「灰色カビ病」とは?原因や対策・対処におすすめの薬剤まで詳しく解説!

「灰色カビ病」とは?原因や対策・対処におすすめの薬剤まで詳しく解説!

灰色カビ病がどのような病気かご存じですか?経験した人以外は、よくわからないという方が多いかもしれません。今回は、灰色カビ病の「見分け方」「原因」「対策」などについて詳しく紹介していきます。ポイントを押さえて上手に対処しましょう。

記事の目次

  1. 1.灰色カビ病とは?
  2. 2.灰色カビ病の症状
  3. 3.灰色カビ病が発生する条件
  4. 4.灰色カビ病の原因
  5. 5.灰色カビ病の対策や対処方法
  6. 6.灰色カビ病の予防対策方法
  7. 7.まとめ

灰色カビ病とは?

灰色カビ病はボトリチス・シネレア菌が原因で発生する病気です。野菜・草花・果樹・庭木などの植物に発生する可能性があります。空気感染で他の植物に移ってしまうことがあるので、放っておいたら非常に危険な病気です。しかし、それほど知名度が高くないため、「最近植物に興味を持った」という人には、どのような病気かイメージしづらいかもしれません。まずは、簡単な基本情報から紹介します。

基本情報

読み方 はいいろかびびょう
別名 ボトリチス病

病気になったときに起こる被害

花や実などが枯れると成長を妨げるだけでなく、鑑賞価値も低下します。枝と茎部分が侵食されてしまうと、他の部分も枯れて全滅の可能性があるので、見つけたら速めに処理しましょう。

灰色カビ病(別名:ボトリチス病)にかかりやすい植物

  灰色カビ病になりやすい植物
野菜 ナス、キュウリ、レタス、ピーマン
草花 マリーゴールド、シクラメン、チューリップ、キク
果樹 ウメ、レモン、ユズ、イチゴ
庭木 ツツジ、バラ、ボタン、アジサイ

灰色カビ病の症状

灰色カビ病を見分けるには、症状を知っておくことが大切です。以下で、灰色カビ病の「初期症状の特徴」と「末期症状の特徴」について見ていきましょう。この2点をしっかりと覚えれば、見分け方を把握することができます。

初期症状の特徴

灰色カビ病にかかると、花・実・根・茎などに淡褐色の病斑が出現するのが特徴です。自然に治ったりすることはまずありません。茎に病斑が出現したら、水を吸収する能力を奪われてしまうため、植物が枯れてしまう可能性があります。

末期症状の特徴

灰色カビ病を放っておくと、淡褐色の病斑が拡大していき、病斑部分が枯れて腐敗し、灰色のカビで覆われてしまいます。雨などで他の植物にも移ってしまい、最悪の場合、すべての植物が灰色カビ病にかかってしまうリスクがあるため、末期になる前に処理するようにしましょう。

灰色カビ病の見分け方のポイント

  • 初期症状の場合は、花・実・根・茎部分に淡褐色の病斑が出現
  • 末期症状の場合は植物が灰色のカビで覆われてしまう
ボタニ子

ボタニ子

以上が見分け方のポイントです。この2点を意識しながら観察してみてくださいね。

次のページ

灰色カビ病が発生する条件

関連記事

Article Ranking