宿根バーベナとは
宿根バーベナ(シュッコンバーベナ)とは、宿根性で多年性のバーベナのことをいいます。バーベナは、クマツヅラ科クマツヅラ属の植物で、原種系から園芸種まで非常に種類が多いですが、大きくは多年草と一年草に分類されます。
バーベナの中で耐寒性があり冬越しするものが、宿根バーベナとして流通しています。もともとの宿根バーベナはVerbena rigidaという種類を指しますが、ここでは広い意味での宿根バーベナについてご紹介しましょう。
宿根バーベナの基本情報
名称 | 宿根バーベナ(シュッコンバーベナ) |
原産地 | 南アメリカ |
花色 | 紫、赤、ピンク、白など |
耐寒性 | やや弱いが冬越し可能 |
耐暑性 | 強い |
バーベナの花言葉
宿根バーベナだけに特化した花言葉はありませんが、バーベナ全体では「魔力」「魅力」「忍耐」「勤勉」「家族愛」「感受性」などの花言葉があります。神秘的な花言葉と親しみやすい花言葉が並ぶのはユニークといえるのではないでしょうか。
色別の花言葉もある
バーベナには色ごとにも花言葉があります。紫は「後悔」「同情する」、赤は「団結」、ピンクは「家族の和合」、白は「私のために祈ってください」などです。多くは西洋からきた花言葉のようですが、バラエティに富んでいます。
宿根バーベナの特徴
バーベナは改良種や園芸種も非常に多く、野性味あるものからファンシーな雰囲気のものまで草姿の違いが楽しめます。また、一年草扱いなのに冬越しができる種類などもあり、形態もさまざまです。ここでは、一般的な宿根バーベナの特徴を見ていきましょう。
花の特徴
バーベナの花の基本的な特徴は、5枚の花弁をもった小さな花が集まって咲くことです。花色は豊富で、紫、赤、白、ピンクなどがあります。原種から改良種まで種類が多く、花の大きさや付き方、全体的な雰囲気もさまざまです。
葉の特徴
葉の形についても、バーベナは種類によって表情が異なります。ミントの葉の形状に似た楕円形でギザギザ形状のものや、糸状に細く裂ける形状のものなどがあり、一般的には表面に細かい毛が生えています。
ボタニ子
次のページでは、宿根バーベナの育て方を見ていくよ!