しいたけ栽培キットの注意点
注意①換気をしよう
しいたけはキットの袋が開き、酸素に触れることで刺激を受け発芽します。栽培の最中も毎日しっかり換気をおこない、酸素に触れるようにしてください。換気がうまくいってないと、かさのないしいたけが多く発生したり、うまく育たないなどの影響が出る場合があります。
注意②ていねいに扱おう
菌床は優しくていねいに扱いましょう。開封のタイミングや水やり、収穫の際など、菌床を傷つけてしまうとしいたけの発芽や生長に悪い影響を与えてしまいます。痛みがひどいと、栽培中に菌床がくずれてきたり、カビが生えてきたりして収穫できなくなる場合もあります。
注意③温度管理をしよう
しいたけは、極端に気温の低い場所や高い場所を好みません。冬は部屋の中の暖かい場所(氷点下にならない場所)、夏はできるだけ涼しい場所(30℃以上にならない場所)に置くのがよいでしょう。休養させる際は、できれば20~28℃くらいを保つのが理想です。
しいたけ栽培がうまくいかない場合の対処法
なかなか発芽しない
気温の確認をする
暑い時期に栽培する場合は、菌床の入っている袋を開け、流水でさっと流したあとに冷たい水を張ったバケツなどにしばらく浸けておくと発芽しやすくなります。冷たい水がない場合は、氷を入れてもOKです。なるべく昼と夜の気温差を作ってあげるようにしてください。夜間は冷蔵庫に入れて温度を下げるのもおすすめです。
小さくてひょろひょろしたしいたけしかできない
置く場所を見直す
しいたけは、気温が高すぎると生長は早いですが、細長くかさが薄いものや小さいものしかできない場合があります。また、日が当たらない場所や湿度の低い場所で栽培すると、色の白っぽいものなど品質が悪いものができる場合もあるでしょう。食べるには問題ありませんが、置き場所を見直すとさらにおいしそうなしいたけを収穫できるようになります。
青いカビが菌床についてしまった
水道水で洗い流す
休養中や夏の栽培時に青カビが発生することがあります。その場合は、菌床を傷つけないように水道水で洗い流すとよいでしょう。数回洗うと出なくなることもあるので、根気よく繰り返してください。青カビ発生中にしいたけが出てきても、しいたけ菌とカビは混じりあわないので、しいたけは食べられます。
まとめ
家庭でも簡単で無限にしいたけが栽培できると人気の「しいたけ栽培キット」の使い方をご紹介してきました。しいたけがちょっと苦手、というお子さんも少なくないですが、自分で栽培することで少しずつ好きになってもらえたらうれしいですね。