園芸部類 | ハーブ |
形態 | 常緑低木 |
樹高・草丈 | 7~40cm |
花の色 | 白、ピンク、淡い紫 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
特性・用途 | カラーリーフ、ハーブ |
栽培難易度 | ★★☆☆☆ |
シルバータイムはヨーロッパや北アメリカ原産のタイムの一種です。葉や茎によい香りがあるため、ハーブとして使われます。葉の白い縁取りが特徴的で、カラーリーフとしても人気がある植物です。夏の湿気には少々弱いですが、乾燥に強く耐陰性があり、日陰でも育つため管理に手間がかかりません。初心者でも育てやすいハーブといえるでしょう。
コモンタイム
参考価格: 1,775円
コモンタイムは、タイムの代表品種です。白~薄いピンク色の花を咲かせ、草丈40cmほどまで成長します。耐暑性・耐寒性に優れており、育てやすいハーブのひとつです。葉や茎は魚介・肉料理の香りづけなどの香辛料としてもよく使われています。
栽培難易度 | ★☆☆☆☆ |
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レア度 | ★☆☆☆☆ |
レモンタイム
参考価格: 2,998円
レモンタイムは別名シトラスタイムともいい、その名のとおりレモンのような香りが特徴的なタイムです。草丈はやや低めの20~30cmほどに成長します。タイムには上に伸びる立性タイプと這うように育つ匍匐性(ほふくせい)タイプがあります。そのなかでも、レモンタイムは上に成長する立性タイプです。初夏に薄紫色の花を咲かせるので、香りだけでなく花も楽しめます。
栽培難易度 | ★☆☆☆☆ |
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レア度 | ★☆☆☆☆ |
クリーピングタイム
参考価格: 3,600円
クリーピングタイムは横に広がって成長する匍匐性のタイムのひとつです。這うように育つので、グランドカバーや花壇の縁どり、ハンギングプランツとしても育てられます。成長スピードが速くどんどん増えるため、あまり増やしたくないという方にはおすすめはできません。しかし、踏みつけに強く石やレンガの隙間でも旺盛に育つので、雑草防止として役に立ちます。
栽培難易度 | ★☆☆☆☆ |
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レア度 | ★☆☆☆☆ |
植え付け時期 | 3~4月、9~10月 |
開花時期 | 4~6月、10月 |
収穫時期 | 随時 |
肥料 | 4~6月、9~10月 |
シルバータイムの植え付け適期は3~4月か、9~10月です。特に春に植える場合は夏の蒸れに弱いので、梅雨に入らない時期に行いましょう。
シルバータイムは鉢植え、庭植えのどちらでも問題なく育ちます。
シルバータイムは室内・屋外のどちらでも問題なく育ちます。
シルバータイムは室内・屋外問わず明るい場所で管理しましょう。特にハーブとして使用する場合は、日に当てて育てるとより香りが立ちます。ただし、梅雨や夏の高温多湿にはやや弱いのと日陰でも問題なく育つため、カラーリーフとして育てる場合は初めから日陰で管理するとよいでしょう。
シルバータイムは水はけのよい土を好みます。市販のハーブ用の用土を使うか、自分で配合する場合は赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものがおすすめです。
シルバータイムは乾燥に強いため、庭植えで育てる場合は水やりは不要です。鉢植えで育てる場合は、土の表面がしっかりと乾いたら水を与えましょう。また、冬は水やりを控え、土が乾燥してから3~4日経ってから水を与えてください。
シルバータイムに肥料は必須ではありません。肥料が多いと香りがあまりたたなくなるので、ハーブで使用するときは使用しない方がよいでしょう。育ちがあまりよくないときに限り、生育時期の4~6月と10月に2週間に1度の頻度で液体肥料を与えます。
シルバータイムは害虫被害にほとんどあわないので、対策は不要です。
シルバータイムには特定の病気はありませんが夏の蒸れに弱いので、株が茂ったままだと根腐れして枯れに繋がります。定期的に剪定し、風通しをよくしましょう。
シルバータイムの夏の花後は、株の蒸れを防ぐために株元でばっさりと剪定します。また、シルバータイムの葉は霜に当たると枯れてしまうので、秋の花後も株元から剪定しておきましょう。
シルバータイムは種まきでも育てられますが、種が細かいため広がりやすく扱いづらいので、たくさん育てたい場合のみ種まきで育てるとよいでしょう。種をまくときは、少し種を押さえる程度の覆土を行います。
シルバータイムの苗を選ぶときは、枯れた葉がなく元気があり、かつ株が茂りすぎていないものを選びましょう。葉が茂りすぎていると、湿度で株が弱っている可能性があります。また、徒長しているものも株が弱っている可能性があるので避けましょう。
シルバータイムは成長が速いので、鉢植えの場合は根詰まりを起こしやすいです。1~2年に1度はひと回り大きい鉢に植え替えるとよいでしょう。
シルバータイムは夏の蒸れ対策として、花後にばっさりと株元から剪定を行いましょう。そうすることで新しい芽が芽吹きやすくなります。また、冬は霜に当たると葉が枯れてしまうので、秋の開花が終わったタイミングで同じように剪定しましょう。
シルバータイムは夏の蒸れに弱いので、風通しのよい場所で管理しましょう。また、蒸れを防ぐために、梅雨に入る前までに枝を1/2程度刈り込んでおくと根腐れを防げます。また、花が終わったタイミングで株元から剪定し、真夏に備えてください。
シルバータイムは霜に当たると葉が枯れてしまうので、秋の花後に剪定を行います。また、庭植えの場合で土が凍る地域では、凍結を防ぐために根元を腐葉土かワラでおおうようにしてください。根が枯れていなければ翌年また芽吹きます。
シルバータイムの増やし方は株分けか挿し木で行います。株分けは植え替えのタイミングで行うとよいでしょう。株を分けたら、茶色く変色した古い根を取り除き、新しい鉢に植え替えます。挿し木は清潔なハサミで挿し木用の茎を切り、用土に挿して根付くのを待ちます。どちらの増やし方も、真夏と真冬を避けて行いましょう。
出典:写真AC