鉢植えのレモンの手入れとコツ
鉢植えやプランターでレモンを育てるときには天気のいい日はベランダに出して、曇りや雨、冬には室内に入れることが大切です。鉢植えやプランターは手入れもしやすいため観葉植物として育てる人も増えてきています。レモンの手入れのコツはできるだけ日光浴をすること、水切れを起こさないこと、剪定をすること、木が小さいうちは実を摘むことです。あとはきちんと肥料をあげるだけなのでそこまで手入れが大変というわけではありません。
レモンの木の手入れ
レモンの実を多くつけるためには、仕立て方と葉の数が重要です。特に葉の数は大切で、剪定で木を仕立てるときや手入れをするときに、葉を減らし過ぎると実が上手くつきません。葉の数は一つの実に25枚~30枚程度必要です。高さやサイズの調整の他に葉を減らし過ぎないように注意しましょう。
レモンの仕立て方の注意点
葉を減らし過ぎないこと以外にも仕立て方の注意点があります。それは形にこだわって春に伸びた新しい枝を切り落としてしまうことです。春に伸びた枝は翌年に実をつけるため、仕立てるときに切りすぎると実がならなくなってしまいます。仕立てには形も大切ですが実をならせたいなら、残す枝をよく考えましょう。
摘果
果実の数や大きさを調整するため、小さな果実を摘むことがあります。レモンの場合は、大きさを大きくしたいときは摘果は8月頃がおすすめです。植物を管理するには時期が非常に重要であり、植え付けから水やり、収穫まで時期を逃すと植物にとってよくないため気をつけましょう。夏は摘果と水やりなどありますが、ちょうどいいサイズの実をたくさん実らせるためにも、しっかり手入れをしましょう。
収穫量を増やすコツ
レモンの収穫量を増やしたいなら苗木を植えてから初めの3年ほどは我慢をするのがおすすめです。木が幼いうちから花や実をたくさんならせてしまうと木がなかなかいい具合に成長しません。なぜなら花や実に栄養がどんどん取られてしまうからです。そのため3年ほどは花や実はすべて摘んでしまうといいでしょう。そうすることによってしっかり成長した4年目以降はたくさんの実を付けることができます。
リスボンレモンとは?
リスボンとはレモンの品種の一つです。耐寒性と耐暑性が強く夏も冬も他の品種より手入れが必要ありません。高さもほどよく果実の大きさも使いやすいです。リスボンレモンは木のサイズもそれほど大きさがあるわけではないので、プランターでも仕立てやすいです。そのためリスボンレモンは初心者にはとくにおすすめです。どの品種にするか迷ったら夏にも冬にも強く、管理や手入れのしやすいリスボンレモンを試してみてはいかがですか。
レモンを食べる
鉢植えやプランターで上手に仕立ててたくさんの実がなったら、収穫して食べるのがおすすめです。レモンの使い方はさまざまですが、食べるのが一番初心者には簡単なレモンの使用方法です。食べるためのレシピはホットレモネード、レモン鍋、レモンの蜂蜜漬けなどさまざまなものがあります。レモンは冬以外は収穫できるため、いつでも使える使い勝手のいい果実です。もちろんプランターなどで育てたレモンは、食べるだけでなくきれいに仕立てて観葉植物としても楽しめます。
初心者も管理できるリスボンレモンを育ててみよう!
リスボンレモンは病気も少なく初心者にも育てやすい果樹です。用土も市販のものでよく、きちんと管理して仕立てればたくさんの実をつけてくれます。たいして管理や手入れの手間がかからないところも魅力です。さらにレモンは料理や飲み物など食べるだけでなく、美容用品やアロマなど果実の大きさなどにあわせて幅広く使えます。今回紹介したリスボンレモン以外にもいろいろな品種があるのでこの記事で興味をもったらぜひ、育ててみてくださいね。
出典:写真AC