出版経験を活かし、神話や民間伝承と植物の関わりに特化した記事が得意分野です。

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