ヘビウリ(蛇瓜)とは?その特徴や育て方から人気の食べ方までご紹介!

ヘビウリ(蛇瓜)とは?その特徴や育て方から人気の食べ方までご紹介!

夏の暑い盛りに実をつけるちょっと変わった見た目の植物、ヘビウリ(蛇瓜)をご存じでしょうか?実は日本で栽培されるようになってから100年以上の歴史を持つ植物です。不思議な植物ヘビウリの特徴や育て方、人気のある食べ方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヘビウリ(蛇瓜)ってどんな植物?
  2. 2.ヘビウリ(蛇瓜)の特徴
  3. 3.ヘビウリ(蛇瓜)の利用方法
  4. 4.ヘビウリ(蛇瓜)の育て方
  5. 5.ヘビウリ(蛇瓜)を害虫や病気から守るには?
  6. 6.ヘビウリ(蛇瓜)のおいしい食べ方
  7. 7.まとめ

ヘビウリ(蛇瓜)を害虫や病気から守るには?

連作障害に注意

Photo bysuju

ヘビウリのようなウリ科の植物は連作障害を起こしやすいため、最低1年は同じ土壌に同じ科の植物を植えないように注意しましょう。連作することで立枯れ病などの病気を発症させやすくなります。

若苗は害虫被害に遭いやすい

植え付け直後のヘビウリの苗はヨトウムシやナメクジといった害虫の餌になりやすいため、見つけ次第捕殺しましょう。害虫は夜間に活動するものが多く朝起きたら食べつくされていた…なんてこともありますので、しっかりと対処することが大切です。

ヘビウリ(蛇瓜)のおいしい食べ方

Photo byPexels

低カロリーでミネラル豊富

ウリ科の野菜はカロリーが低く、ビタミンやミネラルが豊富な食材として知られています。ヘビウリも低カロリーでビタミン・ミネラルがたくさん含まれていると言われており、インドや熱帯アジアでは滋養強壮の効能があるため、夏バテ防止食材として食されているのです。

クセのない味で食べやすい

ヘビウリの実を半分に割るとゴーヤによく似たわたと種が詰まっていますが、ゴーヤと違い苦みがありません。クセのない味を生かして色々な料理に活用することができます。

若い実は丸ごと調理可能

Photo by Dinesh Valke

若いうちに収穫したヘビウリの実は、わたや種を取り除く必要がないため、サラダや漬物など生食としても調理することができます。もちろん大きな実と同じように調理することも可能ですので、自分の好みで使い分けることができます。

ヘビウリの簡単レシピ

ヘビウリと玉ねぎのサラダ

ヘビウリをあっさりと食べたい時にピッタリのレシピです。皮を剥きわたと種を取り除いたヘビウリを薄くスライスし、玉ねぎも同じように薄くスライスし水にさらします。オレンジをざく切りにし、砕いたくるみと全ての具材を混ぜ合わせ、お好みのドレッシングをかけたら完成です。アレンジとして、薄くスライスしたタイナスをプラスし、スイートチリを使ったドレッシングで和えると、アジアンサラダとして楽しめます。

ボタニ子

ボタニ子

ちなみにタイナスはカレーの材料にもピッタリだから、ヘビウリと一緒に炒めてみて。フルーティーな味で栄養もばっちりよ!

ヘビウリの炒め物

Photo bymanfredrichter

ヘビウリを使った料理の中で、一番多く食べられているのが炒め物です。クセのない味はいろいろな調味料や具材と相性が良く、好きな味にアレンジすることもできます。こちらのおすすめレシピを参考にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ヘビウリとしめじのバター醤油炒め

スパイシーカレー

Photo bynataliaaggiato

インドでよく食べられている味を試すなら、カレーがおすすめです。カレーの具材としてヘビウリを炒めて入れて煮込むだけですので、とても簡単に作ることができます。普段よりも少しスパイスの量を増やすとより本場の味に近付けますので、辛さに自信のある方はぜひチャレンジしてみてください。

まとめ

Photo by La.Catholique

ユニークな見た目だけではなく、美しい花を咲かせ、実はおいしく栄養豊富で優れた効能を持っているヘビウリ。たくさんの魅力にあふれるヘビウリも今はまだ身近な存在ではありませんが、観賞用としてではなく、季節の野菜として近い将来スーパーに並ぶ日がくるかもしれませんね。

Silhoue
ライター

Silhoue

コンクリートジャングルから地方の山の麓に移住。小さな家庭菜園で季節の野菜をばぁばと一緒に作っています。

関連記事

Article Ranking