はじめに
近年多肉植物が静かなブームになっています。ぷっくり肉厚な葉の質感や植物とは思えないような不思議な姿が、特に若い女性を中心に人気を集めています。最近では園芸店やホームセンターだけでなく、おしゃれな雑貨店や100円ショップでも購入できるため、思わず衝動買いしてしまった人も多いのではないでしょうか。
多肉植物の鉢を選ぶ理由
多肉植物の鉢を選ぶ理由はいろいろあります。「もっとおしゃれな鉢で楽しみたい」「インテリアにマッチした鉢に植え替えたい」など人それぞれでしょう。一方で園芸初心者のなかには「買ったときの鉢のままじゃだめなの?」と考える人も少なくないようです。商品にもよりますが、数百円で販売されている小さなサイズの多肉植物は、最低限の機能しか持たない簡易的な鉢に入れられていることがほとんどです。なるべく早く栽培に適した鉢に植え替えてあげましょう。
多肉植物の鉢を選ぶまえに
多肉植物の鉢は機能とデザインのバランスをよく考えた選び方を心がけましょう。多肉植物に適した機能を持つ鉢を選ぶことで毎日の水やりなどに手間をかけず長く育てることができます。また同時に鉢は多肉植物の魅力をより引き立たせる洋服のようなものです。お気に入りの多肉植物はなるべくおしゃれな鉢に入れてあげたいですし、インテリアとの相性も重要です。常に機能とデザインの両方を意識しましょう。
多肉植物の鉢の選び方①底穴
まずは鉢の底に穴が開いているかどうかを確認しましょう。多肉植物の多くは乾燥に強い特徴がある半面、加湿に対してとても弱い性質を持っています。そのためなるべく水はけをよくするために、穴の開いた鉢を使うことが基本です。植木鉢として販売されているもののなかにも穴の開いていないタイプがあるので必ずチェックしましょう。
多肉植物の鉢の選び方②サイズ
鉢の水はけは鉢のサイズによっても変わります。鉢はサイズが大きくなればなるほど保水力が上がります。そのため多肉植物の栽培に大きい鉢は適していません。いずれ成長するからといってサイズの大きい鉢を選んでしまうと、せっかく植えた多肉植物が枯れてしまうこともあります。鉢のサイズは多肉植物のサイズに合わせたものを選びましょう。
ボタニ子
次は、素材での選び方を紹介します。