リシアンサスの育て方!植え付けのコツや種まきでの増やし方をご紹介! | 植物図鑑

学名Eustoma
和名トルコキキョウ
別名ユーストマ
英名Lisianthus
科・属名リンドウ科・ユーストマ属
原産地アメリカ
花言葉優美、すがすがしい美しさ

リシアンサスの特徴

Photo by kanonn

リシアンサスは「トルコキキョウ」や「ユーストマ」など、いろいろな名前で親しまれている植物です。園芸品種がたくさんあり、白色やピンク色、紫色など自分好みのリシアンサスを選べる楽しみもあります。

基本情報

園芸部類 草花
形態 一年草
樹高・草丈 20cm〜120cm
花の色 白、ピンク、紫、黄
耐寒性 弱い
耐暑性 やや弱い
特性・用途 種類が豊富、寄せ植え、切り花、
栽培難易度 ★★☆☆☆

特徴

リシアンサスは開花時期が長く、花壇の寄せ植えや切り花、フラワーアレンジメントなどに利用されている植物です。一重咲きや八重咲きなど、咲き姿もさまざまで、フリルのようにボリューム感のある品種は、ウエディングブーケとしても人気があります。

リシアンサスの代表品種・種類

①ピンクトルコキキョウ

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ピンクトルコキキョウは、かわいらしいピンク色の花を咲かせる品種です。「モンロー」や「チェリービー」などかわいらしいピンク色の他に「アンバーダブルバーボン」というアンティークな色合いの品種もあります。

②パープルトルコキキョウ

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パープル系のリシアンサスはパープルトルコキキョウと呼ばれ、「アンバーダブルパープル」や「ミッドナイトパープル」「セレブネイビー」などの品種が人気です。

リシアンサスとは?特徴や種類をご紹介!トルコキキョウとの関係は?のイメージ
リシアンサスとは?特徴や種類をご紹介!トルコキキョウとの関係は?
あまり聞き馴染みのないリシアンサスという名の花ですがトルコキキョウやユーストマならばご存じの方も多いのではないでしょうか?花の形状や色幅も多彩なリシアンサスは、生け花やギフトにしても喜ばれることでしょう。今回はその中でも人気の品種をご紹介していきます。

リシアンサスの育て方①時期

Photo byPezibear

植え付けから開花までの時期

植え付け時期 3月〜5月
種まきの時期 9月〜10月
剪定の時期 5月〜7月、9月〜10月
花が咲く時期/開花時期 5月〜7月、9月〜10月

栽培スケジュールカレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
植え替え
肥料
開花時期
成長期
休眠期

リシアンサスの育て方②栽培環境

Photo by kanonn

栽培方法

プランター/鉢植え/露地

リシアンサスは、地植えでも鉢植えでも育てられます。多湿を嫌うため、地植えにする場合は土を盛って苗を高植えにするのがポイントです。鉢植えの場合は、根が長く伸びるので深めの鉢を使用して育ててください。

育てる場所

置き場所・日当たり

リシアンサスは、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。日当たりの悪い場所で管理すると、茎だけが間延びして花付きが悪くなってしまいます。また、ジメジメとした風通しの悪い場所で育てると、病害虫被害を受けやすくなるので注意しましょう。

用土

リシアンサスは排水性の高い用土で育てます。市販されている「草花用培養土」や「野菜用培養土」を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土をよく混ぜ込んだ用土を使用してください。地植えにする場合は、土をよく耕してから化成肥料を加えておきましょう。

リシアンサスの育て方③管理のポイント

Photo by kanonn

水やり

リシアンサスは、水切れを起こすとすぐに株が弱りはじめ枯れてしまう恐れがあります。そのため、地植えでも鉢植えでも水を切らさないように管理するのが重要です。雨水だけでなく、毎日しっかりと水やりをしてください。鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出る程度にたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

4月〜6月にかけて、肥料切れを起こさないように管理します。植え付けの用土に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおくのもおすすめです。また、鉢植えの場合に発育が悪いようならば、9月〜10月にかけて1月に1度の割合で液体肥料を追肥してください。

害虫対策

アブラムシ

アブラムシは、年間を通して発生しやすい害虫です。リシアンサスの成長に必要な栄養分を吸汁しながら成長するため、発見が遅れるとリシアンサスが弱ってしまったり枯れてしまったりします。光り物が苦手な性質を利用して、園芸用のシルバーテープを張り巡らせておくと予防が可能です。

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病気対策

灰色カビ病

灰色カビ病は、梅雨時期などの湿度が高い季節に、カビが原因で発生する病気です。感染した部分が灰色の楕円形状に変色し、腐敗が始まると悪臭を放つようになります。感染した部分は薬剤を散布しても治せないので、他の部分への感染を防ぐためにも、早めに切り取って処分しましょう。

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花後の管理

リシアンサスは開花時期になると次々と花を咲かせる植物です。開花が終わったら、すぐに花がら摘みを行い、新芽の成長を促しましょう。花がらを放置するとカビが発生しやすくなり、病害虫被害の原因となってしまいます。

リシアンサスの育て方④詳しい栽培方法

Photo by kanonn

種まき

リシアンサスの種まきは、9月〜10月に行います。種がとても小さく、風に飛ばされやすいので室内で種まきをするのがおすすめです。地植えにする場合でも地面にそのまま種をまかず、一旦育苗ポットに種まきをして、本葉が2枚〜3枚程度になってから植え付けます。あらかじめ用土を濡らしておくと、種まき後の水やりで種が流れてしまうのを防げます。

苗の選び方

園芸店やホームセンターなどで、リシアンサスをポット苗の状態で購入する場合は、株元をしっかりと確認して、茎が太く健康な苗を選びましょう。葉が黄色く変色していたり、虫がついていたりする苗は避けてください。

剪定

リシアンサスは120cmほどまで大きく成長するため、適度に剪定を行い草姿を整えながら管理しましょう。5月〜7月と9月〜10月にかけて、伸びすぎている茎や、葉が込み入っている部分を切り戻し剪定していきます。

増やし方

種まき

リシアンサスは、花後の種子から種を採取して増やしていきましょう。種を採取する場合は剪定を行わず、立ち枯れるまでそのまま育てます。種子が黒くなったら花茎ごと切り落とし、軽くふって中から種を採取してください。種まきに適した時期は9月〜10月のため、それまでは種を新聞紙などに包み、風通しのよい日陰で管理します。

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