人参の日持ち期間はどれくらい?芽が出てきても食べることはできる?

人参の日持ち期間はどれくらい?芽が出てきても食べることはできる?

人参を放置していたら、芽や白いひげ根っこが出ていたりということはありませんか?根菜で日持ちがしそうなイメージがある野菜ですが、人参の日持ちはどれくらいなのでしょうか?芽が出てきても食べることができるのか、正しい保存方法についてもまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.人参の日持ち期間はどれくらい?
  2. 2.人参の日持ちをよくする保管方法
  3. 3.芽が出た人参は食べることはできる?
  4. 4.日持ちのよい新鮮な人参の見分けかた
  5. 5.人参を長期間日持ちさせる冷凍保存
  6. 6.まとめ

人参の日持ち期間はどれくらい?

常温で1週間、冷蔵庫では2〜3週間

人参の日持ち期間は常温で1週間くらい、冷蔵庫では2〜3週間くらいです。お店にどのくらいの期間並べられていたかわからないので、厳密な消費期限ではありません。時間がたつと多少のシワがあらわれてくるかもしれませんが、腐敗してフニャッと柔らかくなっていなければ十分食べることができます。黒ずんだような場所が出てきたらその部分を取り除いて食べれば大丈夫です。

人参は冷蔵庫で保管

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人参は冷蔵庫で保存することがおすすめです。根菜類は、冷蔵庫で保存すると低温障害をおこすため常温で保存とおもわれている方が多いかもしれません。しかし、人参は秋〜冬の野菜です。冬場は常温で保存しても構いませんが、夏場は傷みやすく、冷蔵庫での保存する方が賞味期間を長くすることができます。

人参の日持ちをよくする保管方法

人参は冷蔵庫で保管するのがおすすめですが、ただ冷蔵庫に入れて放置しておくのではなく、一手間加えることで賞味期間を長くすることができます。

水気を拭き取る

人参はキッチンペーパーなどで水けをよく拭き取ってから保存します。人参は湿気が高いと痛みやすく、白いひげのような根っこが生えやすくなります。とくにポリ袋に入って売られていたものなどは、水分がこもって濡れていることがありますので、袋からとり出してよくふきましょう。

葉がついている場合は切り分ける

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葉がついている場合は葉と根を切り分けて保存します。葉がついたままだと根の栄養が葉の成長にとられてしまうからです。葉の部分はカリウム、カルシウム、ビタミンCなどが豊富ですので、炒め物、おひたし、胡麻和えなどに料理して食べるとよいでしょう。

新聞紙で包んで保管

人参は水分をよくふきとって、1本ずつ新聞紙に包んで、立てて保存します。新聞紙が湿気を吸ってくれるので、湿気が苦手な人参の賞味期限を長くすることができます。生えていた状態と同じように立てて保存することも新鮮さを保つ秘訣です。

保存袋に入れて保管

人参は市販の野菜の鮮度保持袋に入れて保存してもよいです。鮮度保持袋は100円ショップなどで購入することができます。普通のビニル袋では湿気がこもって袋の中の水滴が人参を傷めますが、鮮度保持袋では通気性があり適度な湿度を保ってくれます。この袋に入れる場合も、水分をよくふきとって立てて保存します。新聞に包んで、鮮度保持袋に入れてもよいですね。

芽が出た人参は食べることはできる?

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芽や根っこが出ても食べることはできる

芽や根っこが出た人参は食べても問題ありません。人参を長く放置していると、芽や白いひげのような根っこがでてきます。芽や白いひげ根っこが出ても毒はありませんので、取り除いて食べることができます。芽や根はおいしくありませんので、取り除きましょうね。ただ芽や根っこの成長に栄養をとられるので、人参の風味は悪くなり、栄養価も下がります。なるべくはやく消費することがおすすめです。

芽を育てる

少し余談になりますが、人参の芽の部分から葉を水栽培してみませんか?人参の上部の切り落とした部分を水に浸した状態で放置しておくと(水切れには注意)、2週間ほどで写真のような人参の葉が育ちます。ほんの少しの量ですが、スープの飾りなどに使うことができます。キッチンの窓辺など少しでも日が当たるとよく育ち、器にも気をつかうとインテリアとしても可愛いです。

日持ちのよい新鮮な人参の見分けかた

日持ち期間を長くするには、新鮮な人参を手に入れることも重要です。ここでは新鮮な人参の見分け方をご紹介します。

芽が出ていなくてひげ根の少ないものを選ぶ

人参を購入する場合は、芽がでていなくて、色つやがよくひげ根の少ないものを選びます。鮮やかなオレンジ色で硬いものがよいです。また袋詰めの場合は表面が湿っていないものがよいです。

芯の切り口の直径が小さいものを選ぶ

人参は芯の部分、葉がついていた切り口の直径が小さいものを選びます。直径が小さい方が芯が細くてやわらかいです。

首の部分が青いもの黒ずんでいるものは避ける

人参の首の部分が青いもの、黒ずんでいるものはかたいので避けます。

人参を長期間日持ちさせる冷凍保存

人参を買いすぎて消費できないときには、冷凍保存することができます。冷凍保存すると約2ヶ月賞味期限をのばすことができます。生のまま、またはかために茹でてからラップに包み保存袋に入れて冷凍します。いずれも薄めのイチョウ切りやせん切りにします。炒め物や汁物に凍ったまま使うことができます。切ってあるので調理の時短にもなりますね。

まとめ

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人参の日持ち期間と保存方法

  • 人参の日持ち期間は冷蔵で2〜3週間、常温で1週間
  • 芽や白いひげ根っこが出ても食べることはできる
  • 人参は湿気を嫌うので水気をふいて保存
  • 人参は冷蔵庫で立てて保存
  • 新聞紙で包むか鮮度保持袋に入れる
  • 人参の冷凍保存の消費期限は約2ヶ月
nabicw
ライター

nabicw

小さな自宅庭でガーデニングを楽しんでいます。料理に使うハーブの種類を毎年増やすことが目標です。栄養士免許あり。

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