キャットテールとは?
キャットテールは、ふさふさした猫じゃらしのような赤い花をつける植物です。かわいらしい花に触ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか?鉢やプランターで育てると玄関先やお部屋のインテリアにできます。そこで、キャットテールの特徴や名前の由来となった猫との関係、上手な育て方や似た花との見分け方について詳しく解説します。
基本情報
学名 | Acalypha hispaniolse |
科名 | トウダイグサ科 |
属名 | エノキグサ属(アカリファ属) |
別名 | アカリファ、サマー・ラブ、キャッツテール |
原産地 | 西インド諸島 |
草丈 | 10~20cm |
開花時期 | 4~11月 |
花色 | 赤 |
名前の由来
猫じゃらしを思わせるこの赤い花は、猫のしっぽのような花姿から英語で「Cat tail(キャットテール)」や「キャットテイル」と愛称で呼ばれるようになりました。柔らかい赤い花がゆらゆらと風に揺れる姿は、猫がしっぽを振っているように見えるでしょう。近年の猫ブームに伴いご家庭で育てる方が増えています。
キャットテールの特徴
道ばたで見かける「猫じゃらし」の愛称で呼ばれる緑色の穂をつける植物を「エノコログサ」といいます。キャットテールは、このエノコログサの穂を真っ赤に染めたような花を咲かせます。プランターや鉢植え、花壇のアクセントにもなり育て方も簡単です。耐寒性は低いですが、冬の管理を上手に行えば温かな地域ではほぼ1年中楽しめます。
花
キャットテールは春から晩秋まで、柔らかな赤い花を上向きに咲かせます。花弁がなく、蕊(しべ)がたくさん集まった穂状の花です。蕾のうちから赤く色づき、咲きながら成長して5~10cmくらいまで伸びて1カ月程度きれいな姿を保ちます。雨に当たると花が早く傷むため、雨が当らないように管理します。また、花が茶色に変わり始めたら摘み採るようにしましょう。
葉
葉は卵形で互い違いにたくさん生えます。草丈は10~30cmほど、葉の縁にぎざぎざがあることが特徴です。ほふく性があり横に広がるように成長します。細い茎にたくさん葉を茂らせて愛嬌のある赤い花を支え、寒くなると葉を落として冬を越します。
ボタニ子
次のページで、キャットテールの育て方と似た花をご紹介します。
出典:写真AC