ゼラニウムの増やし方
ゼラニウムの増やし方は、一般的には挿し木です。ここでは、挿し木での増やし方と、タイミングなどを紹介します。
ゼラニウムは挿し木で増える
ゼラニウムの一般的な増やし方は挿し木です。挿し木とは、植物の一部分を切り取り、土に刺して根付かせるという方法です。挿し木での増やし方は、種子からでは増やしにくい植物に行われる増やし方の1つです。
挿し木の時期やタイミング
ゼラニウムの挿し木での増やし方のタイミングや時期は、1年中行うことができます。ただし、気温が高すぎる夏や寒すぎる冬は避けた方が無難です。湿気が多くなる梅雨時期も避けた方がいいでしょう。たとえ挿し木ができたとしても、そのあと育たなくなる可能性があります。
挿し木の方法・やり方
ゼラニウムの挿し木は、茎や葉、どの部分でも挿し木にすることができます。葉を挿し木にする場合には若い葉を挿し木にしてください。茎を挿し木にするときは、葉を数枚つけた状態で挿し木にします。カットする長さは約10cmくらいです。挿し木に花がついていたら、花は落としてしまいましょう。
挿し木で使う用土
水はけのいい用土を利用します。赤玉土と腐葉土を混ぜて配合した土か、市販で販売されている培養土でも可能です。
土に挿したら抜かないで!
挿し木と土を用意したら、土に挿します。挿す前に、挿し木の切り口を半日くらい乾燥させると細菌などを防ぐことができます。土に挿したあとは、腐らせない程度に土を湿らせておくのがポイントです。そして、重要なのが途中で挿し木をいじらないことです。根付いたか気になって抜くのは絶対にやめましょう。腐ってしまう可能性があります。
挿し木が根付くまでのタイミング
挿し木は約2~3週間で根付きます。そのため、2~3週間は絶対に挿し木をいじらないようにしましょう。引っこ抜いて様子見るのは絶対にやめてくださいね!
ゼラニウムの種類
ゼラニウムはテンジクアオイ属の総称ですが、その中でも名前の知られている品種があります。ここでは、ゼラニウムの品種にして紹介します。
チャンピオン
ゼラニウムには「スーパーゼラニウム・チャンピオン」という品種のものがあります。一般のゼラニウムよりも丈夫で、夏にも強い品種です。花色は、赤、ピンクなどさまざまな色があります。長期間花を楽しめるのが特徴です。
アイビー
ゼラニウムには「アイビーゼラニウム」と呼ばれるものがあります。アイビーゼラニウムはテンジクアオイ属の園芸品種に改良された植物の総称として使われています。花色は、赤やピンク、白とさまざまなものがあります。葉が垂れ下がることが特徴で、その様子から「アイビーゼラニウム」と呼ばれています。
カトリソウ
カトリソウは、「ローズゼラニウム」と「チャイナグラス」を人工的に交配させてつくられた植物です。蚊を寄せ付けない植物として知られています。カトリソウは爽やかな匂いが特徴の植物です。花色は、白やピンクなど様々なものがあります。
まとめ
ゼラニウムは比較的丈夫で育てやすく、長い間花を楽しむことができます。花色も赤やピンクなどざまなまなものがあります。また、挿し木で増やすことが可能なので珍しいゼラニウムを見つけたら、持ち主の人から挿し木をもらうこともできるかもしれません。これを機会に、ぜひさまざまなゼラニウムの挿し木での増やし方を楽しんでみてくださいね!
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ゼラニウムの品種によっては茎が木質化するものがあります。木質化した部分は挿し木には向かないので木質化してない他の部分を使うようにするのがポイントです!