宿根バーベナの育て方
宿根バーベナの多くは、放置でもよく育ち、野生化するものもあるほどです。そうとはいえ、環境を整えてお手入れをしてあげることは大切です。美しい姿を楽しむためのコツを解説します。
育て方のコツ①置き場
日当たりがよく、夏は風通しのよい場所が宿根バーベナに適しています。鉢やプランターの置き場も同様です。寒さに比較的強く冬越しができる品種のため、極度に寒い地域を除き、冬場の対策は特に必要ありません。
育て方のコツ②肥料と水やり
長いものでは5月~11月まで花期が続くため、栄養不足に注意です。元肥のあとにも、液肥を与えるなど、肥料を切らさないようにします。また、水やりは土が乾いたらたっぷりあげますが、水やりのしすぎで湿度が高くなるのは避けましょう。
育て方のコツ③切り戻し剪定
バーベナは成長して茎が長くなると、広がって地面を這うような形になります。こうなると花姿が乱れてしまうばかりでなく、風通しが悪くなり蒸れてしまいます。花期であっても切り戻し剪定をしましょう。根元の葉を数枚だけ残したところで切り戻すのがポイントです。
宿根バーベナの増やし方
育てているバーベナを増やしたいときは、挿し木、株分け、種まきで増やします。通常、一年性のバーベナは春または秋に種まきをして増やしますが、宿根バーベナは種まきよりも挿し木で増やすのが一般的です。挿し木なら初心者でも上手に増やせます。
挿し木による増やし方
挿し木は、真夏と冬を避けて行います。丈夫そうな茎の先端から5cmを挿し穂として切り取り、水につけたあと用土に挿します。バーベナは接地した茎から自然に根が出ることもあるくらい丈夫で、挿し木は比較的成功率が高いといえるでしょう。
種まきで増やすのは一般的に一年草
園芸店などでバーベナ種を見かけたことはありませんか。一般的に種まきで育てるのは一年草のバーベナですが、宿根バーベナと表示された種もあります。種を購入する場合は、種類や特性をよく確認するとよいでしょう。
まとめ
宿根バーベナは丈夫でとても育てやすい植物のため、育ち過ぎて庭が占領されてしまうこともあります。まめに切り戻して、美しい姿を楽しみましょう。はじめは苗を購入して、さまざまな花色や種類を寄植えにしてみるのもよいですね。
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