宇治植物公園の代表的な樹木のみどころや見頃
宇治市植物公園内はいくつかの季節はガーデンと花の温室からなりたっています。ここでは季節別のみどころの植物、樹木を生薬効能解説と共に紹介いたします。ホタルの群舞(8月上旬~)開花などは目安ですので直前にHP等でご確認ください。
春の花のみどころと見頃
桜/八重桜/垂れ桜 バラ科モモ亜種サクラ属
なんといっても『桜』に尽きます。桜はソメイヨシノだけではないという美しさを御堪能いただけるシーズンです。ソメイヨシノが一斉に咲くのが4月上旬~下旬、入れ替わるように2週間前後ずれて垂れ桜、最後に晩稲種の八重桜で終わります。5月の葉桜も新緑美しくて最高ですよ。
夏のみどころ
初夏~晩夏にかけては蓮池散策を
園内の「修景池」に咲き誇る蓮や睡蓮が見頃です。朝早くお出掛けください。ホタルの季節はもうちょっとあとです。
秋のみどころ
秋のゾーンいっぱいの紅葉が見頃10月中旬~
京都の紅葉は本格的に染まっていくのは11月に入ってから。紅葉、銀杏、カナダカエデ、白樺、ドングリ、柿など暖色の絨毯がきれいです。常緑種の竹や茶の木、杉やもみの木などとのコントラストも見物です。
冬の樹木のみどころ
1月下旬~3月中旬 『椿』いろいろ ツバキ科
冬は花かずは少なくなりますが、みどころは雪に映える『椿』を代表とする常緑種、ツバキ科目やカメリアシネンシス科の樹木です。低木樹の印象がありますが選定を特にしなければ3mを越えるような高樹木です。意外でしょう?
2月厳冬「寒梅」が見頃です
梅酒に使うような果実ではありませんが、原種でも小さな小梅が実ります。京都の3が日では「皇服茶(おうぶくちゃ)」が寺社や各家庭で振る舞われる習わしがあります。煎茶に小梅、結び昆布がそれで、これを服すれば一年無病息災でいられるそうです。
観光客も可「宇治植物公園」の樹木の教室
宇治市植物公園のためになるおすすめコースは『樹木の教室』というものがあります。月毎に行われる樹木の教室では専任の職員やボランティア講師が土作りや剪定、トラブルシューティング、品種の知識などを丁寧に指導してくれます。(教室開催はHPで確認ください)
宇治植物公園付近の観光スポット
観光案内のパンフレットや情報がほしいときは各主要駅や宇治橋のたもとにある無料案内所などで入手できます。
- 季節の歳時は宇治市役所観光課
- 市営案内所でも市役所発行の歳時パンフレット等が配布されています
10円玉のデザイン「宇治平等院鳳凰堂」
言わずと知れた国宝建築「宇治平等院鳳凰堂」と大日如来は宇治の地域ランドマークです。よく回遊式庭園の対岸から観光客が10円玉を出して見比べている風景に出会います。宇治平等院鳳凰堂庭園の四季折々の咲き頃を見計らって訪れるのも楽しみです。
源氏物語に登場する宇治橋付近
近鉄とJR宇治駅の中間、宇治川に架かるのが「宇治橋」です。その中程に張り出したデッキのようなものがありますが、そこは茶道の行事、お水取りが行われていた場所なのです。現在は荒川の勢いがありますが、昔は澄んだ水が流れる川だったようです。もう少し下流には源氏物語に出てくる「夢の浮橋」を再現した朱塗りの中州橋が渡してあります。ぜひ古典絵巻に思いを馳せながら散策してみてはいかがでしょうか。
まとめ
お土産、喫茶、樹木のギフトはみどころいっぱいの園内カフェ「蝶々」で。春のみどころの一つ、シダレザクラが見頃の季節はOPENしています。
宇治は日本屈指のお茶処でもあります。宇治植物公園のみならず町並みにも喫茶や茶の湯の香りが息づいています。お土産に「茶の苗木」を買って帰られてみてはどうでしょう?2年目で白い花がつくのですが、そこに実がつくと...あとは育ててのお楽しみです。ぜひ休日は宇治植物公園へ。
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「園内散策マップ」より
http://uji-citypark.jp/botanical/publics/index/30/