ちぢみほうれん草の育て方③日々の管理
もともと丈夫なほうれん草は、日々の管理はそれほど必要ありません。手間がかからず育てられるのも魅力の1つですが、最低限の管理は必要です。こちらでは、日々の管理をご紹介していきます。
追肥
2回の間引きの後にそれぞれ追肥を行います。マルチの穴をめくって、1㎡あたり30~50gの化成肥料をまきましょう。このときに、指先を使って株元に軽く土を寄せてあげると株が安定しやすくなります。2回目の追肥の後に、葉が茂って土を寄せにくい場合は無理に行う必要はありません。
水やり
畑で栽培する場合は、基本的に雨の水だけで充分で水やりは必要ありません。ただし、1週間以上晴れが続く場合は水やりをしてください。プランターで栽培する場合は、3~4日に1度程度水やりをします。土が常に湿っていると病気の原因となるため、土の表面が乾いているのを確認してから水やりをしましょう。
ちぢみほうれん草の育て方④収穫
種まきから2カ月ほどで、いよいよ収穫です。成長がゆっくりな冬の時期は、収穫期間も比較的長く取れます。夏野菜のようにピンポイントで収穫する必要もないため、少しずつ味わいながら収穫を楽しんでください。
寒さに当てる
ちぢみほうれん草は寒さにあたることが一番大切なポイントです。収穫の2週間~1カ月ほど前になったら防寒資材を外して寒さに当てましょう。地域によっては雪に埋もれることや、霜にあたって凍ることもありますが問題ありません。
収穫方法
草丈が25cm前後に育てば収穫期の到来です。抜き取って収穫してもよいですが、ほうれん草は茎が折れやすく、根がしっかり張っているため、残す株の根っこを傷める可能性があります。ハサミや包丁で根元部分を切り取って収穫したほうが確実です。根元赤い部分も糖度が高く美味しいため、ギリギリのところで切り取りましょう。
まとめ
ちぢみほうれん草の特徴や作り方についてご紹介しました。ちぢみほうれん草は普通のほうれん草と違い、冬の間しか食べられません。流通はそれほど多くないですが、家庭菜園でも簡単に育てられます。ぜひ、ちぢみほうれん草の栽培に挑戦してみてください。