初心者でもできる!芝生の育て方
無事に植え付けた後は、管理していく必要があります。初心者の方でも簡単にできる、毎年青々とした芝生を楽しむために必要な育て方のポイントを項目ごとにご説明します。
育て方:水やり
張り付け直後はたっぷりと水やりする
張り付けを行ったばかりで、根が完全についていない間は特に入念な水やりが必要です。目土が流れ出てしまわないように気を付けながら、朝夕たっぷりと水やりをします。
根が付いたら夏だけしっかりと水やり
張り付けを終え、根が無事についてしまえば水やりはぐっと楽になります。日本芝たちに関しては夏の暑い時期のみの水やりで十分です。芝生の根は深く、長いものだと20㎝ほどになると言われています。この根まで届けるようなイメージで、たっぷりと十分な量の水やりを行いましょう。画像のように先が枯れてきたり、丸まってきている場合は水不足のサインです。水やりは回数を増やすよりも、1回あたりの水の量が多い方が効果的といわれています。状況に応じて水やりを行いましょう。
育て方:肥料
肥料を与える場合、適切な時期は成育が旺盛になる春から夏にかけて行います。化成肥料を1平米当たり10~30g程度まんべんなく均一に与えましょう。芝生用の肥料なども販売されているのでそちらを与えてもかまいません。成育が旺盛な時期に与えないと、雑草に肥料をやることになってしまいますので注意しましょう。
育て方:雑草対策
密に生えそろっていると、雑草が出るスキがなく、一面美しい芝生が広がります。しかしそこまで育っていないときや植え付けたばかりの頃は、どうしても間から雑草が顔を出してきます。面積が小さく、手で抜ける範囲であれば、見かければ抜くのが基本の対策です。このとき、雑草の根が残っているとそこからまた新たに雑草が出るので注意が必要です。範囲が広い場合は芝生を枯らさず、雑草だけに働く除草剤などが販売されているのでそちらを使用するのも簡単に行える方法となります。
育て方:刈り込み
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育て方において、他の庭木と違う大きな特徴が「刈り込み」といえるでしょう。高麗芝や姫高麗芝を細やかに管理できる場合は理想は2~3cmの長さです。もう少し緩やかに管理する場合は5㎝前後が理想の長さになります。刈り込みを行う時期ですが春・秋は月1回程度、成育が旺盛でぐんぐん伸びる時期は週1回は刈り込みを行いたいところです。
初心者には5㎝前後の管理がおすすめ
見た目が美しいのは2~3㎝程度の長さでの管理ですが、5㎝前後の管理では次のメリットがあります。
- 病害虫に強い
- 雑草が生えにくくなる
育て方:張り替え
一部分だけ枯れてきてしまうこともある芝生ですが、こういった場合には張り替えが必要となります。張り替えが必要な箇所の芝生をはがし取り、土を入れ、平らにならしたところに新しい芝生を植え付けます。張り替えに最適な時期は、芝生の植え付けの時期と同じで初夏と秋となります。
まとめ:芝生の植え方は想像以上に簡単!
ポイントは1つ1つの工程を丁寧に行って植え付けすることです。一度芝生が根付いてしまえば雑草は生えにくくなり、庭の景観も美しくなっていいこと尽くめです。部分的に枯れてしまった場合は張り替えを行ってやりましょう。芝生を植える時期や育て方のポイントを押さえて、芝生のある庭づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
出典:写真AC