オペルクリカリア・パキプスの魅力と育て方!成長速度はどれくらい?

オペルクリカリア・パキプスの魅力と育て方!成長速度はどれくらい?

オペルクリカリア・パキプスは塊根植物の王様と呼ばれています。希少性やその独特な容姿から多くの植物ファン憧れの存在でもあります。育て方には少しコツがいりますが、そんなオペルクリカリア・パキプスの育て方や増やし方、成長速度などをご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.オペルクリカリア・パキプスとは
  2. 2.オペルクリカリア・パキプスの育て方
  3. 3.オペルクリカリア・パキプスの発根方法
  4. 4.オペルクリカリア・パキプスの増やし方
  5. 5.まとめ

オペルクリカリア・パキプスの発根方法

オペルクリカリア・パキプスは現地で採集され、根っこが十分に発根していない状態で販売されていることも多いです。専門店で発根させた株を購入するのが一番ですが、発根した株は数が非常に少なく、金額が一気に跳ね上がります。そのため、入手のしやすい未発根の株を入手した場合の発根方法をご紹介します。

発根方法①鉢

オペルクリカリア・パキプスの発根率は、温度によって左右されます。発根管理中の日中は35~45度と高い温度にすることによって発根率が上がり、温度が下がるにつれて発根率も下がります。そのため、鉢内の温度が上がりやすい黒いプラ鉢を使いましょう。また、鉢が大きすぎると温度が上がりづらいため、株の一回り大きいサイズが適しています。

発根方法②置き場所

鉢内の温度を上げるためにも、しっかりと太陽光を当てることが大切です。真夏は温度が上がりすぎるため、軒下などに置き、それ以外の季節は直射日光が当たる場所に置きましょう。秋から冬に、太陽光だけでは鉢内の温度が上がりきらない場合は、ペット用のシートヒーターを使用するなどして温度を上げる工夫が必要となります。

発根方法③水やり

根っこがない状態で水やりをしても、当然水を吸いあげることはできません。しかし、水分がないと、せっかく発根した小さな根っこが枯れてしまう原因となりますし、常に湿っていても腐ってしまいます。そのため、鉢内が多湿になりすぎないように、2~3日に1回、株元に軽く水やりをしましょう。乾き具合が不安な方は、割りばしを用土に挿しておき、抜いて湿り具合を確認してみてください。

オペルクリカリア・パキプスの増やし方

オペルクリカリア・パキプスは既存の株から根ざしや挿し木といった方法で増やすことができますし、種まきから新たな株を育てることも可能です。小さな株を大きく育てるのも栽培の楽しさの一つです。ここでは、オペルクリカリア・パキプスの増やし方についてご紹介していきます。

増やし方①根ざし

オペルクリカリア・パキプスの増やし方の一つとして、根ざしがあります。名前の通り、根っこを用土に挿すことで、新たな芽が出現し、増やすことが可能になります。根ざしは、すでに太っている根っこを利用するため、他の方法より、より早く大きく成長させられるメリットがあります。

根ざしの方法①カット

植え替えの際に、塊根部の一部を切り取ります。将来の姿を想像して、切り取る場所を決めましょう。切れ味のよいハサミを殺菌剤で消毒し、なるべくスパッと切り取ります。切り取った後は、切り口に殺菌剤をまぶし、1週間ほど日陰で乾燥させましょう。親株も数日乾燥させたのちに、植え替えを行います。

根ざしの方法②植え方

1週間ほど経過し、切り口が十分に乾燥したら用土に植え付けていきます。用土は親株と同じものを使用し、鉢に用土を入れたら、根っこを用土に挿します。根っこの全部を埋めてしまうと、せっかくの塊根部が楽しめないので、半分から1/3程度用土から出るようにしましょう。根ざし後、1週間ほどは日陰で管理し、その後は親株と同じ管理に移行していきます。

増やし方②挿し木

オペルクリカリア・パキプスの一番簡単な増やし方です。しかし、根ざしとは違い、挿し木で増やしたものは塊根部を形成しないため、本来の姿とは少し違った見た目に成長します。それでも新たな株が成長していく姿を見るのは楽しいものです。ぜひチャレンジしてみてください。

挿し木の方法①剪定

挿し木をするには、枝ぶりのよい枝を選びましょう。切れ味のよい刃物を用意し、消毒をしたら剪定しましょう。剪定後は親株、挿し穂ともに、切り口に市販の殺菌剤を付けて雑菌が入らないようにします。その後、風通しのよい日陰で数日程度乾燥させます。

挿し木の方法②植え方

剪定後、1週間ほど乾燥させたら市販の挿し木用土に挿し木をします。挿し木した後は1週間ほど日陰で管理し、徐々に明るい場所へと移動させながら水やりも行います。あまり早い段階で水やりを行うと、切り口が腐ってしまう可能性があるため注意しましょう。

増やし方③実生

希少性の高いオペルクリカリア・パキプスを増やし方の一つが、実生と呼ばれる種まきから育てる方法です。種まきから育てれば、現地に自生している株を採集する必要もなく、環境へのダメージが少ないため理想的です。ただし、成長速度が遅いため、それらしい姿になるまで時間がかかってしまいます。

実生の方法①種まき

まず、鉢に市販の種まき用土を入れ、表面に1cmほど赤玉土の細粒を被せます。市販の殺菌剤をまいて用土の消毒をし、土の表面に種が重ならないように"は種"します。その後、サランラップで鉢を多い、保湿をしながら暖かい場所に置いて発芽を待ちましょう。ちなみに「は種(はしゅ)」は、種まきのことをいいます。

実生の方法②発芽後の管理

順調にいくと、"は種"から1週間から半月ほどで発芽します。発芽をしたらサランラップを外しますが、用土が乾燥しないように毎日霧吹きを行いましょう。やがて本葉が出てきたら徐々に霧吹きの回数を減らし、通常の水やりへと移行していきます。翌年の春になったら、株の大きさに合わせた鉢に植え替えをしましょう。

まとめ

オペルクリカリア・パキプスはワシントン条約Ⅱ類に指定される希少な塊根植物です。しかし、単に希少価値があるだけでなく、独特な容姿やその生態は非常に魅力的なものでもあります。成長速度が遅く、一生かけて付き合える植物でもありますので、栽培するチャンスがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。

YUJI
ライター

YUJI

多肉植物や塊根植物が大好きです。最近では無農薬での野菜作りにもはまってます!

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