キンシウリ(金糸瓜)とは?特徴や育て方から美味しいレシピまでご紹介!

キンシウリ(金糸瓜)とは?特徴や育て方から美味しいレシピまでご紹介!

キンシウリは「そうめんカボチャ」とも呼ばれるほど、食べ方が独特な野菜です。この記事では、そんなキンシウリの特徴や育て方、おいしい食べ方などを紹介します。家庭菜園でも簡単に育てられるため、ぜひ育て方を参考にキンシウリの栽培に挑戦してみましょう。

記事の目次

  1. 1.キンシウリとは?
  2. 2.キンシウリの特徴
  3. 3.キンシウリの栽培カレンダー
  4. 4.キンシウリの育て方【種まき~発芽】
  5. 5.キンシウリの育て方【植え付け~支柱立て】
  6. 6.キンシウリの育て方【開花~収穫】
  7. 7.キンシウリの育て方【病気対策】
  8. 8.キンシウリの育て方【害虫対策】
  9. 9.キンシウリの食べ方
  10. 10.キンシウリの育て方を知って食べてみよう!

キンシウリの育て方【種まき~発芽】

種まき

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種まきは、1つのポットに2~3粒を目安に種をまき、軽く土をかぶせましょう。キンシウリの種が発芽するには温度が25~30℃必要です。暖地でも2月は気温が上がりづらいため、ポットを使って室内や温室で育苗しましょう。ダンボールで囲って保温するのも効果的です。寒冷地でも5月下旬~6月上旬には種まきを済ませておくと、旬の時期に収穫できます。

畑に種をまく場合

畑に直播きする場合は、地温低下を防止するため、あらかじめマルチング材を敷いて穴をあけてから種まきします。穴と穴の間隔は20~30cm程度が好ましいです。敷きわらでも構いません。ひとつの穴に2~3粒を目安に種をまいて、軽く土をかぶせて発芽を待ちましょう。

用土

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種まきまたは苗を植え付ける2週間前に化成肥料をまいて、畝立をしておきましょう。必要に応じて苦土石灰もまいて、土質を酸性にしてください。キンシウリは水はけのよい土を好みます。自分で配合する場合は、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト:1を混ぜ込みましょう。キンシウリの栽培には、市販の野菜用の培養土も便利でおすすめです。

育苗

キンシウリは種まきからおよそ1週間で発芽します。1つの穴に2~3粒種をまいた場合は、1株になるように間引きをして苗を育てましょう。剪定バサミで根元をカットするのも効果的です。

牛乳パックで育苗できる

きれいに洗って乾燥させた牛乳パックは、育苗ポットの代用として使えます。牛乳パックを1/3程度カットして、下部に用土を入れて種まきしましょう。苗が十分に育ってきたら、プランターなどに植え替えてくださいね。

ボタニ子

ボタニ子

育苗ポットが複数ある場合は、ダンボールに並べて置いておくと管理しやすいですよ。

キンシウリの育て方【植え付け~支柱立て】

苗の植え付け

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キンシウリの苗は、葉が5枚程度になってから植え付けてください。畑へは、20cm程度の穴を掘って先に水を入れます。水がしっかり引いてから植え付けるのがポイントです。プランターなら鉢底ネットと鉢底石を敷いて、用土入れて植え付けてください。

肥料

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元肥として、キンシウリの植え付け前に化成肥料を混ぜ込みます。1㎡あたり80gを目安にしてください。植え付けから1カ月後に、追肥として同量を株元に施しましょう。野菜用の培養土を用いる場合は、元肥は必要ありません。キンシウリは肥料が多いとつるがねじれたり、病気にかかったりするため適正量を守ってください。

水やり

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キンシウリを露地栽培している場合の水やりは、降雨のみで十分です。しかし、乾燥や日照りが続くときは水やりしてください。プランター栽培なら、土が乾燥してきたころを目安に水やりしましょう。キンシウリは水やりをしすぎると、うどんこ病などを引き起こすため、やや乾燥気味に管理するのがポイントです。

摘心

キンシウリの葉が10枚程度に増えたら、成長を促すために摘心します。勢いのあるつるを3本残るように、摘心してください。つるは、のちに誘引するために必要です。すべて摘心してしまわないように、注意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

摘心って苦手だな、失敗しないかな?

ボタ爺

ボタ爺

摘心は、親つるの先端の芽を摘み取ることを意識するのがポイントじゃよ。親つるは主軸となるもので、その脇から伸びてくるのが子づると呼ばれているんじゃ。

支柱の立て方

キンシウリは、つるが伸びてくるとねじれてからまってしまうため、早いうちに支柱を立てて誘引しましょう。プランターなど栽培場所が狭い場合は、スペース確保にもなります。つるが伸びるたびに誘引して、ねじれないように管理しましょう。

①3本仕立て

3本仕立ては、苗にあわせてまっすぐに1本、さらにクロスするように2本支柱を立てます。苗と支柱は麻紐などでゆるく結びましょう。きつく結んでしまうと、風に揺られたときに苗が傷つくおそれがあるためです。上方向を意識してまっすぐに誘引するのがポイントです。

②あんどん仕立て

あんどん仕立ては、支柱を3本または4本立てて、紐や針金で囲うように作ります。紐や針金は歪まないように、まっすぐに取り付けましょう。支柱とリングがセットになっているものが販売されているため、そちらを使うと便利ですね。

ボタ爺

ボタ爺

あんどん仕立ては、栽培スペースに限りがあるときにおすすめじゃよ。

キンシウリの育て方【開花~収穫】

人工授粉

キンシウリの花が咲いたら、結実率を上げるために人工授粉をしましょう。咲いた花はすぐにしぼんでしまうため、朝のうちに行うのがおすすめです。雄花を摘み取って、おしべと雌花のめしべをこすり合わせて花粉をつけてください。ひとつのつるに2~3個を目安にすると、大きい実の成長が期待できますよ。

株元の雌花は摘み取る

株元に近い雌花は、実の成長が悪いといわれています。よい株に育てるためにも、剪定しておきましょう。また、株元から10節目以下の花は成長の妨げになります。脇芽のうちに芽かきをしてください。

ボタ爺

ボタ爺

花の下に膨らみがあるのが雄花、ないのが雌花じゃよ。よく観察して、間違わないように摘み取るんじゃ。

収穫

キンシウリは結実後、およそ50日で収穫時期を迎えます。実の大きさにこだわらず、黄色く色づいたら収穫するのがポイントです。実を大きくしようと、収穫せずに栽培を続けていると株が疲れたり、実が腐りはじめたりするため要注意です。収穫後は1週間ほど寝かせておくと、味がよくなるといわれていますよ。

実が育たない原因は?

キンシウリの実が育たない原因は、うまく受粉できなかったほかに「ツルボケ」が考えられます。ツルボケとは、肥料の過多や栽培環境が悪いことなどが原因で、つるや葉のみが成長し開花や着果がしづらくなることです。人工授粉は必ず朝に行い、肥料は多くないか、日当たりは悪くないかなどを見直してみましょう。

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キンシウリの育て方【病気対策】

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