シリカゲルでドライフラワーが作れる!
ドライフラワーは、草花や果実を乾燥させて観賞用にしたものです。ドライフラワーの作り方で広く知られているのが、吊るして自然乾燥で仕上げる方法です。これ以外にも、シリカゲルを用いてドライフラワーが作れます。シリカゲルには高い吸着力があり、生花の水分を急速に取り除きます。シリカゲルを使うことで、生花を乾燥する工程が楽になり、初心者でも簡単にドライフラワーが作成可能です。
ボタニ子
シリカゲルは乾燥剤で使われているよ!お菓子が湿気るのを防ぐときにも使われているわね。
ボタ爺
シリカゲルは空気中の水分を吸う性質があるから、食品が湿気るのを防げるんじゃ!
シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【基本編】
シリカゲルで作るドライフラワーは、自然乾燥で作るドライフラワーと比べて、花の形や色が生花のように仕上がる特徴があります。ここでは、花束でも人気のバラをシリカゲルを使ってドライフラワーに仕上げていきます。
材料・道具
ボタニ子
7~8分咲きのバラを使うと、きれいに仕上がるよ。カーネーションやアジサイ、マリーゴールドやパンジー、ビオラもドライフラワーにぴったり!
ボタ爺
花が肉厚のものは色が変わることがあるぞ!
ドライフラワー用のシリカゲルを使用する
ドライフラワー用のシリカゲルは、通販やホームセンターなどで購入できます。乾燥剤としてのシリカゲルとの違いは粒子の細かさです。ドライフラワー用のシリカゲルの粒子は細かくサラサラと砂のようです。この砂のように細かい粒子が花びらの隙間の隅々まで入り込むことで素早く乾燥するため、美しく仕上がります。
作る前の準備
シリカゲルに毒性はありませんが、ドライフラワー用のシリカゲルは粒子が細かいため、作業中に吸わないようマスクを着用すると安心です。また、シリカゲルは水分を吸うのが大きな特徴です。手先の肌荒れが気になる方は、手袋などを着用してくださいね。
ボタニ子
作業台に新聞紙などを広げておくと、片付けが楽だよ!
作り方
完成したバラのドライフラワーのアレンジ例
アンティークな風合いのバラを透明の容器に入れ飾りました。容器に100均で購入した羽を詰めて、その上にドライフラワーのバラの葉、つぼみ、花を飾っています。完成したドライフラワーは、部屋のインテリアやアクセサリーの小物作りなどに利用できますよ。
シリカゲルの敷き詰め方のポイント
花の種類によってシリカゲルの敷き詰め方を工夫すると、完成したときの花の形がより美しく仕上がりますよ。ここでは、4パターンの敷き詰め方のコツを見ていきましょう。
出典:筆者撮影(この記事内の出典記載のあるもの以外は、すべて筆者撮影のものです)