シリカゲルでドライフラワーを作ろう!失敗が少ないやり方を写真で解説!

シリカゲルでドライフラワーを作ろう!失敗が少ないやり方を写真で解説!

記念日の花束や、大切に育てた花をドライフラワーにするならシリカゲルで作る方法が簡単でおすすめです。シリカゲルで作るドライフラワーはまるで生花のように美しく仕上がります。簡単で失敗の少ない作り方を写真とともに詳しく紹介します。

記事の目次

  1. 1.シリカゲルでドライフラワーが作れる!
  2. 2.シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【基本編】
  3. 3.シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【電子レンジ使用】
  4. 4.シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【乾燥剤編】
  5. 5.ドライフラワー用シリカゲルの再生方法
  6. 6.ドライフラワーの保存方法・補修方法
  7. 7.シリカゲルで作るドライフラワーの作品
  8. 8.シリカゲルのドライフラワー作りにチャレンジしよう

シリカゲルでドライフラワーが作れる!

出典:筆者撮影(この記事内の出典記載のあるもの以外は、すべて筆者撮影のものです)

ドライフラワーは、草花や果実を乾燥させて観賞用にしたものです。ドライフラワーの作り方で広く知られているのが、吊るして自然乾燥で仕上げる方法です。これ以外にも、シリカゲルを用いてドライフラワーが作れます。シリカゲルには高い吸着力があり、生花の水分を急速に取り除きます。シリカゲルを使うことで、生花を乾燥する工程が楽になり、初心者でも簡単にドライフラワーが作成可能で

ボタニ子

ボタニ子

シリカゲルは乾燥剤で使われているよ!お菓子が湿気るのを防ぐときにも使われているわね。

ボタ爺

ボタ爺

シリカゲルは空気中の水分を吸う性質があるから、食品が湿気るのを防げるんじゃ!

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シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【基本編】

シリカゲルで作るドライフラワーは、自然乾燥で作るドライフラワーと比べて、花の形や色が生花のように仕上がる特徴があります。ここでは、花束でも人気のバラをシリカゲルを使ってドライフラワーに仕上げていきます。

材料・道具

  • ドライフラワー用のシリカゲル
  • バラの花
  • 密閉できる容器(バラが完全に埋もれる深いもの)
  • はさみ
  • スプーン 

ボタニ子

ボタニ子

7~8分咲きのバラを使うと、きれいに仕上がるよ。カーネーションやアジサイ、マリーゴールドやパンジー、ビオラもドライフラワーにぴったり!

ボタ爺

ボタ爺

花が肉厚のものは色が変わることがあるぞ!
 

ドライフラワー用のシリカゲルを使用する

ドライフラワー用のシリカゲルは、通販やホームセンターなどで購入できます。乾燥剤としてのシリカゲルとの違いは粒子の細かさです。ドライフラワー用のシリカゲルの粒子は細かくサラサラと砂のようです。この砂のように細かい粒子が花びらの隙間の隅々まで入り込むことで素早く乾燥するため、美しく仕上がります。

作る前の準備

シリカゲルに毒性はありませんが、ドライフラワー用のシリカゲルは粒子が細かいため、作業中に吸わないようマスクを着用すると安心です。また、シリカゲルは水分を吸うのが大きな特徴です。手先の肌荒れが気になる方は、手袋などを着用してくださいね。

ボタニ子

ボタニ子

作業に新聞紙などを広げておくと、片付けが楽だよ!

作り方

バラとつぼみは茎を1cmほど残して斜めに切ります。バラの葉は形のよいものを選んで切りましょう。

容器の1/3ほどの深さまでドライフラワー用のシリカゲルを敷き詰めます。容器は、バラがすっぽり埋まる深さのある物を用意しましょう。完全に隠れていないと失敗の原因となります。

バラの茎を下にして、ドライフラワー用のシリカゲルに置きます。

つぼみや葉も重ならないようにしてドライフラワー用のシリカゲルに置きます。

ドライフラワー用のシリカゲルをスプーンで外側、内側の順で埋めます。バラの花びらの隙間にもシリカゲルを丁寧に入れていきます。花びらの隙間にも丁寧に入れるのが失敗しないコツです。

バラが見えなくなるまですっぽり埋めたら、容器のふたを閉めます。

バラの花がドライフラワーになるまで1週間ほど待ちます。

1週間後、バラを容器から取り出します。無理に引っ張ると花びらが取れて失敗してしまうため、花びらが取れないように容器を横にして流しだすように取り出しましょう。

バラの花、つぼみ、葉をピンセットなどで取り出します。

バラの隙間に入り込んだシリカゲルを取り除きます。バラについたシリカゲルは、やわらかい筆でやさしく払い落とします。

シリカゲルで作るバラのドライフラワーの完成です。

完成したバラのドライフラワーのアレンジ例

アンティークな風合いのバラを透明の容器に入れ飾りました。容器に100均で購入した羽を詰めて、その上にドライフラワーのバラの葉、つぼみ、花を飾っています。完成したドライフラワーは、部屋のインテリアやアクセサリーの小物作りなどに利用できますよ。

シリカゲルの敷き詰め方のポイント

花の種類によってシリカゲルの敷き詰め方を工夫すると、完成したときの花の形がより美しく仕上がりますよ。ここでは、4パターンの敷き詰め方のコツを見ていきましょう。

平型:入れ物の底から約2cm程度にシリカゲルを平らに敷きます。バラやマリーゴールドは上向きアジサイは下向きに置きます。

凸型:シリカゲルを平らに敷いた後、小さい山を作ります。ヒマワリなど、花芯が花びらより低いものに適しています。

凹型:シリカゲルを平らに敷いた後、小さい凹みを作ります。花芯が花びらより出ているものに適しています。花芯を凹みに向けて置きましょう。

斜め型:容器にシリカゲルを傾斜をつけて敷きます。デンファレやカトレアなど、傾斜に寝かせるように花を上向きに置きます。

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シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【電子レンジ使用】

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