マリーゴールドの育て方!種まきに適した時期や挿し木での増やし方をご紹介! | 植物図鑑

学名Tagetes
和名コウオウソウ(紅黄草)、クジャクソウ(孔雀草)、マンジュギク(万寿菊)
別名マンジュギク、クジャクソウ
英名marigold
科・属名キク科 ・タゲテス属
原産地メキシコ、中央アメリカ
花言葉悲しみ、変わらぬ愛、健康、予言

マリーゴールドの特徴

Photo by NakaoSodanshitsu

マリーゴールドは、黄色やオレンジ色の鮮やかな色の花を咲かせる植物です。4月〜12月と開花時期が長く、花壇に明るい印象を与えてくれる植物としても人気があります。

基本情報

園芸部類 草花
形態 一年草
樹高・草丈 10cm〜100cm
花の色 黄色、オレンジ色、赤色、白色、複色
耐寒性 普通
耐暑性 強い
特性・用途 開花時期が長い、花壇の寄せ植えや縁取り
栽培難易度 ★☆☆☆☆

特徴

マリーゴールドは、黄色やオレンジ色のポンポンに似た丸い花を咲かせるイメージが強いかもしれません。しかし、品種によっては一重咲きや白色の花を咲かせるマリーゴールドもあります。

マリーゴールドの代表品種・種類

Photo by T.Kiya
マリーゴールドの品種一覧!学名・花びらの特徴・開花時期などを紹介のイメージ
マリーゴールドの品種一覧!学名・花びらの特徴・開花時期などを紹介
マリーゴールドは、みなさんが見かけたことのあるポピュラーな花です。その名は「聖母マリアの黄金の花」といい、属名はローマ神話に出てくるタゲスにちなんでいます。マリーゴールドの品種は30以上あり、花の形や咲き方にも違いがあります。これから多くの品種を紹介します。

①アフリカンマリーゴールド

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アフリカンマリーゴールドは成長が早いのが特徴で、草丈が40cmほどまで成長する品種です。幾重にも重なったゴージャスな花弁が魅力で、色味がやや薄いので優しい印象があります。

②フレンチマリーゴールド

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フレンチマリーゴールドは、マリーゴールドの品種の中でもやや小ぶりな花を咲かせる品種です。一重咲きや八重咲きなど咲き姿もさまざまで、花の中心部分と外側とで色が異なる複色の品種も人気があります。

マリーゴールドの育て方①時期

フリー写真素材ぱくたそ

植え付けから開花までの時期

植え付け時期 4月〜6月
種まきの時期 3月〜5月
追肥の時期 4月〜6月、9月〜10月
花が咲く時期/開花時期 4月〜12月

栽培スケジュールカレンダー

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
                 
開花期間      
肥料              
成長期          
休眠期                
○は適期、●は最適期

マリーゴールドの育て方②栽培環境

Photo byCouleur

栽培方法

マリーゴールドは、地植えでも鉢植えでも育てられます。また、草丈の低い品種の場合は、ハンキング仕立てにするのもおすすめです。プランターの場合は、株が大きく成長するため、株間を15cm〜20cmほどあけて植え付けましょう。鉢植えの場合は、水切れ予防にひと回り大きな鉢を使用するのがポイントです。

育てる場所

日当たりを好むマリーゴールドは、太陽の光がたっぷりと当たる場所で育てると花付きがよくなります。日陰で育ててしまうと、茎だけが徒長してしまうため注意しましょう。室内でも育てられますが、窓辺などの日当たりと風通しのよい場所を選んでください。

用土

マリーゴールドはとくに土質を選ばず、どのような用土でも育てられる丈夫な植物です。市販されている草花用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を混ぜ込んだ用土を使用してください。

マリーゴールドの育て方③管理のポイント

Photo by NakaoSodanshitsu

水やり

マリーゴールドを地植えで育てる場合は、雨水のみで十分なため水やりの必要はありません。しかし、雨が全く降らずに地面が乾きすぎているようならば、様子を見ながら水を与えてください。鉢植えの場合は、下葉が乾燥しやすくなるため、土の表面が乾き始めたらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

マリーゴールドは肥料を与えなくても育ちますが、大輪に育てたい場合は、4月〜6月と9月〜10月にリン酸を多く含んだ肥料を与えてください。植え付けの用土に、元肥として緩効性の化成肥料や堆肥を混ぜ込んでおいても構いません。肥料を与えすぎると「肥料やけ」を起こしてしまうため注意しましょう。

害虫対策

ハダニ

ハダニは3月〜10月の気温が高く乾燥している時期に発生しやすい害虫です。葉の裏側などの見つけにくい場所に発生するため、発見が遅れると大量発生してしまう恐れがあります。水が苦手な性質を利用して、定期的に葉水を行い予防しましょう。

病気対策

灰色カビ病

灰色カビ病は、名前のとおりカビが原因で発生する病気です。感染した部分が灰色の楕円形状に変色していくのが特徴で、光合成が上手にできなくなり枯れてしまう恐れがあります。しっかり剪定したり、風通しのよい場所で管理したりして予防してください。

花後の管理

花後は花の付け根部分から切り落として「花がら摘み」をしましょう。花がらをそのまま放置しておくと、病気や害虫が発生してしまう原因になります。

マリーゴールドの育て方④詳しい栽培方法

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種まき

マリーゴールドの種まきは3月〜5月が適期です。地植えにする場合でも、いったん育苗ポットに種まきをして、本葉が2枚〜3枚ほどになってから植え付けましょう。深植えにすると発芽しにくいため、5mmほど薄く土をかぶせてください。

苗の選び方

ポット苗の状態で購入する場合は、葉数が多く、茎の下部分までしっかりと葉が生えている苗を選びましょう。また、葉が虫に食われていたり、黄色や茶色に変色していたりする苗はおすすめできません。葉に艶があり、つぼみがたくさんついている苗を選ぶのがポイントです。

剪定

マリーゴールドは耐暑性が強く、夏でも絶え間なく花を咲かせてくれます。8月〜10月にかけて草丈の半分ぐらいまで剪定すると、さらに花付きがよくなり立派な株に育つのが特徴です。また、込み入っている部分や、伸びすぎた茎も適期的に剪定していきましょう。

増やし方

挿し木

挿し木での増やし方は、3月〜4月か9月〜10月が適期です。太くて健康に育っている茎を選び、先端から15cm〜20cmほどの長さで切り取ります。下についている余分な葉を取り除き、赤玉土などの挿し木用の用土に挿してください。水切れに注意して、風通しのよい日陰に置いて根付くまで管理します。

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マリーゴールドについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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