人参の切り方まとめ7選!切り方の種類別におすすめの料理もご紹介

人参の切り方まとめ7選!切り方の種類別におすすめの料理もご紹介

人参は種類が豊富で、色合いが鮮やかな食材です。切り方によってさまざまな飾りつけができるのでお弁当にもよく使われ、常備野菜としてかかせません。普段の料理で使える人参の切り方や、切り方にあわせたおすすめの料理などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.人参の概要
  2. 2.人参の切り方7選
  3. 3.人参の種類
  4. 4.人参の保存方法
  5. 5.まとめ

人参の概要

Photo bycongerdesign

人参は栄養が豊富な根菜です。アフガニスタンが原産の緑黄色野菜で、日本では昔から親しまれています。さまざまな色やサイズの種類があるので、料理によって使いわけられる人気の食材です。

基本情報

Photo byFree-Photos

科名 セリ科
属名 ニンジン属
学名 Daucus carota subsp. sativus
英名 Carrot
和名 人参

花・葉

Photo byRitaE

人参は、小さくて白い花を密集させて咲かせます。基本的には、花を咲かせる前に根の部分(可食部)を収穫するので、あまり見かけることはありません。葉は発色のよい緑色で羽状にわかれています。食用として使われ、和え物や炒め物に人気です。

旬・産地

Photo byvoltamax

人参の旬は年に2回あり、4月~7月と10月~12月です。特に10月~12月は栄養価が高く甘みが強いとされています。主な産地は北海道や千葉県です。種類によっては関西地方で多く栽培されているものもあります。

おいしい人参の見分け方

フリー写真素材ぱくたそ

  • 全体がなめらか
  • 皮にハリがある
  • 茎の切り口が細い
人参の皮が緑色に変色しているものは避けましょう。また茎の切り口が太いものは、かたい場合があります。

栄養価・効能

Photo byCouleur

  • カロテン
  • カリウム
  • 食物繊維
人参はカロテンが豊富で、特に皮の部分に多く含まれています。下ごしらえするときは、ぜひ皮をむかずにそのまま使いましょう。人参には肌を清潔に保ったり便秘解消に繋がったりといった効能が期待できます。

人参の切り方7選

切り方①輪切り

人参の輪切りは、薄めに切るとサラダや和え物にできて、厚めに切ると煮物や付け合わせに最適です。また、ボリュームのある切り方なので、より人参の色合いが目立ち見栄えがよくなります。いろいろな料理に使えるので、輪切りにしたものを保存しておくと料理の時間を短縮できます。

カット方法

  1. まな板に人参を横に置く
  2. 料理にあわせたサイズで均等に切る
サイズが大きい場合は、人参の切り口にまるみをつけて下ごしらえしましょう(面取り)。断面がななめにならないようにするのがポイントです。

おすすめの料理

  • 煮物
  • グラッセ
  • サラダ
  • 和え物
  • カレー
  • シチュー

切り方②短冊切り・拍子木切り

短冊切りの名前は、短冊のかたちに似ていることが由来とされてます。短冊切りに厚みをもたせたものが拍子木切りと呼ばれ、拍子木のかたちに似ていることから名づけられました。料理や食べやすさにあわせてサイズを決めましょう。

カット方法

  1. まな板に人参を横にして約4cm幅に切る
  2. 切った人参を立てて約1cm幅に切る
  3. 人参を再度横にして料理にあわせたサイズに切る

おすすめの料理

  • 野菜炒め
  • スープ
  • 和え物
  • 焼きそば
  • バーニャカウダ
  • 漬物
  • サラダ

切り方③いちょう切り

いちょう切りは基本となる切り方です。名前は、切った野菜がイチョウに似ていることから名づけられました。特に人参は、色鮮やかで丸みのある食材なので、いちょう切りにすることで料理に彩りを加えたり、見栄えをよくしたりします。

カット方法

  1. まな板に人参を横に置いて半分に切る
  2. 人参を縦にして中心部分から半分に切る
  3. さらに縦半分に切る
  4. 横にして薄切りする
煮物に使う場合は約5mm~7mmに切りましょう。

おすすめの料理

  • サラダ
  • 肉じゃが
  • お吸い物
  • 豚汁

切り方④半月切り

半月切りの切り方はそれほど難しくないので、あまり失敗することがありません。また料理のデコレーションをするときに使いやすいかたちなので、マスターしておきましょう。

カット方法

  1. まな板に人参を横にして半分に切る
  2. 切り口をまな板につくようにして薄切りする
人参を輪切りにしてから半月切りにするのは大変なので、切る順番を間違えないようにしましょう。

おすすめの料理

  • シチュー
  • カレー
  • 煮物
  • サラダ
  • スープ
  • 和え物

切り方⑤千切り

フリー写真素材ぱくたそ

人参の千切りは繊維に沿って切ることで、シャキシャキとした食感が楽しめます。また繊維と逆の方向で切るとしんなりとした食感になるので、使いわけるとよいでしょう。下記では繊維に沿ったカット方法をご紹介しています。

カット方法

  1. まな板に人参を横にして約4cmに切る
  2. 人参を立てて約1mmに切る
  3. 横に倒して薄く切る
  4. 人参をずらしながら並べて約1mmに切る

おすすめの料理

  • サラダ
  • 和え物
  • 野菜炒め
  • サンドウィッチ

切り方⑥みじん切り・角切り

みじん切りは、人参を細かく切る方法です。人参の味が苦手な方でも、みじん切りにすることで食べやすくなります。切る回数が比較的に多いので、怪我をしないように注意しましょう。また、みじん切りを少し大きめに切ったものが角切りです。

カット方法

  1. 人参を輪切りにする
  2. 人参を重ねて約1mmに切る
  3. 回転させてさらに約1mmに切る

おすすめの料理

  • ピラフ
  • ドライカレー
  • ハンバーグ
  • チャーハン
  • メンチカツ

切り方⑦乱切り

Photo by ayustety

人参の乱切りは、煮崩れしにくくなったり味が染みやすくなったりするおすすめの切り方です。また不規則なかたちになりますが、乱切りにすることで切り口の面積が広がり火の通りがよくなります。

カット方法

  1. 人参をまな板に横にして置く
  2. 包丁をななめ約45℃にして人参を切る
  3. 人参を手前に回し、同じ大きさに切る
  4. 太い部分は、半分に切ってから乱切りにする

おすすめの料理

  • 煮物
  • 炒め物
  • カレー
  • シチュー
  • 肉じゃが

人参の種類

Photo byCouleur

人参は「西洋系」と「東洋系」の2種類があります。西洋系はヨーロッパからはいってきた種類で、品種改良されたことでクセがなくなり食べやすくなりました。日本で栽培されている人参は、主に西洋系の種類です。東洋系の人参は江戸時代まで主流の食材でしたが、栽培が難しく近年では希少なものとなりました。

西洋系

①五寸人参

フリー写真素材ぱくたそ

五寸人参は、日本の店頭で多く扱われている種類です。名前は、五寸人参の長さが約15cm(五寸)なことから名づけられました。個体のサイズによっては、「三寸人参」や「四寸人参」と呼ばれます。きれいなオレンジ色が特徴です。

②ミニキャロット

ミニキャロットはサイズが小さい人参の総称で、長さは約7cmです。別名「ベビー人参」や「姫人参」と呼ばれます。甘みがあり食べやすいので、サラダによく使われる人気の食材です。皮が薄くて柔らかいので、生のまま食べられます。下ごしらえをしなくても手軽に調理できるおすすめの種類です。

東洋系

①金時人参

金時人参は中国から渡ってきた品種です。リコピンが豊富に含まれているので、全体が深い赤色をしています。長さは約30cmで細長いかたちが特徴です。人参の独特なにおいが少ないので、煮物やきんぴらにするとよりおいしく食べられます。

②紫人参

紫人参は、濃い紫色をしています。なかには黄色がかったものやオレンジ色のものがあり、料理に色どりを加えるおすすめの種類です。長さは約25cmで甘みが強く、そのまま食べられます。調理行程で茹でる場合は、時間がたつと紫色の色素が流れてしまうので注意しましょう。

人参の保存方法

カットしていない人参の保存方法

Photo byjackmac34

カットしていない人参は乾燥しないように新聞紙にくるんで野菜室で保存しましょう。冬の気温が低い時期は、冷暗所でも保管できます。夏は新聞紙ではなくラップをまいて野菜室にいれましょう。季節ごとに保存方法を変えることがポイントです。環境によって異なりますが、約3週間もちます。

カットした人参の保存方法

Photo bycocoparisienne

カットした人参は切り口から傷んできます。空気がはいらないようにラップでくるんで野菜室で保管しましょう。約4日もちますが、人参の状況をみて使い切ります。

まとめ

Photo byklimkin

人参は、日常からよく使われる食材です。まるくて硬いので少し切りにくいですが、料理にあわせて下ごしらえすると料理時間を短縮できます。また、切った状態でもきちんと保存をしておくことで日持ちしますよ。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

あゆ
ライター

あゆ

初めまして。花の栽培や、花言葉について調べたり、育てたりすることが大好きです。記事を読んでいただき、ありがとうございます。どんな方にでも見やすい記事を書いていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

関連記事

Article Ranking