多肉植物をいろんな容器で楽しむ
多肉植物はバケツや缶、食品の空き容器などいろんな入れ物で楽しむことができます。ですがこれらの容器は植物の栽培用に作られたものではないため、土の配合や水やりの仕方を工夫したり自分で容器を加工するなどの手間がかかります。初心者にはハードルが高いですが、栽培経験を積んで知識が増えてきたら挑戦してみるのも面白いでしょう。
水はけの確保
鉢やプランター以外の容器を使う場合にもっとも問題になるのはやはり水はけです。毎日の水やりで調整するのはとても難しいので、加工が可能な素材なら自分で穴を開けてしまいましょう。すこしたいへんではありますが、DIYもガーデニングの楽しみのひとつですし、自分で手を加えた容器には愛着も湧きます。なにより多肉植物を長く元気に育てるためにがんばりましょう。
加工が無理なら土を変える
陶器の入れ物やガラスなど加工のむずかしいものは土を工夫しましょう。市販されている多肉植物用の培養土などは、鉢に穴が開いていることを前提に開発されています。そのため穴のない容器では自分で土をブレンドしなければなりません。赤玉土や鹿沼土など水はけのよい土を中心にブレンドしたうえで、毎日の水やりにも細心の注意を払いましょう。またゼオライトなどの根腐れ防止剤を使用するのも有効です。
まとめ
手軽なイメージの強い多肉植物ですが、鉢の選び方一つでも実はなかなか奥が深くて知識が必要です。今回は多肉植物の栽培に適した機能を持つ鉢を中心に基本的な選び方をご紹介しましたが、難しい条件でたっぷり手間をかけて育てるのもまた楽しいものです。正解はひとつではありませんので、自分なりの鉢の選び方で多肉植物をもっと楽しんでください。