液肥(液体肥料)とは?
液肥とはその名のとおり液体肥料の略で、液状の肥料のことです。別名、水肥(みずごえ・みずひ)とも呼ばれ、粉末や粒状など固形の肥料を水に溶かした物も液肥の一種とされています。与える必要のない植物もありますが、多くの植物に対して肥料は重要な栄養分です。
液肥のメリットや使い方
液肥は即効性が最大のメリット
液肥は、黒マルチで土を覆った状態や水耕栽培の状態でも与えられます。最大のメリットは、土に肥料を混ぜ込む手間が省ける点と即効性に優れている点です。液肥はすべての肥料のなかで最もすばやく栄養を与えられます。また、余った栄養は土のなかに流れていく為、肥料過多の防止も可能です。
液肥は追肥として使おう
植物を植え付けた後、しばらく経ってくると用土にもともと含まれていた栄養分が薄れていきます。この際に必要な肥料が「追肥(ついひ)」です。追肥とは、その名のとおり育て始めた植物に対して、追加で与える肥料を指します。追肥は即効性が重要視されるので、すぐに根へ栄養を与えられる液肥が最適です。
液肥混入器とは?
液肥混入器とは、設定された濃度に液肥を薄めながら植物に与えられる装置のことです。混入器に液肥が入ったボトルを取り付けるタイプや、液肥を入れるタンクがセットになっているタイプなどさまざまなタイプがあります。水道水などと一緒に使用しますが、なかには水に含まれた不純物が機器に入りこんだときに壊れてしまう物もあるため、注意が必要です。
液肥混入器の選び方
一口に液肥混入器と言っても、種類が多くメーカーもさまざまです。本格的なプロ用の商品も多く、家庭で使う場合はどのようにして液肥混入器を選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこで、液肥混入器の選び方について解説します。
液肥混入器の選び方①自宅にあるホースや蛇口に合わせる
液肥混入器は、ホースや蛇口に合わせて使用するタイプの物が多いです。このタイプは、ホースや蛇口に繋ぐだけで使用できます。普段から使用しているホースが自宅にある場合、対応している液肥混入器を購入するとよいでしょう。ただサイズが合わないと水漏れなどが起きてしまうため、慎重に選ぶ必要があります。
液肥混入器の選び方②手元で止水できるか
自宅の蛇口に繋いで使用する液肥混入器の場合「どこで水が止められるか」は非常に重要なポイントです。大きく分けて、手元に止水機能があるタイプと水道を直接ひねって止水するタイプがあります。水道から離れた場所で使用する場合や、植物を選んで液肥を散布したい場合は手元で自由に止水できるタイプを選ぶとよいでしょう。
ボタニ子
次も続けて液肥混入器の選び方を紹介します!