バラや観葉植物の害虫対策におすすめ殺虫剤④ダニ太郎
ダニ太郎はハダニに効果的
ハダニは春から夏にかけて発生します。1mm以下のとても小さい虫なので、肉眼で見るのはとても困難です。パキラやモンステラなどの観葉植物の葉にも寄生して吸汁し、吸われた跡は白い斑点となって残ります。被害がひどくなると葉全体が葉緑素がなくなって白っぽくなってしまいます。
ダニ太郎の使い方
ダニはスミチオンなどでも退治できますが、このダニ太郎のように、ダニ専用の殺虫剤の方が効果かあります。水で1000~1500倍に薄めて、噴射機やスプレーで散布します。
バラや観葉植物の害虫対策におすすめ殺虫剤⑤デナポン5%ベイト
デナポン5%ベイトはネキリムシに効果的
ネキリムシとは、コガネムシの幼虫のことです。コガネムシが地中に卵を産んでふ化したネキリムシが、名前の通り根を食い荒らしてしまいます。特に鉢植えやプランターなど限られた範囲で大量発生すると、あっという間にが根が無くなってしまうので要注意です。
デナポン5%ベイトの使い方
デナポン5%ベイトは粒剤で、土にまいて害虫を誘引し、食べた虫を殺します。鉢植えやプランターの土の表面にまいておくだけでも効果的で、数日後に土の上で死んでいるネキリムシを見つけることができます。
バラや観葉植物の害虫対策におすすめ殺虫剤⑥園芸用キンチョールE
園芸用キンチョールEはテッポウムシに効果的
テッポウムシはカミキリムシの幼虫です。カミキリムシが秋に幹に卵を産み付けて、幹の中でふ化したテッポウムシが木を中から浸食します。外からは見えないので気が付いた頃には手遅れ…ということもあります。テッポウムシのいそうな場所をみつけたらすぐ駆除しておきましょう。
園芸用キンチョールEの使い方
木の根元におがくずのようなものが落ちていたら、それがテッポウムシの糞です。まず、細くてとがった物で入り込んでいる穴の入り口を探し当てましょう。穴が見つかったら園芸用キンチョールEのノズルを差し込んで薬剤を噴射し、テッポウムシを駆除します。
バラや観葉植物の害虫対策におすすめ殺虫剤⑦ダントツ水溶剤
ダントツ水溶剤はコバエに効果的
コバエは、ショウジョウバエやキノコバエなど、小さなハエを総称した呼び方です。コバエは胡蝶蘭などの蘭や観葉植物に多く発生します。観葉植物は鉢植えやプランターで室内に置くことが多いので、コバエが発生すると室内に飛び回って困りものですね。また、生ごみなどでコバエが多量発生することがあるので早めに退治しなければいけません。
ダントツ水溶剤の使い方
ダントツという名前どおり、コバエ退治に最も効果があると評判の高い殺虫剤です。適量を水に溶かしてスプレーしてもいいですし、土と混ぜ合わすことで発生を予防することもできます。鉢植えやプランターに植えこむときにダントツ水和剤を土に混ぜておくと、1~2ヶ月はコバエの発生を抑制する効力があります。
バラや観葉植物の害虫対策におすすめ殺虫剤⑧ナメクジカダン
ナメクジカダンはナメクジに効果的
ナメクジは夜になると隠れている場所から出できて、花びらや葉を食べます。ナメクジが這った跡には光沢のある筋ができるので、鉢植えやプランターの下を調べてみると、ナメクジを見つけることができますよ。
ナメクジカダンの使い方
ナメクジカダンは、ナメクジを誘引して食べさせることで駆除します。土の上にパラパラとまいておくだけでいいので、とても簡単ですね。水に塗れると効果が下がるので、雨が降らない日を選んで使用しましょう。
殺虫剤に頼らないために
殺虫剤を使って害虫駆除や防虫をするのは、一番効果的な方法だと言えます。しかし、観葉植物は鉢植えにしたりプランターに植えたりして室内で育てることが多いので、安易に殺虫剤を使いたくないという方も多いのではないでしょうか。
酢やビールを利用して駆除する
例えば酢に唐辛子・ニンニクを漬けこんで作ったものをスプレーして防虫する方法もありますし、飲み残しのビールを小皿に入れて置いておき、ナメクジを誘引するという方法もあります。何よりもまず、毎日植物を見てあげて、虫を見つけたら手で取り除くということも大切ですね。
まとめ
せっかく大切に育てたのに、バラや観葉植物が害虫の被害にあってしまうと本当にがっかりします。そういうときに、近づいてくる害虫をやっつけてくれる殺虫剤の存在は頼もしい限りですね。でも薬剤の乱用は植物にも環境にも悪影響を及ぼします。正しい使い方を心掛けて、人にも植物にも優しい育て方を心掛けるようにしましょう!
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