キンシウリの育て方【病気対策】
うどんこ病
キンシウリやカボチャなど、ウリ科の植物はうどんこ病を発症しやすいです。うどんこ病は、葉の表面がカビで白く覆われる病気で、実の成長を妨げます。進行すると腐敗の原因になるため、早期対策が大切です。
おすすめの薬剤【ベニカマイルドスプレー】
ベニカマイルドスプレー
参考価格: 888円
ベニカマイルドスプレーは、スプレータイプの殺虫殺菌剤です。うどんこ病のほか、アブラムシなどの害虫駆除にも効果的で、収穫前日まで使用できます。
容量 | 1000mL |
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対象の病気 | うどんこ病 |
有効成分 | 還元澱粉糖化物 |
炭そ病
炭そ病は、葉の表面に焼けたような斑点ができる、カビが原因の病気です。水の跳ね返りや高温多湿下で起こりやすく、実が腐って落ちてしまいます。病気になった葉は、病気を広げないためにも切り取りましょう。
おすすめの薬剤【サンケイオーソサイド水和剤80】
サンケイオーソサイド水和剤80
参考価格: 555円
サンケイオーソサイドは、カビ菌による病気に効果的な殺菌剤です。キンシウリのほか、リンゴやチューリップなどあらゆる植物にも使えます。容量や用法を守って、希釈して使用してください。
容量 | 50g |
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対象の病気 | 炭そ病、灰色かび病、べと病、立枯病など |
有効成分 | キャプタン |
モザイク病
モザイク病は、葉の表面がまだら模様になるのが特徴です。アブラムシによるウイルスが原因で、つるがねじれたり、葉が縮れたりします。植物の見た目や生育は悪くなりますが、モザイク病にかかった野菜を食べても人体に影響はありません。
おすすめの薬剤【レンテミン液剤】
家庭園芸用レンテミン液剤
参考価格: 1,320円
レンテミン液剤は、シイタケ由来の抗ウイルス剤で、オーガニック野菜にも使用可能です。モザイク病の予防のほか、ハサミなどの農機具の消毒にも役立ちます。ただし、モザイク病を発症したあとには効果がないため注意してください。
容量 | 100mL |
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対象の病気 | モザイク病 |
有効成分 | シイタケ菌糸体抽出物 |
キンシウリの育て方【害虫対策】
ウリハムシ
ウリハムシは、ウリ科の植物につきやすい虫です。葉を食べてしまうため、植物の見た目が悪くなり、成長不良にもつながります。3~5月ごろに発生しやすく、土の中に隠れていることもあるため、発見した場合はすぐに取り除きましょう。
アブラムシ
アブラムシは、春や秋など過ごしやすい時期に発生しやすい害虫です。葉や茎から養分を吸い取り、病気も媒介します。ほかの害虫を呼び寄せる原因にもなるため、発見次第駆除しましょう。株間が狭くて通気性が悪いことでも発生します。そのため、不要なつるや葉を剪定することでも予防できます。
キンシウリの食べ方
キンシウリは、ゆでたり焼いたりして食べます。シャキシャキの食感を活かすためにも、加熱しすぎないことがポイントです。キンシウリはあっさりした味わいで日本食以外とも相性がよいため、さまざまな料理に取り入れてみてくださいね。
ゆで方
まずは、キンシウリの両端を切り落とします。3~4等分の厚さに輪切りにしたら、種とわたを取り除いて沸騰したお湯に入れてください。10~20分ほどゆでて、実がほぐれてくるようならゆであがりです。水を張ったボウルに移して、流水で冷ましながら手で実をほぐし、皮を外しましょう。ざるにあげて、しっかり水気を切ってから食べてください。
おすすめレシピ①ソーメンかぼちゃのサラダ
キンシウリの鮮やかな色が映えるサラダはカロリーも抑えられるため、ダイエット中のメインディッシュとしてもおすすめです。キンシウリはゆですぎに気をつけて、シャキシャキの食感を楽しみましょう。
材料(5人分)
そうめんかぼちゃ:200g
きゅうり:100g
ロースハム:50g
酢:30g
しょう油:10g
ごま油:7.5g
砂糖:5g
こしょう:少々
作り方
- ゆでて実をほぐしたキンシウリは、食べやすい長さにカットしておく
- きゅうりとハムを千切りにして、カットしておいたキンシウリと混ぜ合わせる
- 調味料と2を混ぜて、器に盛りつけたら完成
おすすめレシピ②そうめん瓜のペペロンチーノ
ペペロンチーノは、ニンニクと鷹の爪のピリッとしたアクセントがおいしい料理ですね。そんなペペロンチーノもキンシウリを使えば、パスタとはまた違った味わいが楽しめますよ。
材料 (1人分)
そうめん瓜:500gベーコン:50g
ニンニク:1/2片
鷹の爪:1本
オリーブオイル:大さじ3
塩:小さじ1/2
粗挽きコショウ:適宜
作り方
- ニンニクをみじん切り、ベーコンは細切り、鷹の爪は輪切りする
- キンシウリをゆでて実をほぐし、水気を切っておく
- フライパンにオリーブオイルを引き、ニンニクを炒める
- 香りが立ってきたら、ベーコン、鷹の爪を加える
- ベーコンが焼けてきたらキンシウリを加えて、塩・コショウを振り軽く炒める
- 器に盛りつけたら完成
キンシウリの育て方を知って食べてみよう!
キンシウリは日本全国で栽培されているものの、流通量が少なくまだまだメジャーではありません。しかし、一度食べれば食感と味わいがクセになるでしょう。家庭菜園においても栽培しやすいため、ぜひ自分で育てたキンシウリをおいしく食べてみてください。
出典:写真AC