かすみ草のドライフラワー作りは簡単?
初心者でも簡単にチャレンジできる!
かすみ草のドライフラワー作りは、バラやほかの花と比べると難しくありません。ドライフラワー作り初心者の人でも、ポイントを押さえれば失敗なく簡単に手作りできます。簡単に手作りできる理由は、かすみ草の水分量にあります。生花でも水分量の少ないかすみ草は早く乾燥させるられるため、ドライフラワーにしやすいというわけです。
ボタニ子
かすみ草のドライフラワー作りのポイント
乾燥するまでに時間がかかるほど、かすみ草が変色してしまいます。また、直射日光は色を悪くする原因になります。失敗したドライフラワーは変色をしたボリュームのないものになってしまうため、ポイントをしっかり押さえて挑戦しましょう。
失敗しないドライフラワー作りのポイント
- 花が開いてすぐのかすみ草を使う
- 高温多湿を避ける
- 直射日光を避ける
- できるだけ早く水分を抜く
かすみ草のドライフラワーの作り方
かすみ草のドライフラワーを作るには、複数の方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の作りたいものの条件や好みにあわせてドライフラワー作りを始めましょう。
作り方①ハンギング
ドライフラワー作りで一般的に用いられる方法が、ハンギングです。かすみ草を花や葉が重ならないように麻紐で吊るし、日が当たらない風通しのよい場所に2週間ほど置いて完成です。吊るしているときもインテリアにもなりますね。ハンギングは手軽さが魅力ですが、変形、変色しやすいデメリットがあります。完成した後も直射日光を避け、多湿にならない場所に飾りましょう。
ハンギングの特徴
- 色あせたようなシックな仕上がりになる
- 吊るしている間もインテリアになる
- 失敗すると茶色くなりボリュームが出ない
ボタニ子
ほかの花と一緒にハンギングしておくと、それだけで立派なインテリアだよね!
作り方②ドライ・イン・ウォーター
ドライ・イン・ウォーターも、失敗せずに手軽にできる方法です。かすみ草を、数cm水を注いだ花瓶に入れます。あとは直射日光を避けて2週間ほど置くだけです。ゆっくりと乾燥していき、ドライフラワーになります。ハンギングと比べると、自然に近いボリュームのある仕上がりです。吊るさずに作るため、自然に近い丸い花の状態に作れることが魅力ですが、完成までに時間がかかり、色が悪くなる恐れがある点がデメリットです。
ドライ・イン・ウォーターの特徴
- 飾っているうちに手間がなく完成する
- 色あせたようなシックな仕上がりになる
- 変色しやすい
作り方③シリカゲルを使用
シリカゲルを用いる方法なら、鮮やかな色を残せます。ドライフラワー用シリカゲルを密閉できる容器に2cmほど入れます。その上にかすみ草を置き、スプーンでシリカゲルをかすみ草全体が隠れるまでかけ、密閉して1週間ほど置くと完成です。鮮やかな色を残せる便利な方法ですが、肌の弱い人はかぶれてしまう可能性もあるため、取り扱いに注意しましょう。
ボタニ子
ドライフラワー用シリカゲルは、ホームセンターやネット通販で購入できるよ。
シリカゲル処理方法の特徴
- 長期間色を保てる
- 大型のものを作りにくい
- シリカゲルの購入に費用がかかる
作り方④シリカゲル&電子レンジ使用
電子レンジとドライフラワー用シリカゲルを使うと、手早くドライフラワーが作れます。耐熱性容器に2cmほどシリカゲルを入れてかすみ草を置き、花が隠れるまでシリカゲルをかけます。500Wで約1分半加熱し、ピンセットで取り出したらシリカゲルを筆で落としましょう。色を残したままあっという間にドライフラワーが完成することが最大の魅力ですが、作り方、扱いにコツがいるところがデメリットです。
ボタニ子
水分量で加熱時間が変わるから、焦がして失敗しないように気を付けよう!
シリカゲル&電子レンジ使用の特徴
- 色、形を残せる
- 湿気に弱い
- 加熱しすぎの失敗、やけどに注意
カラフルなかすみ草のドライフラワーを手作りする方法
生花店や雑貨店では、青やオレンジのかすみ草のドライフラワーが並んでいることがあります。これらの多くは着色したものです。カラフルなかすみ草も、白とはまた違う魅力がありますね。色鮮やかなかすみ草のドライフラワーも自宅で簡単に手作りできるため、ぜひ挑戦してみましょう。
工程①かすみ草に着色する
用意するものはプリンター用のインクと、インクを入れる容器です。1時間ほど水を吸わせたかすみ草の先端を斜めにカットし、インクを入れた容器につけます。すると、時間が経つにつれてかすみ草が着色されていきます。全体に色が移ったらインクから取り出し、ドライフラワー作りに入りましょう。
かすみ草はどれくらい着色すればよい?
かすみ草は、インクにつけてから2時間ほどで全体が着色されていきます。長くつけるほど濃い色に着色されることから、好みの色合いのところでインクから取り出しましょう。乾燥すると少し濃くなるため、淡い色に仕上げたい場合は取り出す時間に注意してください。また、1日以上インクにつけたとしても濃さは変わりません。
工程②ドライフラワーに仕上げる
好みの色合いでドライフラワーにする方法を選ぼう!
鮮やかに色を出したいならシリカゲル、シックな色合いに仕上げたいならハンギングでドライフラワーに加工しましょう。ハンギングは、吊るしている間もおしゃれに部屋を飾れて、ドライフラワーへと変わっていく姿を楽しめることも魅力の一つですね。
2色のインクを混ぜても着色できる?
同じ種類のインクなら、2色を混ぜて着色に使うことができます。例えば、赤と青のインクを合わせて紫のインクを作り、そのインクにかすみ草をつけると紫色に着色可能です。プリンター用のインクは100円ショップでも販売しているため、失敗を恐れずにいろいろと試してみるのも面白いですね。
バラやサクラは難易度が高くて失敗しやすいから、初心者は簡単なかすみ草から始めてみよう。