シリカゲルでドライフラワーを作ろう!失敗が少ないやり方を写真で解説!

シリカゲルでドライフラワーを作ろう!失敗が少ないやり方を写真で解説!

記念日の花束や、大切に育てた花をドライフラワーにするならシリカゲルで作る方法が簡単でおすすめです。シリカゲルで作るドライフラワーはまるで生花のように美しく仕上がります。簡単で失敗の少ない作り方を写真とともに詳しく紹介します。

記事の目次

  1. 1.シリカゲルでドライフラワーが作れる!
  2. 2.シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【基本編】
  3. 3.シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【電子レンジ使用】
  4. 4.シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【乾燥剤編】
  5. 5.ドライフラワー用シリカゲルの再生方法
  6. 6.ドライフラワーの保存方法・補修方法
  7. 7.シリカゲルで作るドライフラワーの作品
  8. 8.シリカゲルのドライフラワー作りにチャレンジしよう

シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【電子レンジ使用】

シリカゲルで作るドライフラワーは、完成までに1週間ほどかかります。「もっと短時間でドライフラワー作りを楽しみたい」という方におすすめなのが、電子レンジを利用する作り方です。電子レンジでシリカゲルを加熱し生花を瞬時に乾燥させることで、1分程度でドライフラワーが完成しますよ。

材料・道具

  • ドライフラワー用のシリカゲル
  • バラの花
  • 容器(マグカップなど。フタは不要、バラが完全に埋もれる深いものを用意する)
  • スプーン 

作り方

容器の1/3ほどの深さまで、ドライフラワー用のシリカゲルを敷き詰めます。

バラの茎を下にして、ドライフラワー用のシリカゲルに置きます。

ドライフラワー用のシリカゲルをスプーンで外側、内側の順で埋めます。バラの花びらの隙間にもシリカゲルを丁寧に入れます。花びらの隙間にもしっかり入れましょう。

入れ物にフタはせずに、電子レンジに入れます。今回は、500Wで50秒加熱しました。加熱時間が長すぎると花が焦げて失敗してしまいます。

加熱時間が終わったら、バラを容器から取り出します。容器を横にして、流しだすように取り出すのがポイントです。また、シリカゲルは高温になるため火傷に十分注意しましょう。

仕上がりの違い

基本のシリカゲルで作ったドライフラワーと、電子レンジで作ったドライフラワーを比較してみましょう。電子レンジで作るドライフラワーは、シリカゲルが高温になるため短時間で完成します。そしかし、花が色あせてしまいやすいのがデメリットです。特に赤色の花は色が抜けやすいため、花の種類によって容器や加熱時間を調節しながら作ってくださいね。

加熱しすぎると焦げてしまうことも!

写真は500Wで130秒加熱したバラです。あっという間に焦げて失敗してしまいました。失敗しないコツは加熱時間を上手く調節することです。600Wの電子レンジは加熱時間を控え目に、400Wの場合は様子を見ながら時間を増やすなど工夫しましょう。また、電子レンジ使用後もシリカゲルの余熱でジワジワと加熱が進むため、手早く取り出します。

シリカゲルを使うドライフラワーの作り方【乾燥剤編】

お菓子や靴の箱の中に入っている小さな乾燥剤の袋を利用して、ドライフラワーを作成しました。乾燥剤のシリカゲルで作るドライフラワーは、自然乾燥のドライフラワーに近いナチュラルな風合いに仕上がりにます。身近な材料で、手軽にドライフラワー作りを楽しみたい方におすすめの作り方です。

材料・道具

乾燥剤のシリカゲルを用意します。乾燥剤のシリカゲルはお菓子や靴箱に入っている小袋でOKです。100均でも手に入ります。今回は、クローゼットの湿気取り用のシリカゲルを使用しています。

密閉できる容器用意します。

花を選びます。今回は、カスミソウ、ラベンダー、ビオラ、レモンマリーゴールドをドライフラワーにします。

作り方

乾燥剤の袋を破ってシリカゲルを取り出し、入れ物に敷きます。

花をシリカゲルの上にならべてフタをし、密閉します。

乾燥剤を破らずにそのまま使う作り方もできます。乾燥剤の上にペーパーを敷いてカスミソウを寝かせて置きます。

フタを閉めて、花がドライフラワーになるまで1週間ほど待ちます。直射日光の当たらない風通しのよいところに置いておきましょう。

乾燥剤で作るドライフラワーの完成です。

仕上がりの違い

仕上がりは自然乾燥のドライフラワーに近い

ドライフラワー用のシリカゲルは粒子の細かさが特徴で、粒子が花の隙間に入り込み生花に近い仕上がりになります。一方、乾燥剤のシリカゲルは粒状で、花の隙間にシリカゲルが入り込まないため、花は縮み色も変化します。自然乾燥のドライフラワーに近い風合いです。

ドライフラワー用シリカゲルの再生方法

使用後のシリカゲルは湿気を吸着すると淡い桜色になります。花を美しく乾燥させるためには、乾燥している状態の青色のシリカゲルを使うことがポイントです。シリカゲルは一度の使い切りでなく何度も繰り返し再生できる便利な材料のため、再生して利用しましょう。

シリカゲルの再生方法①フライパン

出典:写真AC

  1. シリカゲルを厚手の土鍋やプライパンに入れる
  2. 火でゆっくり熱を加える
  3. 途中かき混ぜながら再び青色になるまで熱する
  4. 再生したシリカゲルは火から降ろして熱と蒸気を逃す
  5. 粗熱が取れたら密閉できる入れ物に移し替える

ボタニ子

ボタニ子

量が多いと時間がかかるの。1カップ程度が手早く再生できるよ。量が多いときは何度か繰り返すといいね!

ボタ爺

ボタ爺

シリカゲルが熱くなっているから火傷に十分気をつけるんじゃぞ!

シリカゲルの再生方法②電子レンジ

  1. 1カップ程度のシリカゲルを皿の上に薄く広げる
  2. 500W130秒加熱する
  3. 途中混ぜながら青色になるまで1015秒ずつ加熱する

シリカゲルの再生方法:注意点

  • シリカゲルは湿気を吸いやすいため、湿度の低い日に作業する
  • シリカゲルの加熱中は見た目はそれほど変わらないものの、非常に高温になる。 換気や火傷には充分に注意する
  • シリカゲルは毒性を持たないが、シリカゲルの再生に使用した調理器具はよく水洗いする
  • 再生したシリカゲルは密閉容器で保管する

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ドライフラワーの保存方法・補修方法

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