芝生の植え方・張り方・育て方!初心者にも簡単にわかりやすく解説!

芝生の植え方・張り方・育て方!初心者にも簡単にわかりやすく解説!

青々とした芝生が広がる庭に一度は誰もが憧れるのではないでしょうか。この記事では初心者の方でも簡単な芝生の植え方をご紹介します。植え方のあとには、育て方のポイントや芝刈りの時期、張り替えの方法なども合わせて解説していきます。

記事の目次

  1. 1.はじめに:簡単な芝生の植え方をご紹介
  2. 2.芝生の種類
  3. 3.芝生を植える時期と場所
  4. 4.初心者でもできる!芝生の植え方・張り方
  5. 5.初心者でもできる!芝生の育て方
  6. 6.まとめ:芝生の植え方は想像以上に簡単!

初心者でもできる!芝生の植え方・張り方

出典:写真AC

種類や、植える時期を確認したところで、実際の植え方・張り方を確認していきましょう。基本的には、野芝や高麗芝、姫高麗芝といった種類による張り方の違いはありません。繰り返しになりますが、どの工程も1つ1つ、丁寧に行うことがきれいな芝生作りのポイントになります。ゴールデンウィークやシルバーウィークなどの連休をうまく使ってスケジューリングするのがおすすめです。

芝生の植え方:必要な道具

Photo byphotoAC

植え付けるのに必要な道具は以下のようなものです。特に、必要面積に十分な芝と土はしっかりあらかじめ計算して購入しましょう。芝生の土には、パッケージに1袋でどれだけの面積分か記載がありますので、どれくらいの量を購入するのかの参考にしてください。

必要な道具

  • 必要面積分の芝生
  • 草かき
  • 箕(み)など、抜いた雑草や拾った小石をいれるもの
  • 堆肥、腐葉土などの土壌改良剤
  • 芝生用の土
  • 目土
  • 水捌けのいい砂土
  • 水やりの道具

保存するときは立てて保存しよう

道具をそろえ、いざ植える準備を始めますが、今からご紹介する土壌環境を整える工程が一番手間も時間もかかります。芝生を買ってきたはいいけれど、土壌づくりに手間取ってなかなか植えるところまでたどり着かないことも初心者ではあり得ます。そんなとき、注意したいのが保存方法です。立てて水が下へ掃けていくようにしましょう。また水やりも欠かさず、朝夕の2回、たっぷりとやり、枯れないように管理しましょう。

実際の芝生の植え方・貼り方

ではここから、初心者の方でもわかりやすい張り方の方法を順を追ってご説明していきます。行う作業自体はどれも簡単なことですが、手間がかかることもあります。どの工程も面倒くさがらず丁寧に行うことが一番のポイントとなります。

張り方・植え方①張る区画を決めて雑草や小石を取り除く

この最初の工程が最も根気がいる作業となります。植える場所に生えている雑草を取り除き、根が付きやすいように小石をできる限りすべて取り除きましょう。範囲が広く、雑草が茂っている場合などは、張る1か月ほど前に除草剤を使用してから刈り取ると楽に行えます。

張り方・植え方②張る区画の土を耕して、砂土を入れる

雑草や小石を取り除いた後は、その区画の土を耕します。15㎝ほど耕せればベストです。その上に、水捌けがよくなるように砂土を均一に、平らに広げます。こちらの砂土の量も事前に計算しておくと、作業がスムーズに進みます。もともと水捌けのよい場所であればこの砂土は入れなくても構いません。一方、粘土質で雨が降った後はいつまでもジメジメしているような場所であれば、砂土は必要です。根腐れを防ぐためにもいれましょう。

張り方・植え方③砂土の上に芝生用の土を広げる

砂土の上に、さらに芝生用の土を入れていきます。厚さは3㎝程度になるように、こちらも全体に均一に広げていきましょう。ここまでできたら、一度水をたっぷりやります。土から空気を抜いて土を抜いてやることで、美しく平らな面となります。また土壌中の空気が抜けるので、張った芝生の根が均一に伸びていく効果があります。土壌環境が悪く、痩せた土地である場合はこの芝生の土に土壌改良材として堆肥や腐葉土を混ぜ込むのも1つの方法になります。

張り方・植え方④芝生を並べる

出典:写真AC

土をレーキなどで平らにならした後は、並べていきます。隣とは1~2cm程度離しておくのが植え方のポイントです。水をやった際の水捌けがよくなり、1つの芝生のマットあたり、4方から水が染み込むこととなり、均一にきれいに育ちます。

張り方・植え方⑤目土を上から均一に薄くかぶせる

きれいに並べ終わったあとは、目土を広げます。目土はそのまま「めつち」と読みます。植えたばかりの新芽を保護し、乾燥を防ぎ、温度の急激な変化を防いだりといくつも役割を持っています。こちらの使用する量もパッケージに記載がありますので、自分の張る面積を参考にあらかじめ計算しておくとよいでしょう。ほうきなどで目土が均一に広がるようにし、最後に踏み固めます。面積が広い場合は板などを押し付けながら行うと効率的に行うことができます。

張り方・植え方⑥たっぷりと水やりする

最後に目土が流れてしまわないように、シャワーや拡散ノズルをつないだホースなどで水やりをします。張ったばかりのときは根が土壌についておらず、ただ土の上に置いた状態で、植え付けたとは言えません。そのため、水を貯える力が弱く、あっという間に乾燥してしまいます。スポンジの役割も期待して芝の土や目土をいれていますので、その土壌にたっぷりを水をしみこませるつもりで水やりをしましょう。

根付かせるためのポイント

Photo byPexels

実際の張り方をご紹介してきましたが、1つ1つの作業を丁寧に行えば、初心者でも挑戦できることがおわかりいただけたことでしょう。植え付けを行ったあと、いかに土壌に根付かせるかが最初の育て方のポイントとなってきます。気を付けるべき点を2つご紹介します。

根付かせるポイント①乾燥しないように水やりは朝晩2回

繰り返しご説明してきているように、植え付けたばかりのときは根が土壌についておらず、植え付けが完了したとは言えません。根が浅いうちは水を貯える力が弱いので、こまめな水やりが欠かせません。5月に植え付けを行った場合は特に、日差しや暑さで想像以上に土壌から水は蒸発していきます。朝と夕方の2回たっぷりの量を水やりしましょう。タイマー付きのスプリンクラーなどを設置するのもおすすめです。

根付かせるポイント②根がつくまではあまり上を歩かない

こちらのポイントも根を育てるのに大きなポイントです。植え付けたばかりの上を歩き回ると、振動で芝生のマットは動いてしまいます。わずかに根が伸び始めているときに動かしてしまうと、根が切れてしまい、最悪の場合育たないこともあります。水やりの際などもホースをうまく使い、芝生にあまり乗らないようにして水やりを行うのがよいでしょう。

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初心者でもできる!芝生の育て方

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