マリーゴールドとはどんな植物?
マリーゴールドはキク科に分類される丈夫な植物です。開花時期が長く春から晩秋までの長い期間、次々と花を咲かせてくれます。耐暑性が高く、夏の暑い季節も耐えられる強さがあります。種類も豊富で色だけではなく、花の形の違いでも楽しめる植物です。主に一年草が多く定期的な植え替えの必要がありません。寄せ植え植物としてもおすすめです。
基本情報
科属名 | キク科マンジュギク属(タゲテス属) |
和名 | 万寿菊、孔雀草 |
種類 | 一年草(多年草タイプもあり) |
草丈 | 約20~100cm(種類による) |
開花時期 | 4月~12月頃 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
原産地 | メキシコ アフリカ |
特徴
マリーゴールドは、品種の多さと独特な香りによる防虫効果があるのが特徴です。品種によって色や花の形の違いなどを楽しめます。花壇を彩るだけではなく、鉢植えやプランターの寄せ植えにも最適な植物です。
開花時期が長い
マリーゴールドの開花時期は春から晩秋までと長いのが特徴です。暖かい地域では春と秋の2回に分けて種まきができます。春まきの開花時期は6月~10月頃、秋まきの開花時期は9月~12月頃です。肥料切れに注意し、上手に育てると約半年の間元気に咲いてくれるでしょう。
コンパニオンプランツとしても大人気
マリーゴールドはコンパニオンプランツの中でも特に優秀なことで知られています。相性のよい植物が多いこと、根には害虫の「センチュウ」が苦手な菌を持っていること、葉の独特のにおいに防虫効果が期待できること、などが理由といわれています。
ボタ爺
マリーゴールドの種類と品種
マリーゴールドは、大きく分けて3種類のタイプに分かれます。品種改良が進みさまざまな園芸品種が流通するようになりました。花の色や大きさはもちろん、形、草丈や広がり方などバリエーションが豊富です。
アフリカン種
ボンボンのような丸い花が特徴的な華やかなアフリカン種には、どのような種類があるのでしょうか。最近の品種改良により、草丈の低い種類もあります。
F1レディー
花色はオレンジと黄色があり、アフリカン種らしい大輪咲きの品種です。ボンボンのような丸い花が夏の花壇を彩ってくれます。草丈は50cmほどに成長するタイプです。
ホワイトバニラ
オレンジや黄色系が多いマリーゴールドでは珍しい白色に近い花を咲かせる品種です。花は大きいもので直径10cmほどあり、花壇やプランターの寄せ植えのアクセントとしておすすめです。
フレンチ種
フレンチタイプは草丈が低めで横に広がる性質をもつ種類です。花の大きさも小ぶりな品種が多いのが特徴です。一重咲き、八重咲きで印象が違って見えることでも楽しめる種類のマリーゴールドです。フレンチ種は、花壇と鉢植えどちらでも育てやすい定番の種類です。
ディスコ
一重咲きタイプのフレンチマリーゴールドです。丸いボンボン型の花ではなく、一重でシンプルな花が特徴的です。草丈は成長しても20cmほどです。コンパクトに育てられるので鉢植えにも向いています。
オレンジボーイ
花の大きさは5cmほどの小さな八重咲き品種です。花つきがよいのが特徴で次々と花を咲かせてくれます。花壇でも鉢植えやプランターでも育てやすい種類です。
メキシカン種
アフリカン種やフレンチ種は耐暑性が高く、暑い時期でも耐えられますが、メキシカン種は暑さに少し弱いのが特徴です。また、背丈が15cmほどと低く、花の大きさも小型で直径2cmほどのかわいらしい花を咲かせます。
ルナ・レモンエロー
一重咲きのシンプルな黄色い小花で多年草なのが特徴です。植え方は、横に広がる性質があるため、植え付ける場所をよく考えて植えるとよいでしょう。
ボタニ子
次ページからは、マリーゴールドの育て方について詳しくご紹介しますよ!
コンパニオンプランツとは、一緒に植えるとよい影響を与える植物のことで「共存作物」とも呼ばれておるぞ