冬瓜の産地
さて、冬瓜は一体どこで作られているのでしょうか。沖縄冬瓜というものがあるくらいなので沖縄県というのはわかりますね。その他の産地はどこなのか、ご紹介します。
沖縄県
沖縄冬瓜という冬瓜があるくらいですから、沖縄県は冬瓜の産地として知られています。作られている品種は主に沖縄冬瓜で、12月〜6月にかけて出荷されます。ハウス栽培も盛んで、沖縄の特産品となっています。また、4月10日は、4が沖縄の冬瓜の呼び方であるシブイにかけて、10は冬瓜とかけて、冬瓜の日と呼ばれています。
愛知県
愛知県も冬瓜の産地であり、ハウス栽培も盛んです。主に作られている品種は沖縄冬瓜です。出荷は6月から始まり11月まで続きます。
岡山県
岡山県では、7月10日が冬瓜の日とされています。これは、7が夏、10を冬瓜にかけています。岡山県も、主に沖縄冬瓜の産地です。特に7月と8月は冬瓜のピークを迎え、他の野菜の出荷数を超えるほどです。
神奈川県
沖縄県、愛知県、岡山県とはずいぶんと場所は離れていますが、神奈川県も冬瓜の産地として知られています。神奈川県では昭和60年頃から栽培が始まったとされていて、沖縄冬瓜と長冬瓜をメインで栽培しています。それ以外にも、1kg~1.5kgの小さい冬瓜、1kg以下のミニ冬瓜も栽培しています。出荷は5月頃から始まり9月まで続きます。
次のページは、冬瓜の栄養素をご紹介します!
冬瓜の栄養素・効能
冬瓜は、とってもヘルシーなウリです。ヘルシーなわりには栄養素も高いです。ここでは、冬瓜にはどんな栄養素や効能があるのかをご紹介します。
冬瓜はほどんどが水分
冬瓜のほとんどは水分でできています。そのため、カロリーが低いため、ダイエットをしている人やカロリーを抑えたい人にとってはもってこいの野菜です。ほとんどが水分なため、冬瓜の味はとてもさっぱりとしています。
冬瓜の栄養素
ほどんどが水分でできている冬瓜ですが、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維以外にも、カリウムやビタミンCも含まれていて、血圧を下げる効果やむくみを解消させることも期待できます。
冬瓜のおいしい食べ方
冬瓜は水分が多いため、味が淡くどんな料理にも合います。一般的に、冬瓜はどのような食べ方をされているのでしょうか。冬瓜を使った料理を紹介します。
生での食べ方
冬瓜は、多少えぐみはありますが生で食べることができます。冬瓜にはビタミンCが豊富に含まれていて、ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いです。そのため、生で食べることによってビタミンCを効率よくとることができます。生の冬瓜だけで食べるのはえぐみがあるので、他の野菜と一緒にサラダとして食べるのがおすすめです。
煮物料理
冬瓜は、味が淡いため煮物料理にもおすすめです。下ゆでして、種やワタを取り除いたあと面取りをします。お肉と醤油との相性はよく、冬瓜自体はカロリーも低いためダイエット中でもおいしく食べることができる料理のひとつです。
スープの料理
冬瓜は、スープにもよく合います。冬瓜をすりおろして使ったり、切って使ったりと色々な具材に合います。蟹と合わせたり、鶏肉とあわせたりとバリエーションはさまざまです。ダイコンのようにお味噌汁として食べるのもおいしいです。
炒め物の料理
冬瓜は炒め物にも向いています。ナスやピーマンと一緒に炒めることで栄養満点の料理になります。ベーコンとも相性がいいので、野菜炒めやお肉と一緒に炒めることもできるおすすめの料理です。
冬瓜を器にした料理
冬瓜は大きく、冬瓜の中身をくりぬいて器に使うという料理もあります。もちろん、冬瓜の中身もきちんと食べます。見た目もよく、まさに冬瓜を丸ごと楽しめる料理です。冬瓜の器は、煮物、炒め物、スープ、サラダと何にでも使うことができますね。
まとめ
夏に旬を迎えるのに、「冬」という文字が入る大きなウリである冬瓜は、長期間保存のきく野菜です。冬瓜の果実自体がとても大きいので、一度で使いきれないと思いますが、冬瓜はさまざまな料理に使えます。何よりもカロリーを気にしなくていいのは、ダイエット中の人にはとても嬉しいですよね。ぜひ、冬瓜を食べてみてくださいね!
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出典:筆者撮影