にんにくの芽の取り方
にんにくの芽は食べても問題ありませんが、調理でにんにくを使用する際には、芽の部分を取るレシピが多いです。これは芽の部分が固い、焦げやすい、少し渋みがあることなどが理由です。芽は、調理に使われるにんにくの白い部分(りんぺん)の中心にあります。ここからは、芽の部分だけの取り方を紹介します。
ボタニ子
栄養がある部分だけれど、料理の味をよくするには芽の部分を取るほうがいいんだね。
半分に切って取り出す
にんにくを1房ずつに外し、上下を少し切ります。皮をむき、半分に切ってから真ん中の芽の部分をぽろっと取り除きます。芽を取る際には包丁の柄に近い角の部分を使うとよいでしょう。みじん切りなどにして調理に使う際におすすめです。
電子レンジにかける
にんにくを1房ずつにばらして、上下を少し切ります。皿にのせてふんわりラップをかけてレンジ加熱します(3房、600wで約40秒)。レンジから取り出したにんにくは皮がむきやすくなっているため、スルッとむきましょう。芽が少し飛び出しており、簡単に引き抜いて取り除けます。レンジにかけることで身が収縮する効果です。丸い形のまま取り出せるため、薄切りにする際にみた目がよいです。
ボタニ子
レンジにかけて芽が飛び出ていなくても、少しやわらかくなったにんにくを押しつまむと芽が出てくるよ。
つまようじで押し出す
にんにくを1房ずつに外し、上下を少し切ります。皮をむいた後、芽の部分につまようじの太い方を使って押し出します。にんにくの先から(とがっているほう)つまようじを差し込むのがポイントです。レンジにかける場合と同様に丸い形のまま取り出せるため、薄切りにする際にぴったりの方法です。
新鮮なにんにくの場合、芽が取り出しにくいことがあります。その際はにんにくを横方向(芽に垂直方向)に半分に切って押し出してみましょう。
芽をとってスライスした状態です。乾燥させて売られているものは、芽の部分がとられているため、このように真ん中に穴があいていますね。
出典:筆者撮影