キューガーデンとは
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— Kew Gardens (@kewgardens) November 18, 2019
バラの本場イギリスの首都ロンドンにある王立植物園キューガーデンは、2003年にユネスコ世界遺産の世界文化遺産に登録されました。広大な敷地には四季折々の植栽、世界各地から収集された貴重な植物の詰まった巨大な温室、ミュージアムに研究施設もあり見どころ満載です。そんな英国王立植物園キューガーデンの魅力を、たっぷりとご紹介していきます。
どこにあるの?
キューガーデンの場所はロンドン中心部から西へ30〜40分、テムズ川添いのリッチモンドにあり、その広さ132ha=なんと東京ドーム約28個分!広大なキューガーデンには、4つの出入り口があります。1日では全て周りきることができない程の広さですね。
アクセス
- 地下鉄のキューガーデン駅からビクトリアゲートまでは約500m
- 電車のキューブリッジ駅からエリザベスゲートまでは、キューブリッジを通って約800m、リッチモンド駅からはバスへ乗り継ぎます
- バスはルート65がライオンゲート、ビクトリアゲートの近くに停車します
- 車では、キューガーデン駐車場(有料)があります
どんな施設?
Meet our In Vitro Collection 🌱 Consisting of plant specimens and fungi that have been cultured in artificial growing media, the collection includes 6,000 specimens, from orchids and mycorrhizal to non-mycorrhizal fungi. pic.twitter.com/wMMLMWSzx5
— Kew Gardens (@kewgardens) November 3, 2019
キューガーデンは花壇や温室に博物館のある植物園でもありますが、教育機関でもあり研究施設でもあるのです。観光だけでなく現地では修学旅行の受け入れ先として、また学生向けの職業訓練プログラムもあります。研究施設では植物と菌類の研究が行われ、種子銀行(ミレニアムシードバンク)では地球規模で種子の収集・保存をしています。もちろん誰でも気軽に参加できるガーデニング講習会や、季節に合わせたイベントも開かれています。
キューガーデンの歴史
- 1759年 宮殿の庭園としてスタート
- 1848年 パームハウス完成
- 1853年 標本館を建設
- 1899年 テンペレートハウス開園
- 1911年 日本の「勅使門」が贈られる
- 1978年 ウェイクハーストにシードバンク設立
- 1987年 プリンセスオブウェールズの温室開園
- 2003年 ユネスコ世界遺産に登録
- 2009年 開園250周年
- 2016年 ザ・ハイブ移設完成
- 2018年 テンペレートハウス リニューアル開園
キューガーデンの基本情報
英国王立植物園キューガーデンの基本情報
- 12月24日・25日を除いて、年中無休
- 開園時間午前10時、閉園時間は時期によって異なるため、HPを確認
- 温室などの各施設、アトラクション、レストランはそれぞれ時間が異なるので、HPを確認
- メンテナンスなどのために閉鎖している施設もあるので、HPを確認
詳しくは、公式ホームページをチェックしてみましょう!
キューガーデンの魅力をご紹介!
Did you know that roses and nettles are closely related? 🌹🍃
— Kew Gardens (@kewgardens) August 11, 2019
Immerse yourself in the science behind the stunning plant collection of our newly designed Agius Evolution Garden: https://t.co/TDX8ia26El pic.twitter.com/93HdXWPnZB
キューガーデンにはたくさんの温室や庭園、アトラクションやレストランなどの施設があります。広い園内でも見逃せない、おすすめのスポットを厳選して8つご紹介していきます。
見どころ①巨大な温室・パームハウス
1848年に建設されたもっとも歴史ある熱帯雨林の温室、それがパームハウスです。温暖化で環境破壊が進む熱帯地域の、貴重な植物資源の保護にも貢献しています。
ボタ爺
見どころ②ダイアナ妃の愛した・プリンセスオブウェールズの温室
1987年に開園した、乾燥した砂漠地帯や湿度の高い熱帯地域の植物を、区分けして管理している温室です。希少な食虫植物や着生植物、サボテンや多肉植物の宝庫です。ダイアナ妃はチャールズ皇太子と離婚後も、この温室を手放さなかったそうです。
見どころ③地上18mの遊歩道ツリートップウォークウェイ
地上18mの高さがあり、樹上の散策が楽しめる人気のアトラクション、ツリートップウォークウェイ。鳥や昆虫の目線も楽しめますが、エレベーターなどは無く、遊歩道まで登るのは階段です。周囲の樹木に馴染むよう、サビ色の外観になっています。
見どころ④モダンアートを体感ザ・ハイブ
インスタグラムでも人気のフォトスポット ザ・ハイブは、蜂の巣と蜂の活動を体感できる施設です。元は2015年ミラノ万博のために作られた展示でしたが、その後キューガーデンの草原に移設されました。ザ・ハイブはメッシュ状のアルミフレーム構造で、ミツバチの振動に合わせてLEDライトが輝く仕組みになっています。
見どころ⑤おしゃれな英国式ティータイム
パームハウスを眺めながら、食事が楽しめるレストラン、ザ・ボタニカル。朝食・ランチ・英国式のアフタヌーンティーもあります。ホームページからは、事前にネット予約も可能です。
見どころ⑥世界一のボーダーガーデン
長さ320mおそらく世界一の長さを誇る、グレートブロードウォークボーダーズ。多年草・宿根草・球根が美しく彩るボーダーガーデンです。特に春から秋の色の変化は美しく、香りが楽しめるのも見どころのポイントです。
見どころ⑦ビクトリア朝の巨大温室テンペレートハウス
2018年に5年がかりの改修を終えて、再開園した開放感あふれる巨大な温室です。イギリスの最も重要な建造物の一つに指定されています。大聖堂もあり、各種イベント会場としてレンタルも可能です。
見どころ⑧お土産はビクトリアプラザへ
Featuring a botanical illustration of the Coffea Arabica on the mug and a real coffee plant you can grow at home, this is the perfect treat for a coffee lover: https://t.co/EhM2Su6ooT ☕🌿 pic.twitter.com/bLXGDOdZKX
— Kew Gardens (@kewgardens) November 13, 2019
伝統的な英国紅茶やはちみつ、インテリア雑貨に園芸グッズも揃うショップです。品揃えが多いため、お土産はオンラインショップで下調べしておくのをおすすめします。苗などの日本への持ち込みはできません。
コンピューターもAIもない時代から、冬のロンドンで熱帯植物を守り育てるなんて、それだけでものすごい技術なんじゃよ!