ポトスは水耕栽培で育てられる!
ポトスはハート形の愛らしい葉とよく伸びるつるが特徴のサトイモ科の植物です。シンプルでおしゃれな様子のポトスは、どんなインテリアや雰囲気にも馴染みやすいことから観葉植物として好んでよく選ばれています。さらに嬉しいことに土を使わずに水挿しやハイドロカルチャーなどで育てられるのも魅力で、虫の発生を抑制するだけでなくおしゃれに飾れる方法として人気です。
ポトスは水耕栽培のまま育て続けられるのか
土で育てるのに比べると成長はゆっくりであまり大きく成長しませんが、ポトスは水耕栽培のままでも育て続けられます。屋外などで直射日光に当てないこと、適切な水替えをすることを心がけましょう。大きく育てたい場合は土に植え替えるのがおすすめですが、水耕栽培のまま管理したいのであれば成長期である5月~10月に水耕栽培用の液肥を与えてください。
ボタニ子
さっそくポトスを水耕栽培で育てる方法を見て行こう!
ポトスの水耕栽培のやり方【水挿し】
水挿しは株分けと同様にポトスの代表的な増やし方でもあります。少ない道具で始められることもあり株分けよりも簡単な増やし方で、ポトス栽培初心者の方にもおすすめです。
必要なもの
- ポトスの挿し穂
- 容器
- 根腐れ防止剤
- 水
- ハサミ
容器は挿し穂の長さにあわせて小さいものから始め、成長にあわせてサイズアップするのがおすすめです。初めから大きな容器を使うと挿し穂が安定せずに失敗する原因になるので気を付けましょう。色付きの容器でも構いませんが、透明の容器を使うと発根の様子が簡単に確認できます。清潔に保つためにもシンプルな形の容器が向いています。
ボタニ子
ハサミや容器は使用前にアルコールなどで消毒しておこう!
やり方
①挿し穂を作る
挿し穂を作る際は節が2~3つ付いた場所でカットします。節からは気根と呼ばれる黒っぽい根が伸び、そこからさらに白い根を生やしていきます。節がない場所を水につけてもうまく発根しない可能性が高く注意が必要です。短すぎると安定が悪くなることもあり、挿し穂の長さは10cm~15cmほどとりましょう。挿し穂の先端に葉が2~3枚残るようにして残りの葉はカットします。
ボタニ子
葉が艶やかで葉の付け根の反対側に小さな気根が生えている場所を挿し穂にすると失敗しにくいよ!
②容器を準備し挿し穂を挿す
容器の底に根腐れ防止剤を敷き上から水を注いでいきます。水の量は挿し穂の気根が水中にしっかりとつかる程度で調整しましょう。水の量が少なすぎると蒸発しやすく、気根が空気に触れ続けてうまく発根しなかったり枯れたりすることがあるので注意してください。容器の準備ができたら用意した挿し穂を挿して完了です。
管理方法
発根するまでの間は刺激に弱いこともあり、屋外ではなく室内の半日陰や日陰で管理します。根が3cm以上伸びてきたら成長を促すためにも明るい場所に移動させましょう。発根後も刺激が強いと枯れることがあるため、屋外ではなく直射日光の当たらない室内で管理します。根腐れ防止剤を使用しているので頻繁な水替えは必要なく適宜水を継ぎ足すだけで大丈夫です。
ボタニ子
ポトスは屋外ではなく水温変化が少ない室内で水挿しするのが基本よ!屋外の直射日光は強すぎて枯れちゃうから注意!
根腐れ防止剤を使わなくても水挿しできますか?
根腐れ防止剤を使った方が水が汚れにくく根が腐るなどのトラブルを防げるためおすすめですが、もちろん根腐れ防止剤を使わなくても水挿しできます。ただし水を清潔に保つためにこまめに水替えする必要がある点だけ注意してください。
ボタ爺
次はポトスの水耕栽培のやり方【ハイドロカルチャー】について説明していくぞ!
出典:写真AC