ゴーヤでグリーンカーテンを作る方法とは?栽培手順を詳しく解説!

ゴーヤでグリーンカーテンを作る方法とは?栽培手順を詳しく解説!

ゴーヤでグリーンカーテンを作ってみませんか?プランターや鉢植えでネットをつかって窓や壁に這わせれば夏の暑さも日差しもかなり抑えてくれる優れものです。プランターに植えたゴーヤは夏の暑さもへっちゃらで葉をたくさん茂らせてくれます。

記事の目次

  1. 1.グリーンカーテン(緑のカーテン)とは?
  2. 2.グリーンカーテン(緑のカーテン)の利点
  3. 3.プランターでグリーンカーテン(緑のカーテン)を始めよう!
  4. 4.プランターでグリーンカーテン(緑のカーテン)を作る
  5. 5.ゴーヤのグリーンカーテン(緑のカーテン)を楽しもう!
  6. 6.ゴーヤのグリーンカーテン(緑のカーテン)を片付けよう
  7. 7.まとめ

グリーンカーテン(緑のカーテン)とは?

Photo by ColdSleeper

つる性植物で作るグリーンカーテン

学校や役所、企業でプランターから伸びた植物が窓や壁を一面に覆っている姿を目にしたことがあるのではないでしょうか。つる性の植物を垂らしたネットに這わせたようすがカーテンのように見えることからそう呼ばれるようになったようです。

グリーンカーテンを作れる植物はさまざま

使われるつる性の植物にはアサガオや風船カズラ、ルコウソウ。ゴーヤやひょうたん、キュウリなどありますが、今回はゴーヤのグリーンカーテン(緑のカーテン)の作り方を紹介します。

ゴーヤのグリーンカーテン(緑のカーテン)は省エネ・節約の味方

近年、夏の気温上昇が話題に上りますが、グリーンカーテンを窓辺や壁に仕立てることでさまざまな効果をもたらしてくれます。ゴーヤは沖縄の野菜で気温のたかい夏でも元気につるを伸ばし、葉を茂らせてくれます。夏野菜ゴーヤを窓辺に垂らしたネットに這わせ栽培することで省エネでエコで美味しく楽しめます。

グリーンカーテン(緑のカーテン)の利点

グリーンカーテンのメリット

  • 見た目に涼しい。
  • まわりの気温をさげてくれる:ゴーヤの葉は水分を蒸発させる時に周囲の熱をさげる作用がある。
  • 夏の強い日差しを和らげてくれる。
  • 室内の温度を上昇を和らげる:窓から侵入する熱を80%もカットしてくれます。簾(すだれ)の場合は50~60%ほどエアコンの電気代も変わってきそうです。
  • ゴーヤの実を収穫できる。

グリーンカーテンのデメリット

  • 毎日水やりが必要
  • 冬前に片づけなければならない

プランターでグリーンカーテン(緑のカーテン)を始めよう!

Photo by yto

準備するもの

必要なもの

  • ゴーヤの種またはポット苗
  • 植木鉢か野菜用プランター(目安は深さ30cm×幅65cmくらいのもの)
  • 鉢底石
  • 培養土
  • 肥料
  • ネット:10cm角のものが適当
  • 支柱
  • 結び紐(結束バンド・針金でも可)
  • レンガ(ブロック、アンカーまたは杭)

あると便利なもの

  • 手袋
  • スコップ
  • ジョーロ

ホームセンターなどではこの時期グリーンカーテンのセットも販売していますので、何を揃えたらいいのかわからない方はセットで購入してもいいかもしれません。

プランターでグリーンカーテン(緑のカーテン)を作る

種を撒く

出典:写真AC

種を撒く手順

  1. ポットに6分目まで土を入れ、種を3つ入れ上に土をかけて水をやる。
  2. 発芽は25~30℃の気温が必要なのでビニールで保温して、マメに水やりする。
  3. 発芽して本葉が2~3枚のころに元気な苗一本を残し間引く。
  4. 本葉が5~6枚になったらプランターに植え替えできる。

種まきのポイント

ゴーヤの種を撒く時期は4月中旬から5月中旬です。ゴーヤの種は固く直接撒くとなかなか発芽しません。種の外側の固い皮の一部を傷つけて(中の核を傷つけないように注意します。)1~2日水に浸けてから撒くと発芽しやすくなります。

プランターに植え替える

出典:写真AC

植え替えの手順

  1. プランタ―に鉢底石を敷き、平らにならす。培養土が流れ出るのを防ぎ、害虫の侵入を防止します。
  2. 鉢底石をしいたら培養土を8分目くらいまで入れ、元肥を混ぜ込み平らにならす。
  3. プランターの端から10cm位のところへポットの苗を植え替える。株と株の間は30cm位あける。
  4. たっぷり水やりをする。

プランターに植え付ける苗数

出典:写真AC

植え替えは幅65cmのプランターなら苗数は2つ。75cm幅のプランターなら苗数は3つが目安です。広く根を張る性質があるので間隔は広めにとります。また鉢植えにする場合は苗数は一鉢に一株ずつ植えます。鉢植えの鉢は大きめのものを選ぶといいでしょう。

プランターの苗が落ち着いたらネットの準備をする

出典:写真AC

ネットは1cm角がいい

ゴーヤのつるを這わせるネットは10cm角のものが適しています。それより目の細かいネットになるとつるが絡まり辛くなり上手く這っていきません。その都度誘因する手間も増えます。

ネットと支柱の使い方

出典:写真AC

プランターに植え付けた苗が成長を始めたら、そろそろネットの準備を始めます。ネットを張るのに支柱を使いますが住まいのどこに取り付けるのかで、左右に使うのか、上下に使うのかが違ってきます。戸建ての窓枠や物干しに固定して設置する場合は支柱は上と下に使います。マンションのベランダの手すりに支柱を固定してネットを張る場合は右と左に配置してネットのたわみをなくすように使います。

上部の固定は十分な重さを考慮する

ゴーヤをネットに這わせ密集させるとかなりの重さになります。十分な重さに耐えられるようにしっかり固定させます。

下部はレンガ(ブロック・アンカーや杭)を使いしっかり固定する

夏は台風が多いことも考慮しておく

支柱を上下に使う場合、風であおられることもあるので下部に使った支柱をレンガ(ブロック、アンカーや杭)などでしっかりと固定します。特に台風が多い季節です。せっかく育てたゴーヤのグリーンカーテンが被害にあうこともあります。マンション等では上下左右へ迷惑がかかることもありますので配慮が必要です。

窓や壁とグリーンカーテンの間をとった方が涼しい

出典:写真AC

グリーンカーテンを仕立てるのにネットを張りますが、室内へ差し込む日差しや熱をより和らげるには窓や壁とグリーンカーテンとの間隔をあけて日陰の空間を作る方が効果的です。

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ゴーヤのグリーンカーテン(緑のカーテン)を楽しもう!

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