人参がぶよぶよで柔らかい!食べられる?腐っているかどうか見分け方は?

人参がぶよぶよで柔らかい!食べられる?腐っているかどうか見分け方は?

人参がぶよぶよに柔らかくなることがありますが、これにはさまざまな原因が考えられます。ほとんどの場合は食べても問題ありませんが、腐りやカビが原因のときには注意が必要です。今回はぶよぶよの人参の見分け方や復活方法、おいしい食べ方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.ぶよぶよの人参は食べられる?
  2. 2.ぶよぶよの人参が食べられるかどうかの見分け方
  3. 3.人参がぶよぶよになる原因
  4. 4.ぶよぶよの人参の救済レシピ
  5. 5.ぶよぶよの人参を復活させる方法
  6. 6.人参の正しい保存方法
  7. 7.ぶよぶよの人参もおいしく食べよう!

ぶよぶよの人参の救済レシピ

レシピ①ポタージュスープ

材料
にんじん1本(200g)
玉ねぎ1/2個
バター15g
●水250ml
●コンソメ1個
牛乳300ml
きび砂糖(お好みで)小さじ1/2
塩こしょう少々

作り方

  1. 人参は洗って皮を剥きいちょう切りに、玉ねぎは薄切りにする
  2. 鍋にバターと玉ねぎを入れて、弱めの中火で炒める
  3. 玉ねぎに油が回ったら、人参を加えて炒め合わせる
  4. 玉ねぎがしんなりしてきたら、●の材料を入れて15分ほど煮る
  5. 4をブレンダーやミキサーで滑らかにする
  6. 牛乳を少しずつ加え、かき混ぜながら温める
  7. お好みできび砂糖を加え、塩こしょうで味を調える

作るときのポイント

煮込んで最終的にミキサーにかけるので、ふにゃふにゃに柔らかくなった人参でもおいしく食べられます。牛乳を豆乳に変えるとあっさりした仕上がりに、生クリームを加えると濃厚さがアップします。人参が柔らかすぎて皮が剥きにくいようであれば、きれいに洗って皮ごと使っても構いません。

レシピ②きんぴら

材料(3~4人分)
ごぼう1本
にんじん1/3本
こんにゃく1袋
ごま油適量
■*調味料*
★酒100ml
★醤油大さじ3
★砂糖大さじ3
★みりん大さじ4
ごまorすりごま適量

作り方

  1. ごぼうはよく洗い、千切りにして水にさらす
  2. 人参は洗って皮を剥き、千切りにする
  3. こんにゃくは細切りにする
  4. フライパンにごま油を入れて、ごぼうと人参を炒める
  5. ごぼうと人参がしんなりしたら、こんにゃくと★の材料を加える
  6. 煮汁が少量になるまで煮詰める

作るときのポイント

人参が柔らかすぎて細切りにできないようであれば、小さめの乱切りにしてください。皮も剥きにくければ、きれいに洗って皮つきのまま調理して構いません。人参を乱切りにする場合は、食感をそろえるために、ごぼうは乱切りに、こんにゃくはサイコロ切りにしましょう。仕上げにゴマを振ると香ばしさがアップします。

レシピ③煮物

材料
ひじき乾燥10g
にんじん30g
蒸し大豆100g
揚げ20g
出汁100㏄
醤油大さじ1.5
みりん大さじ1.5
酒大さじ1.5
砂糖大さじ1.5
ごま油大さじ1

作り方

  1. ひじきは水に戻し、揚げは油抜きする
  2. 人参は洗って皮を剥き、太めにカットする
  3. 鍋に具材を入れ炒める
  4. 油が回ったら、砂糖、酒、出汁を加え、落し蓋をして10分煮る
  5. みりんと醤油を加えて、5分~10分煮汁がなくなるまで煮詰める

作るときのポイント

水分が抜けた柔らかな人参を使うことで、味が染み込みやすくなります。人参が柔らかすぎて皮が剥けない場合は、よく洗い皮つきのまま使用しましょう。甘めな煮物が苦手な方は、砂糖の量を減らしてください。通常よりも煮汁が少なめのレシピですが、具が全体的に柔らかくなり過ぎない仕上がりになるためおすすめです。

ぶよぶよの人参を復活させる方法

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水分不足が原因のぶよぶよの人参は、初期段階であれば簡単な方法で復活させられます。ただし、カビが生えているものや腐っている場合は復活できないので注意しましょう。復活の手順は「洗う」「水に浸ける」「時間を置く」の3ステップです。

ステップ①きれいに洗う

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まずは人参をきれいに洗いましょう。汚れを落とすのはもちろんですが、カビや腐りの有無を確認する意味もあるため、観察しながら洗ってください。

ステップ②水に浸す

ボウルなどの容器に水を張り、人参の頭が水に浸るように逆さまにして水に浸けましょう。水に浸けるのは頭部分だけも十分効果がありますが、人参の乾燥具合がひどい場合は、コップなどに水をたっぷりと入れて全体を浸してしまっても構いません。

ステップ③数日置く

フリー写真素材ぱくたそ

人参の状態にもよりますが、早ければ1日、遅くても3日ほどで復活します。数日間水に浸すようであれば、毎日水を新しいものに取り換えてください。

人参の正しい保存方法

出典:写真AC

人参をぶよぶよにしないためには、正しい保存方法を知っておく必要があります。人参の鮮度を保つには、「乾燥させない」「高温多湿を避ける」ことが大事です。季節や状況によって、保存方法を使い分けましょう。

常温保存

Photo byMichaelGaida

秋と冬は、気温も湿度も低いため、常温での保存が可能です。新聞紙に包んで、風通しのよい冷暗所で管理しましょう。基本的に常温保存は「丸ごと」の状態に限ります。カットしたものや下処理したものは、冷蔵庫や冷凍庫で保管してください。

土つきの人参は、保存するときに洗ったほうがいいですか?

土つきの人参は、洗わずにそのまま新聞紙に包んで保存しましょう。人参に限らず、野菜は育った環境に近い状態で保存するほうが長持ちします。人参は根菜で土の中で育つため、土がついているほど保存期限が長くなります。

冷蔵保存

丸ごと

春や夏は、気温も湿度も上がるため、冷蔵庫での保存をおすすめします。土つきの人参は新聞紙やラップで包み、野菜室で保存してください。土つきでない人参は、まずきれいに洗いましょう。軽く水気をふき取ったら、一つひとつキッチンペーパーで包みポリ袋に入れます。冷蔵庫の野菜室に頭が上になるように立てて保管してください。

ボタニ子

ボタニ子

キッチンペーパーは湿るから、3~4日に1回取り替えてね!立てて保管すると、約1カ月保存できるよ!

下処理してから

カットや加熱調理などの下処理をした人参も冷蔵保存できます。人参をよく洗って皮を剥き、いちょう切りや輪切りにします。耐熱容器に並べて、人参1本に大さじ1を目安に水を加え、レンジで加熱しましょう。ざるに上げて水気を切り、冷めたら保存袋などに入れて冷蔵庫で保存します。保存期限は約4~5日です。

ボタニ子

ボタニ子

電子レンジで加熱するときは、人参1本につき500W~600Wで1分半~2分を目安にしてね!

冷凍保存

生のまま

人参を長持ちさせたいときは、冷凍保存がおすすめです。洗って水気をきり皮を剥いた人参を、細切りや薄切り、いちょう切りなど好みの切り方でカットします。人参どうしがなるべく重ならないように、薄く平らに保存袋に入れて、空気を抜き冷凍庫に入れましょう。保存期限は約1~2カ月です。

加熱調理してから

大きめにカットした人参は、硬めに下茹でしてから冷凍するのがおすすめです。ポタージュや離乳食に使う場合は、ペースト状にしてから冷凍しましょう。人参を洗って皮を剥き、適当な大きさに切り分け、柔らかくなるまで茹でます。ミキサーで滑らかにして粗熱が取れたら、小分けにラップで包んで冷凍してください。保存期限は約4~5日です。

ぶよぶよの人参もおいしく食べよう!

Photo byPexels

人参はぶよぶよに柔らかくなっても、水分不足や冷凍保存が原因の場合は問題なく食べられます。初期段階であれば復活させられますが、人参の表面や内部にカビやぬめりが見られるときは腐っている可能性があるため注意しましょう。人参がぶよぶよになってもすぐに捨ててしまわずに、原因を見極めて無駄なくおいしく食べてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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