樹木の杜・宇治植物公園とはどんなところ?
京都府宇治市、宇治川側に程近い「宇治植物公園」は、樹木園としても人気の宇治市のシダレザクラみどころスポットです。宇治植物公園といえば、お花見の見頃真っ只中のハイシーズンもよいですが、四季を通じて見頃の樹木があり、みどころが満載のスポットです。
場所や開館時間
所在地 | 宇治市広野町八軒屋谷25-1 |
面積 | 10ha |
駐車場料金 | 普通車400円 大型車1500円(乗車定員11人以上) |
開園時間 | 午前9時~午後5時 (入園は午後4時まで) |
休園日 | 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日) 年末年始(12月28日~1月4日) |
お問い合わせ | 宇治市植物公園 0774-39-9387 |
咲き頃見頃をいつでも、入園券は年間パスポートがお得です
区分 | 一般入園料 | 市外居住の障害者手帳等をお持ちの方および介護者 ※ | ||||
植物 公園 |
通常 | 個人 | 大人 (高校生~) |
1人1回 | 600円 | 300円 |
小人 (小・中学生) |
1人1回 | 300円 | 150円 | |||
団体 (20人以上) |
大人 (高校生~) |
1人1回 | 500円 | 250円 | ||
小人 (小・中学生) |
1人1回 | 250円 | 120円 | |||
夜間イベント時で午後4時以後のみ使用 | 大人 (高校生~) |
1人1回 | 360円 | 180円 | ||
小人 (小・中学生) |
1人1回 | 180円 | 90円 |
入園無料の方
・市内居住の障害者手帳等をお持ちの方および介護者 ※ ・市内居住の70歳以上の方および介護者 ・市内居住、在学の小中学生の土曜日の入園 ・小学生未満の方 |
年間入園パスポート (1年間に何度でも入園可能)
大人 | 1800円 | |
小人 | 900円 |
宇治市へは関西随一の要塞ステーション「京都駅」から
【京都駅から宇治市までのアクセス】
電車で | JR京都駅発(天理方面行き)→「新田」下車(38分) 近鉄線「京都駅」から「大久保駅」下車(43分) |
タクシーで | 「京都駅八条口のりば」から約28分 |
市外からの観光へのアクセスは近鉄線がおすすめ
近鉄名古屋方面・大阪難波方面のかたは、今季デビューの新型8000系統特別車両「ヒノトリ」を乗り継いでのレールの旅もおすすめです。近鉄「大和八木」で乗り換えて「大久保駅」に降り立つのも乙なものです。
【下車してから植物公園までの所要時間】
徒歩で | 近鉄「大久保駅」から徒歩で約30分 JR「新田駅」から徒歩で約28分 |
バスで | 大久保駅前から黄檗宇治大久保線 →「植物公園前」下車。約6分 |
バス乗り放題で自由に周遊
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000028378.html
地下鉄、バス1日(2日)券(京都市交通局)
アクセスが市内均一区間外でも、市営バス、民営バス問わず一日(2日もあり)乗り放題券が発売されています。宇治市植物公園周辺はバスとタクシーが便利です(1日パスは900円・子供450円、2日だと各々2700円・850円)。シダレザクラやホタルが見頃のオンシーズンでも販売中。900円だと京都駅との往復だけで元が取れます。
幻想の叙情・源氏絵巻の観光地にある宇治市植物公園
紫式部の『源氏物語-宇治十帖』の舞台がここ宇治市です。源氏物語には若紫や夕顔、葵の上、桐壺、藤壺、花散里、紅梅、玉鬘など植物を冠した名前の登場人物が多数出てきます。実際の植物を見て「これのことか」と納得するのも面白いですよ。
宇治植物公園は京都屈指のシダレザクラの観光スポット
京都では『桜守(さくらもり)』という職業があるほど、その歴史や謂われも古くからあります。ここ宇治でもシダレザクラや桜に関する文芸や芸術が数多く残されていますのでそれも大きなみどころです。新しい観光スポットである宇治市植物公園にも1月見頃の垂れ桜「ジュウガツザクラ」が春のガーデンにありますので是非ご鑑賞下さい。
樹木の姿が壮観の「シダレザクラ」のみどころポイント
満開の見頃はいつ?
シダレザクラの咲き頃はちょうど中間、ソメイヨシノが満開の頃に徐々に開花しているころが見頃です。八重桜が咲き頃のときには散り始めるといったところでしょうか。平均的オンシーズンは4月上旬頃~が相場です。開花情報はHPでもお知らせされるので見頃は押さえて行きたいものです。
宇治植物公園名物「花と水の立体タペストリー」
タペストリーは、インスタ映えどころではない圧巻の景観スポットです。何と約10,000本のパンジーやビオラの色とりどりの花を3,000基のプランターに植えて、花壇に並べて作った壮観な高さ18mの花の地上絵なのです。製作にあたっては、地域の市民ボランティアと職員総出で毎年年末に行われるそうです。
タペストリーのみどころ
今年は、2020年1月7日より5月上旬まで今年の干支「花のネズミ」がお披露目されています。(これを書いている時点で花壇は完成しているようです)基本、一年草の花を使用しているため、花が終わるまでは楽しく見られそうです。毎年、暑中見舞や年賀状の画像を探しにこられる方も多いとか。
見頃のシーズン
基本、通年楽しめるように年間で3-5シーズンほどに割り振られており、各コンセプトと絵のテーマがシーズンごとに変わるので来場者に楽しんでもらえる工夫がこのタペストリーのみどころです。使われる花も一年草なので、開花前にプランターに植花し見頃はそこからという花壇作りをされているそうです。
もうひとつのみどころは「ホタル」
自然豊かな園内は「ホタルの小路」があり緑と水も豊かです。ここ宇治、近隣の伏見酒蔵付近では7月下旬~8月はホタルの乱舞が見られます。花と水のあるところいたるところにホタルが遊びに来ています。夏の夕涼みに「水辺のホタル観賞」もうっとりする景観です。見に行って確認してくださいね。
【アクセスは周遊おすすめの乗り放題チケット】
「京阪版」と「大阪メトロ版」の二つのチケットがあります。路線乗り放題のほかに観光施設の優待など特典もついていますので是非お得な周遊券も忘れずにご活用ください。
出典:写真AC