ほうれん草のゆで方
ほうれん草にはアクがあるので、調理する前に下処理としてゆがくことが大事です。茹でることでほうれん草内のシュウ酸が溶け出してくれるのでエグミが消えて美味しくなります。では、ほうれん草の茹で方やポイントをみていきましょう。
ゆで方①下ごしらえ
まず、ほうれん草はしっかり洗いましょう。このとき、ほうれん草の根元部分は土や砂が残りやすいので、しっかりと流水で洗い流します。次に、根元の株のところにバラバラにならない程度の十字切り込みを入れます。こうすることでいちばん固めの株元も火の通りが早くなるからです。
ゆで方②鍋でゆでる
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かします(ほうれん草の重さの5倍程度)
- 沸騰している鍋にほうれん草の根元部分を先に入れ10秒たったら葉の部分もゆっくり入れていきます
- 全体が湯に浸かったら1分ゆがきます(根元が少し固めで茹で上がり)
- 茹で上がったらボウルに水を用意し流水をかけながら冷まします
ゆで方の注意点
- 大きな鍋にたっぷりお湯を沸かす
- 短時間で少し固めにゆがく
- 根元を先に入れ少し茹でてから葉を入れる
- ほうれん草は切らずに根元をつけた状態で茹でる
- ほうれん草の量が多い場合、温度を下げないよう何回かに分けて茹でる
お湯の量が少ないと茹で上がるまでに時間がかかります。時間をかけてゆがくことでほうれん草に含まれるビタミンCが湯に溶け出してしまいます。そのため、ゆがく時間は短時間で少し固めにゆがきましょう。株元をつけたままにするのも栄養の流出を防ぐためです。茹で上がりに流水につけることで色止めしてくれます。