デイリリーの育て方は?
育て方
四季咲きなので次々と花が咲き、開花時期は5月から9月と長めです。植え付けは春に購入した場合は3月から5月で秋に購入した場合は9月から11月初旬が、おすすめです。余程のことがない限り枯れることはない育てやすい品種ですが、あまり寒い時期に新芽が伸びると枯れてしまう危険性がありますので注意してあげてください。
プランターで育てる場合は?
プランターで育てる場合は、1株だと直径30cmくらい、2株だと直径65cm以上のものを選ぶとよいでしょう。あまり小さいものだと根が混み合い花付きが悪くなってしまいます。土は、あまり選ばず水はけや保水性、有機質があればよいので、市販の土で大丈夫です。もし配合するのであれば、赤玉土と腐葉土を6対4に緩効性肥料を混ぜるとよいでしょう。
地植えはできるの?
地植えで栽培することも可能です。日当りと水はけの良い場所に40から50cm間隔で20から30cmの深さに掘ります。土がかたい場合は、根がはりずらくなってしまうので 赤玉土や鹿沼土などをまぜます。いずれも。土が固くなり風通しが悪くなると、水はけが悪くなり害虫の発生や枯れる原因になりますので注意しましょう。
置き場所は?
水はけと日当たりの良い場所がおすすめです。ただ真夏は熱で株が弱る可能性があるので、午前中は日向で午後は日陰に置くことがおすすめです。半日陰に長くあると花が少なくなる危険性があります。プランターの場合は移動することが出来ますが、地植えの場合はそうもいきません。日当たりが良い場所を好みますが真夏の直射日光や西日が直接当たらない風通しの良い場所に植えるとよいでしょう。
手入れ方法は?
しぼんだ花はすぐに摘みましょう。(つけたままだと、次の花のための養分が取られてしまうため)水やりはプランターの場合、土が乾いているようであれば水をあげます。少し湿った状態を保つとよいでしょう。ただし、水のあげすぎは根腐れの原因になるので注意しましょう。地植えの場合は雨が当たるので、毎日水やりは必要はありません。ただ、しばらく雨が降らず土が乾いているようであれば、たくさん水をあげます。土が乾燥すると株が弱り花がつきにくくなってしまうからです。
肥料は
プランターの場合は地植えに比べ、肥料切れが起こりやすいです。月に1回程度、緩効性の肥料を与えましょう。地植の場合は、植え付けの際に肥料を入れておけば、3月頃と9月頃に肥料を与えるだけで問題なく育ちます。緩効性が高ければ、化学肥料でも有機肥料のどちらでも大丈夫です。もし肥料を与えすぎてしまった場合は、葉を根元から切りましょう。根から切ることによって栄養の吸収を止めることができます。
虫はつくの?
春になり暖かくなると、アブラムシやスリップスといった害虫対策が必要になります。葉の間から発生しアブラムシは花の形を変形させ、スリップスは花の色にむらを作る原因になりますので園芸用の殺虫スプレーを用意したり、雨降り後や水やり後にオルトランをまくとよいでしょう。また、土が湿りすぎていたり、水はけが悪い状態も害虫の原因になりますので注意しましょう。
株分けは?
株分けは、開花前の3月下旬から5月上旬か株が落ち着く9月から10月頃がよい時期です。根元から根を傷つけないように10cmほど刈り取り、3から5芽になるように分けます。大き目の鉢であれば株分けは必須ではないのですが、小さい鉢であれば、根が混み合うと花付きが悪くなってしまうので株分けしましょう。
植え替えは?
植え替えは、3月〜4月か9月〜10月頃に行うと、株へのダメージが少なくすみます。新しい場所をしっかりと用意してから、根を傷つけないように株を堀りあげ、古い土を落として根をしっかりと広げ、植え替えていきます。植え替え後は、すぐに水をあげてあげましょう。
デイリリーは食べられるの?
食用に利用されることも多く、花弁は歯ごたえがあり鉄分やカリウム、カルシウムなどを含んでいるそうです。中華料理や、おひたし、酢味噌和え、サラダ、パスタ、てんぷらなど色々な料理に使われています。食用にする場合は有毒な品種などもありますので、しっかり調べてから調理しましょう。
まとめ
今回はデイリリーの特徴や花言葉、名前の由来、育て方を紹介いたしました。デイリリーの他にもペチュニア、マリーゴールド、ゼラニューム、セントポーリアなど1年のうち何度も開花する四季咲きの花があります。長くお花が楽しめるのは嬉しいですよね!ガーデニングなどはじめる際に、どのお花を買おうか迷った時は、デイリリーなど「四季咲き」の花はおすすめです。
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出典:写真AC