人参葉とは
人参葉とは、にんじんを栽培している過程で抜いた間引き菜の葉っぱのことで、細いにんじんがついているものもあります。実はにんじんよりも栄養素の量が豊富です。間引いた時期に、にんじんが大きく育っていればその分茎や葉が固くなるので食べ方も変わってくるでしょう。人参葉はにんじんの味や香りもしますが、パセリや春菊、セリに似た香りも混ざっています。
いつ収穫されたもの?
人参葉は食用に水耕栽培されたものと、育てる段階で間引き菜として抜かれたものがあります。水耕栽培されたものは通年出回っていますが間引き菜は夏が旬です。にんじんは春まきと夏まきがあり、それぞれ成長過程で間引くので春から夏にかけてと、夏から秋にかけて収穫されます。間引きされた時期によって葉っぱの固さが違いますので、生食は水耕栽培がおすすめです。
人参葉の選び方
人参葉はみずみずしく生き生きとしたものを選びましょう。色は鮮やかな緑色がよいです。黄色くしおれているものが含まれていると、鮮度が低い可能性があります。葉にピンとした張りがあれば新鮮でおいしいです。水耕栽培は柔らかく育てられているので生食はこちらを選びます。間引きされたものは固い場合がありますのでおひたしや煮びたしなどの加熱用にしましょう。
人参葉のかんたんでおいしい食べ方10選
人参葉のかんたんでおいしい食べ方はいろいろあります。人参葉にはビタミンCやビタミンE、葉酸やカルシウムなど豊富な栄養素が含まれているので、まるごとの食べ方がおすすめです。しかも、にんじん本体よりも成分量が多いので、手に入ったらぜひ料理してみましょう。生食の他に炒めたり、煮たり、揚げたりと料理方法も豊富です。レシピをご紹介します。
人参葉を生で食べる
レシピ①タイ風サラダ
タイ風サラダのレシピです。水耕栽培で育った柔らかい人参葉を使います。間引き菜のときは、中心の葉を使うと比較的柔らかいです。女性に人気のパクチーと人参葉を3cm~4cmにざっくりきり、スライスしたたまねぎと和えます。ナンプラーにレモン汁と少量の昆布茶を混ぜたものをドレッシングにして食べる直前に混ぜてください。粉チーズをかけてもおいしいです。
レシピ②まるごとサラダ
まるごとサラダのレシピです。間引き菜ににんじんがついているときに作ってみましょう。普通のにんじんを使っても大丈夫です。にんじんはピューラーで薄くスライスするか刺身のつまのように細くしてレンジにかけます。人参葉を3cm~4cmに切って、黒こしょう、マヨネーズ、ツナ缶と一緒にレンジにかけたにんじんと和えてできあがり、人気のツナマヨサラダです。
レシピ③チャーハン
人参葉入りチャーハンのレシピです。チャーハンというと炒めるイメージがありますが、ここでは生の人参葉を使います。卵かけごはんの要領で卵とご飯をまぜ、油で炒めるとパラパラになりやすいです。小さく切ったウインナーと人参葉をできあがったチャーハンに混ぜればかんたんチャーハンになります。味付けは市販のインスタントラーメンの粉を使うとかんたんです。

続いて、ゆでたり、油を使ったりする料理方法をご紹介しますね。