オタネニンジンとは?植物としての特徴から効果・効能までご紹介!

オタネニンジンとは?植物としての特徴から効果・効能までご紹介!

オタネニンジンは高麗人参や朝鮮人参、薬用人参などいろいろな名前で呼ばれています。日本では長野県、福島県、島根県で栽培されていますが、数が少ないためとても希少な植物です。ここではオタネニンジンがどんな植物なのかご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.オタネニンジンとは?
  2. 2.オタネニンジンの特徴
  3. 3.オタネニンジンの効果・効能
  4. 4.オタネニンジンの摂取方法
  5. 5.オタネニンジンを摂取するときの注意点
  6. 6.まとめ

オタネニンジンとは?

オタネニンジンとは高麗人参の和名で、朝鮮人参や薬用人参と同じ植物のことです。野菜の人参とは種から違いますので、全く別のものとなります。オタネニンジンは古くから薬用として栽培されてきました。オタネニンジンの主成分サポニンが身体のいろいろな器官に働きかけ、美容面と健康面の不調の改善が期待できますので「万能薬」として注目されています。

基本情報

科名・属名 ウコギ科・トチバニンジン属
草丈 50~60cm
花色 白色を帯びた淡緑色
開花の時期 5月~6月
果実の収穫 7月末~8月
生薬 人参
用途 壮強、強製薬

名前の由来

オタネニンジンの本種は「人参」と呼ばれる薬草で、根の形が人に似ているので「人参」と呼ばれるようになったのです。オタネニンジンは、江戸時代、徳川吉宗が朝鮮半島から種と苗を入手させ試しに栽培し、各地の大名に種を分け与え栽培が強く進められました。これを敬して将軍様から頂いた御種の人参で「御種人参」と呼ばれるようになったのが名前の由来です。

歴史

オタネニンジンは4000年以上も前から、中国や朝鮮半島などで治療薬として使われていました。日本に伝わったのは2000年程も前のことで、朝鮮民主主義人民共和国の使者が献上品として持ち込んだのが始まりです。徳川家康もオタネニンジンを愛した偉人の1人で、栽培を試みるのですが成功せず、徳川吉宗の時代で成功し、日本各地に広まりました。

種類

水参と白参

オタネニンジンは水参、白参、紅参の3種類に分けられます。水参とは畑から堀り出したそのままの生の人参のことです。生のまま食べられたり、食材として使われたりします。白参とは水参を皮をむいてそのまま乾燥させたもののことです。強壮剤として薬剤やお茶に使われています。

紅参

紅参は水参を皮むきをせずに蒸し、天日で自然乾燥させたもので、主に医薬品の原料として使用されています。白参、紅参は天日することで水参より有用成分が増えるのです。また皮にもたくさんの有用成分が含まれているため、紅参は白参より優れていることがわかります。よって紅参はオタネニンジンの3種類の中でも薬効効果が高いといえるでしょう。

オタネニンジンの特徴

特徴①花・葉・実

オタネニンジンの花が咲くのは植え付け3年目からで、5月中旬~下旬に開花します。花は小さくて線香花火ような形をしているのが特徴です。初めは緑色をしていますが、だんだんと赤くなっていきます。果肉の中に白色の固い種子がありますが、種を採るのは4年目からです。葉は何枚かの葉から成り立っていて、手のひらのような形になっているのが特徴です。

特徴②6年根

6年根とは種をまいてから収穫まで6年もかかったオタネニンジンのことで、6年もの間じっくりと大地の栄養を吸収しているのです。そのため6年根は健康成分が多く含まれ、栄養のバランスも最良といわれています。また6年根のオタネニンジンはサポニンが多く含まれています。

特徴③サポニンが主成分

サポニンとは植物の葉や茎、根などに含まれる配糖体の一種で、コレステロールの除去や動脈硬化の要因となる過酸化脂質の生成を抑える働きをします。とくにオタネニンジンや大豆に含まれるサポニンにはいろいろな健康効果が期待されているのです。オタネニンジンのサポニンは他の植物のサポニンより優秀な効能を持つため、「ジンセノサイド」と呼ばれています。

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オタネニンジンの効果・効能

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