初めての収穫
環境によりますが、だいたい発芽してから5~8日ほどで収穫ができるようになります。50個以上収穫できる場合もあるでしょう。収穫はできるだけ軸を残さないように、根元をハサミで切ってください。手でちぎり取って収穫すると菌床が痛んでしまい、繰り返し収穫するのに支障をきたしてしまいます。
ハサミが使えなければナイフで収穫しよう
密集して生えてしまい、しいたけにハサミが入るすき間がない場合は、フルーツナイフなどの小さなナイフをすき間に入れて収穫するとよいでしょう。いずれにしても、2回目以降の収穫のために菌床を傷めないようにして収穫することが大切です。無限にしいたけが食べられる幸せを味わいましょう!
しいたけ栽培キットでの栽培方法③休養~浸水
休養
1回目の収穫が終わったら、菌床に休養を与えましょう。しいたけ栽培の最中よりも高温(20~28℃くらい)に保ち、水分は栽培中よりも少なめに与えます(1~2日に1回くらい)。その際、空気の入れ替えはしっかりとおこないましょう。
水抜き
休養中は、少しずつ水を与えながらだんだん菌床の水分を少なくし、収穫直後の菌床の重さよりも200gくらい軽くなるまで減らします。気温や湿度にもよりますが、だいたい2~3週間くらいかけて水分を抜きましょう。途中でしいたけが生えてきたら普通に収穫し、休養はそのまま続けます。
浸水
しいたけかれるヤマトセンター業務日誌44日目
— りんむー🍄🐑🐰🍑🔺⭕👹 (@lingmulongsing1) January 14, 2020
しばらく更新ありませんでしたが、まだ育てておりやすw
今日は休眠期間をとったしいたけのブロックを浸水させました
一晩ほど浸けとくとまた採取できるかもしれないそうです#しいたけかれるヤマトセンター業務日誌 pic.twitter.com/FMWj01Btsf
休養が終わったら、バケツや水槽などに水を張り菌床を完全に沈めます。菌床が浮いてこないようにレンガや石などで重しをしてそのまま12~24時間ほど置いてください。菌床はかなりの量の水を吸収するので、水は多めに用意しておくといいでしょう。
しいたけ栽培キットでの栽培方法④2回目の発芽~収穫
2回目の発芽
水を吸収し終えた菌床は、栽培キット付属の容器などを再利用して、昼夜の気温差が大きい場所に置きます。以降は1回目の栽培と同じように霧吹きで水やりをしながら様子をみてください。1回目よりも菌の力が弱くなっていて、数が少なかったり発芽の時間がかかったりする場合があります。
2回目の収穫
2回目の収穫も、1回目と同じように菌床を傷つけないようハサミなどで慎重に収穫しましょう。2回目の収穫量は、発芽のときと同じように1回目よりも少なくなる傾向があります。2回目の収穫後は再び同じように菌床を休養させ、少しずつ水分を抜いていきます。
しいたけ栽培キットでの栽培方法⑤3回目~終了
3回目
2回目の休養後は再びバケツに水を張り、菌床を沈めて浸水させます。浸水が終わったら、3回目も同じく付属の容器などを再利用して栽培してください。3回目がなかなか生えてこない場合は、菌の力がなくなったと考えられるので、栽培は終了です。3回目が順調ならば、4回目の収穫に挑戦しましょう。
終了後
栽培が終了した菌床は、おがくずやぬかなどが原料のためよい肥料となるので、細かくして畑などに再利用できます。また、くずしたあと屋外にそのまま置いておくと、カブト虫などの昆虫が寄ってきて卵を産みつける場合もあるようです。
ボタニ子
次はしいたけ栽培キットの注意点について紹介します!