宇治植物公園ってどんなところ?必見の植物や見どころを季節別に紹介!

宇治植物公園ってどんなところ?必見の植物や見どころを季節別に紹介!

京都府宇治市、宇治川側に程近い観光地「宇治植物公園」をご紹介します。樹木園としても人気で宇治市観光のシダレザクラのみどころです。宇治植物公園はお花見の見頃真っ只中のハイシーズンのほか、四季を通じて見頃の樹木、植物に癒されるみどころ園内エリアをご案内いたします。

記事の目次

  1. 1.樹木の杜・宇治植物公園とはどんなところ?
  2. 2.咲き頃見頃をいつでも、入園券は年間パスポートがお得です
  3. 3.宇治市へは関西随一の要塞ステーション「京都駅」から
  4. 4.幻想の叙情・源氏絵巻の観光地にある宇治市植物公園
  5. 5.宇治植物公園は京都屈指のシダレザクラの観光スポット
  6. 6.宇治植物公園名物「花と水の立体タペストリー」
  7. 7.宇治植物公園の代表的な樹木のみどころや見頃
  8. 8.まとめ

宇治植物公園の代表的な樹木のみどころや見頃

http://uji-citypark.jp/botanical/publics/index/30/

「園内散策マップ」より
http://uji-citypark.jp/botanical/publics/index/30/

宇治市植物公園内はいくつかの季節はガーデンと花の温室からなりたっています。ここでは季節別のみどころの植物、樹木を生薬効能解説と共に紹介いたします。ホタルの群舞(8月上旬~)開花などは目安ですので直前にHP等でご確認ください。

公益財団法人宇治市公園公社(公式ホームページ)

春の花のみどころと見頃

Photo bycongerdesign

桜葉は殺菌作用があるといわれ、「桜餅」を包む葉でお馴染みです。桜花も塩漬けにし食用できます。茶道の主菓子や桜茶に浮かべて。

桜/八重桜/垂れ桜 バラ科モモ亜種サクラ属

なんといっても『桜』に尽きます。桜はソメイヨシノだけではないという美しさを御堪能いただけるシーズンです。ソメイヨシノが一斉に咲くのが4月上旬~下旬、入れ替わるように2週間前後ずれて垂れ桜、最後に晩稲種の八重桜で終わります。5月の葉桜も新緑美しくて最高ですよ。

夏のみどころ

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

蓮の実は「滋養強壮」で薬膳でも人気です。蓮を丸めて酒を注ぎ茎から飲むという「蓮酒」というのが中国にあるんだそうです。葉は殺菌作用もあり昔はお寿司をくるんだりしたようです。現在も初夏の朝茶事で茶懐石の御敷になっています。

初夏~晩夏にかけては蓮池散策を

園内の「修景池」に咲き誇る蓮や睡蓮が見頃です。朝早くお出掛けください。ホタルの季節はもうちょっとあとです。

秋のみどころ

Photo byjplenio

秋のゾーンいっぱいの紅葉が見頃10月中旬~

京都の紅葉は本格的に染まっていくのは11月に入ってから。紅葉、銀杏、カナダカエデ、白樺、ドングリ、柿など暖色の絨毯がきれいです。常緑種の竹や茶の木、杉やもみの木などとのコントラストも見物です。

冬の樹木のみどころ

1月下旬~3月中旬 『椿』いろいろ ツバキ科

Photo by sabamiso

椿油は湿潤、肌荒れ(マイナス気温でも凍らないので薬の基材として重宝)対策に使われることが多く、花は乾燥させて健胃整腸剤に用いられることもあります。

冬は花かずは少なくなりますが、みどころは雪に映える『椿』を代表とする常緑種、ツバキ科目やカメリアシネンシス科の樹木です。低木樹の印象がありますが選定を特にしなければ3mを越えるような高樹木です。意外でしょう?

2月厳冬「寒梅」が見頃です

Photo bykimjinsoon

梅の果実は食欲増進、殺菌作用。実は梅の果実自体は酸性です。が消化したあとはアルカリ性といわれます。これは灰分がミネラル豊富だからなのでどちらも正しい言い分です。

梅酒に使うような果実ではありませんが、原種でも小さな小梅が実ります。京都の3が日では「皇服茶(おうぶくちゃ)」が寺社や各家庭で振る舞われる習わしがあります。煎茶に小梅、結び昆布がそれで、これを服すれば一年無病息災でいられるそうです。

観光客も可「宇治植物公園」の樹木の教室

宇治市植物公園のためになるおすすめコースは『樹木の教室』というものがあります。月毎に行われる樹木の教室では専任の職員やボランティア講師が土作りや剪定、トラブルシューティング、品種の知識などを丁寧に指導してくれます。(教室開催はHPで確認ください)

宇治植物公園付近の観光スポット

観光案内のパンフレットや情報がほしいときは各主要駅や宇治橋のたもとにある無料案内所などで入手できます。

  • 季節の歳時は宇治市役所観光課
  • 市営案内所でも市役所発行の歳時パンフレット等が配布されています

10円玉のデザイン「宇治平等院鳳凰堂」

Photo by wongwt

「平等院鳳凰堂」

言わずと知れた国宝建築「宇治平等院鳳凰堂」と大日如来は宇治の地域ランドマークです。よく回遊式庭園の対岸から観光客が10円玉を出して見比べている風景に出会います。宇治平等院鳳凰堂庭園の四季折々の咲き頃を見計らって訪れるのも楽しみです。

源氏物語に登場する宇治橋付近

Photo by taku412

宇治橋を渡ると対岸には宇治平等院が見えてきます。

近鉄とJR宇治駅の中間、宇治川に架かるのが「宇治橋」です。その中程に張り出したデッキのようなものがありますが、そこは茶道の行事、お水取りが行われていた場所なのです。現在は荒川の勢いがありますが、昔は澄んだ水が流れる川だったようです。もう少し下流には源氏物語に出てくる「夢の浮橋」を再現した朱塗りの中州橋が渡してあります。ぜひ古典絵巻に思いを馳せながら散策してみてはいかがでしょうか。

まとめ

お土産、喫茶、樹木のギフトはみどころいっぱいの園内カフェ「蝶々」で。春のみどころの一つ、シダレザクラが見頃の季節はOPENしています。

Photo by Siegfy

宇治橋、平等院鳳凰堂そばの市営茶室・「対鳳庵」では呈茶が受けられます。(抹茶、菓子付き500円~)

  • その他お茶に関するイベントなどのお問い合わせ:宇治市役所産業地域振興部 観光振興課電話: 0774-22-3141(代表) 

宇治は日本屈指のお茶処でもあります。宇治植物公園のみならず町並みにも喫茶や茶の湯の香りが息づいています。お土産に「茶の苗木」を買って帰られてみてはどうでしょう?2年目で白い花がつくのですが、そこに実がつくと...あとは育ててのお楽しみです。ぜひ休日は宇治植物公園へ。

サンライズリベリオン
ライター

サンライズリベリオン

某大学院文化科学研究科臨床薬理修士課程の社会人学生です。最近植物の魅力を再発見しています。

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