ピーマンはプランターでも育てられる?
皆さんはピーマンはお好きですか?炒め物、煮物、サラダなどレシピはたくさんありますね。スーパーや道の駅でもよく売られています。値段も手ごろで本当に重宝しますね。ピーマンはそんな夏野菜ですが、ベランダや家庭菜園などで鉢植えをしたり、プランターなどを使って、ご家庭でも簡単に栽培できます。ここでは簡単な栽培法をご紹介していきます。
必要なもの
ピーマンをベランダや家庭の庭で、プランターで育てたい方にまずそろえていただきたいものをご紹介します。どれも安価なものばかりです。近くのホームセンターへ行けばだいたいそろうものです。または、ネットで注文することもできます。ネットだと持ち運ぶ手間が省けて便利ですね。
プランターを選びましょう
ピーマンの栽培でまず大切なことは鉢やプランターのサイズです。プランターはピーマンの苗1本に対して縦の深さと横の長さがそれぞれ30cmずつほどあれば良いといわれています。鉢植えなら1本、2本植えるなら倍のサイズが必要になります。長方形のプランターであれば、数本植えられますね。プランターはプラスチック製品が扱いやすいのでおすすめです。最初にどれくらいのピーマンが欲しいのかイメージして買います。
鉢底石
鉢底石は水はけを良くするもので、量も多く入っているものをおすすめします。5リットルくらいあると長いプランターでも十分でしょう。石の大きさはわりと大きめの石のほうが水はけが良いので大きめの鉢底石を購入してください。鉢底石は軽石でできていますから持ち運びしやすいです。
土にも種類があります
土は野菜用の培養土をおすすめします。あらかじめ肥料などが入ったものです。一株に対して20リットルほど必要です。鉢やプランターのサイズで必要な量が変わります。これらのサイズに応じて購入する量を調節してください。特に苗木を植えるときに鉢やプランターの深さや大きさが関係してきます。特に、土は十分な深さが必要です。土はできるだけたっぷりと入れます。
野菜に適した肥料を買ってください
肥料は野菜用の肥料が必要です。肥料の種類もたくさん出ていますが、粒状のものが扱いやすいです。一袋あれば良いです。元肥、追肥として使います。後ほど植え方の説明をするときに詳しい使い方をお伝えします。育て方はいろいろありますが、特におすすめの方法をご紹介します。
ピーマンの苗木を買いましょう
ピーマンを種から栽培する方法もありますが、ここでは簡易的にホームセンターや園芸店などで購入したピーマンの苗木を使います。植え方のタイミングですが、プランターでも鉢植えでも、土を用意して数日置いたのち、ピーマンの苗木に一番花が付いたら植えごろです。葉っぱが青々しく美しい苗木を買います。
支柱、紐など他にも必要なもの
支柱は苗木を支えるために必要です。最初は仮支柱で小さめのものを使っても良いでしょう。小さい支柱を使うときは土に埋める深さを考えて長さのサイズを決めてください。大きな支柱なら、支柱は1mから1m50cmくらいのサイズが必要です。それから10cmほどの紐が支柱と苗木を支えるために必要です。また、スコップや、たらいのような土を混ぜる深さのある入れものが必要です。
ピーマンのプランター栽培(植え付け)
ホームセンターやネットで買ってきた材料を並べて早速ピーマン作りの準備に取り掛かりましょう。なんだかウキウキしてきますね。十分な日当たりがあり、水やりのしやすい所を選んでみてください。日当たりの良いベランダなど植える場所も重要です。ピーマンは夏野菜ですが、条件が良ければ長く収穫できます。それでは植え方のご説明をしましょう。
ピーマンをプランターに植える用意
プランターに鉢底石を敷きましょう
最初はプランターに鉢底石を敷きましょう。だいたいプランターの6分の1ぐらいの深さまで鉢底石を敷き詰めます。鉢底石をプランターに敷いたら、その表面をできるだけ平らになるように軽くならしておきます。これは鉢植えでも同じです。
植え付ける土を準備します
土にはあらかじめ肥料が入っていますが、植え付けるときにも肥料を足しておきます。できるだけ大きなたらいのようなものの中に土を入れます。そして20リットルの土に対してふたつかみほどの肥料を入れ、スコップなどでしっかりと良く混ぜ合わせプランターに移します。こうして数日間は土を慣らしておくのをおすすめします。
苗木をプランターに植え付けましょう
それでは植え方をご説明します。ピーマンの苗木は一番花がついたころにプランターに植えます。プランターの土に穴を軽く掘ります。このときに苗木を植える深さを考えて土を掘ります。苗木のポットを軽くほぐしてから、苗木の茎などを持たないようにしてそっと取り外し植え付けます。植えたら苗木の根元を軽く押さえます。根元を植える深さが深すぎないようにします。
支柱を立てます
次に、苗木を植えたら支柱を立てます。苗木から少し離して土にしっかりと深く刺して立てます。このときに苗木を紐で誘引します。苗木と支柱の間で紐をひとねじりしてくくりつけます。こうすることで苗木を強風や激しい雨から守ることができます。
水やりをします
最後の仕上げに水やりをします。じょうろでやさしく「の」の字を描くように少しずつかけます。植えたばかりの苗は弱いのでできるだけそっとしてあげてください。プランターや鉢の底から水があふれるくらいまでたっぷりと、水やりをします。
出典:写真AC