ハイブリッド芝とは?その特徴や普通の人工芝との違いをご紹介!

ハイブリッド芝とは?その特徴や普通の人工芝との違いをご紹介!

ハイブリッド芝という芝生をご存じですか?天然芝と人工芝を組み合わせた芝生で、柔らかくて滑りにくく維持管理費も抑えられると両者のメリットを合わせた特徴の芝生です。この記事ではハイブリッド芝の特徴やどんなところで導入されているのか解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ハイブリッド芝とは?
  2. 2.ハイブリッド芝の特徴
  3. 3.ハイブリッド芝と芝生との違い
  4. 4.ハイブリッド芝の活用場所
  5. 5.まとめ

ハイブリッド芝と芝生との違い

ハイブリッド芝のメリット・デメリット

断面出典: https://www.nissan-stadium.jp/blog/2018/07/79.html

ハイブリッド芝のメリットはこれまで説明してきた特徴のとおりですが、デメリットは天然芝が育ちにくい環境ではハイブリッド芝も育たないという点です。また、ヨーロッパから導入された技術のため、日本の気候とそぐわない部分もあり、まだまだグラウンドの芝生管理者が対応していかなければならない課題が多いです。

人工芝のメリット・デメリット

人工芝出典: http://www.hibrid-turf.com/products/ew/

人工芝といっても、スタジアムで使われるような人工芝は家庭でみるような短いタイプではなく、遠目では本物と間違うような質の高いものです。水はけに強く管理費が安いなど、コスト面でも大きなメリットがありますが、天然芝に比べると硬いため選手への負担が大きいのがデメリットです。

天然芝のメリット・デメリット

出典: http://www.kensetsu-plaza.com/kiji/post/23417

天然芝は選手の体への負担が軽減されることから、サッカーやラグビーなどの大きなリーグでは積極的に使われています。しかし、雨の多い日本では排水性の悪さによる試合中止もおこりやすく、育つのに向いた気候とはいえません。スポーツをプレイする環境としては、優れた天然芝の環境が最高ではありますが、その分維持管理費がかかるのがデメリットです。

ハイブリッド芝の活用場所

ハイブリット芝は1990年代にヨーロッパから導入されてきましたが、かつてはフィールドが硬くなるという課題がありましたが、技術改良の進歩によって2010年代の国際大会からハイブリット芝が導入されるスタジアムが増えてきました。

世界におけるハイブリッド芝の活用

出典: http://st-wako.com/surface/desso_grassmaster.html

ハイブリット芝は世界的に普及がすすんでおり、野球、サッカー、フィールドホッケー、アメリカンフットボールなどの競技で採用されています。ハイブリット芝が導入されているスタジアムの中には、イギリスのマンチェスターユナイテッドやアーセナルFCスタジアム、イタリアのACミランのサンシーロスタジアムなどヨーロッパのトップレベルの選手が活躍しているところもあります。

ボタ爺

ボタ爺

2018年に行われたロシアのサッカーワールドカップでは12会場中10会場でハイブリット芝が導入されているぞ。

日本におけるハイブリッド芝の活用

スタジアム
Photo by kanegen

近年、日本では競技会場を天然芝に限定していたJリーグや日本陸連がハイブリッド芝の容認に踏み切りました。これは、ラグビーの国際団体が人工芝使用に関する基準においてハイブリッド芝を認可したことによる世界的なハイブリッド芝の評価の高まりのためと考えられます。Jリーグが認めているハイブリッド芝の規定は「ピッチ全体が天然芝と5%以下の人工芝と組み合わせたもの」となっています。

日本でハイブリット芝が導入されているスタジアム

日本でハイブリット芝が初めて導入されたスタジアムは兵庫県のノエビアスタジアム神戸です。ラグビーワールドカップ2019開催にあたり以下のスタジアムで導入が進んでいます。

  • 人工繊維補強型

釜石鵜住居復興スタジアム(岩手県)

  • 打ち込み式(ステッチ式)

ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)
ヴィッセル神戸練習場・いぶきの森球技場(兵庫県)

  • カーペット式

レッズスタジアム(埼玉県)
日産スタジアム(神奈川県)
味の素スタジアム(東京都)
昭和電工ドーム(大分県)

ボタ爺

ボタ爺

このなかでも、日産スタジアムはラグビーワールドカップの決戦の地。また、2002FIFA日韓ワールドカップ決勝が行われ、2020東京五輪の男子サッカー決勝も行われることから、世界初の3大スポーツイベントの決勝戦が行われるスタジアムになるぞ。

まとめ

芝生出典: https://www.nissan-stadium.jp/blog2012/cat3/

芝にはご紹介してきたハイブリッド芝など、さまざまな種類があります。スタジアムに生えているあのフカフカの芝生には、意外にも多くの維持管理費がかかっているものもあるのです。ラグビーワールドカップや東京オリンピックの影響で日本中でハイブリッド芝の導入が進んで、柔らかい芝生の上で気軽にスポーツができるようになる時代もそう遠くはないかもしれませんね。

dodon
ライター

dodon

農業普及指導員経験者。得意分野は農畜連携と牧草生産。草と農業者とのたたかいは有史以来おこなわれております。

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