野芝とは?その特徴や管理方法を紹介!高麗芝・姫高麗芝との違いは?

野芝とは?その特徴や管理方法を紹介!高麗芝・姫高麗芝との違いは?

芝生の中でももっとも丈夫でたくましい野芝。同じ日本芝である高麗芝や姫高麗芝とはどんなところが違うのでしょう。今回は、野芝ならではの特徴を生かせる場面や、芝生の季節ごとによる手入れの仕方と、芝生の緑を美しく保つための工夫や便利な道具などをご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.野芝とは
  2. 2.野芝の特徴
  3. 3.野芝の利用される場所
  4. 4.野芝の季節の管理とようす
  5. 5.野芝を美しく保つには
  6. 6.雑草の駆除
  7. 7.まとめ

野芝とは

野芝の基本情報

フリー写真素材ぱくたそ

ノシバ(野芝)【Zoysia japonica Steud】
正式和名 シバ
属性 イネ科シバ属
分類 多年草 暖地型芝草(夏芝)
原産地 日本
草丈 10cm
耐寒暑性 耐暑性:非常に強い 耐寒性:強い

日本に自生していた野生種の野芝

野芝は一般的に芝生と呼ばれる多年草植物の中の種類の一つで、日本に自生していた植物です。その性質は非常に強健で、いろいろな場面で広く利用されています。芝生の種類としては暖地型とよばれ、冬には地上部が枯れてしまうといった性質があります。たいへん利点の多い芝生ですが、唯一の欠点は、草幅が広いため見た目に繊細さが欠けるといったところでしょうか。

野芝の特徴

野芝の利点

管理、栽培のしやすさ

日本の風土に合い、自生していた野芝を育てるに当たっては、定期的な手入れや水やりについての注意事項はほとんどありません。切り芝からはもちろん、西洋芝のように種から育てることも可能ですが、その際には発芽促進処理をされたものを使用します。北海道の北部をのぞいては、日本全土どこの地域でも栽培可能です。

強健な性質で育てやすい

暖地型の芝生全体にいえる利点でもあるのですが、その中でもトップクラスの耐久性を持つ野芝の特徴をあげておきます。

  • 耐暑性、耐寒性(暖地型の中でも最強)に優れている。
  • 耐乾性に優れ、水やりの頻度をおさえられる
  • 耐病性に優れ、管理がしやすい
  • 成長がゆっくりなので芝刈りの頻度も少なく、手入れがしやすい
  • 土壌を選ばす、肥料を与える頻度が少なくて済む
  • 種からの栽培も可能で低コストである

高麗芝、姫高麗芝との違いと見分け方

写真:野芝、高麗芝、姫高麗芝の三種類の中で、もっとも草幅が細く柔らかい姫高麗芝

野芝、高麗芝、姫高麗芝の見分け方は草幅の違いで

野芝、高麗芝、姫高麗芝の三種類は、日本原産の暖地型の芝生ということで特徴や性質がよく似ています。この三種類の見分け方としては草幅の広さの違いを見ることが一番分かりやすいです。野芝の草幅は4mm、高麗芝は3mm前後、姫高麗芝は2mm以下になります。こうした草幅の違いが、芝刈りをした際の切り口の違いとなります。芝草の断面図が大きければ、それだけ触感や見た目の印象が荒くなります。とはいっても個体差もあるので見分け方としては微妙かもしれませんね。

こちらで、上記以外の芝生のご説明をしておりますので参考になさってください。

のイメージ
家庭で育てられる芝生の品種紹介!野生種で知られる野芝も栽培できる?
昔に比べると手に入れられる芝生の種類も増え、家庭で育てる楽しみもひとしおといった感のある芝生ですが、芝生の一品種である野芝をごぞんじでしょうか?野芝は日本に自生する野生種の芝生です。今回は芝生の主な種類の特徴を解説するとともに、野芝にも焦点を当ててみました。

野芝の利用される場所

ゴルフ場

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耐乾性の強い性質

ゴルフは芝生の上でプレイすることは当然ですが、数ある芝生の種類の中でも野芝が適している理由には、耐乾性の強さがあげられるでしょう。日本芝を使っているゴルフ場の場合、最終打を決めることになるグリーンには密度のある姫高麗芝、フェアウェイやペナルティの意味合いもあるラフには刈高の高い野芝が使われています。水やりや手入れが毎日必要とされるグリーンですが、そういった点でも野芝の扱いは比較的楽な方だといえるでしょう。

野球場

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野球選手にやさしい天然芝

野球場で使用される芝生には天然芝と人工芝がありますが、この際の天然芝として適しているのが野芝になります。水やりや手入れといった管理には人工芝よりもコストがかかるのですが、選手の足や体をやわらかく受け止めるといった意味合いでは、やはり人工芝よりも野芝でしょう。プレイ中のケガのリスクも軽減されるといわれています。

サッカーなどの運動競技場

Photo byHeungSoon

擦り切れに強い性質

野芝をサッカー場などで使用する理由には、擦り切れに強いといった特徴があげられます。激しいプレイが繰り広げられるフィールドで、ジャンプの着地や、摩擦に強い野芝はまさにうってつけといえますね。スポーツ観戦にきている人たちにとっても、周囲の気温を下げてくれる天然芝はありがたい存在といえるでしょう。

公園・広場

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踏圧に強い性質

野芝を公園で使用する利点は、茎葉が硬いことにより踏圧に強いといった特徴があげられるでしょう。たくさんの人々が訪れ、芝生の上を歩き、座り、レジャーを楽しむ、といった行為をものともしない種類となると、最適なのはやはり野芝でしょう。アスファルトの道ずっとを歩いてきた人たちが野芝に足を踏み入れた瞬間、足だけでなく気持ちまで楽になるのではないでしょうか。

マンションや一般家庭の庭

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管理、手入れがしやすい性質

家庭で芝生を育てるとなると、やはり管理や手入れの楽なものが望ましいでしょう。その点野芝は水やりや芝刈りの頻度も少なく、耐病性にも優れ、芝生の中でもおすすめの種類といえます。業者の手を入れることなく、すべてを自分で管理できるのはうれしいことですね。毎日庭に出るのが楽しみになりそうですね。

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