ミントオイルについて
ミントといえばガムやタブレット、歯磨きなどが思い浮かぶかもしれませんが、そのミントオイルは自然由来なので食用として使ったり、アロマの精油としても人気です。他にも用途はたくさんあり、生活の中で意外な使い方や活用法があります。
ミントの植物としての基本情報
古来からミントは民間療法の薬用として、または食用として親しまれている人気のハーブです。日本では明治に入って生産が盛んになり、今では北海道北見市の特産品として、ハッカ飴やハッカオイルが販売され好評を博しています。
学名 | Mentha |
和名 | 薄荷(ハッカ)※ニホンハッカからの由来 |
英名 | Mint |
科目 | シソ科 |
属性 | ハッカ属 |
形態 | 多年草 |
原産 | ユーラシア大陸 |
草丈 | 20センチ~100センチ |
花期 | 6月~10月 |
特徴
葉
葉っぱから香る、鼻に抜けるスーッとした清涼感が大きな特徴です。葉の色は緑色が主ですが、種類によってシルバーや紫色っぽいものもあります。形は丸みがあるものや細長いものなどさまざまですが、葉の周りは一様にギザギザしています。
生態
零れ種と地下茎の両方で繁殖するため、地植えをするとたちまちに横広がりに増えて、雑草のように除去が難しくなります。花期には茎の先に白・薄いピンクの小さな花が咲きます。
種類
ミントは繁殖力に加えて変種もしやすいため、種類が600以上あると言われています。主に「ペパーミント系」と「スペアミント系」と呼ばれる二つの種類が育てられています。
ペパーミント
スペアミント
ミントオイルの用途と活用法
ミントオイルの抽出方法
ミントの葉や茎を蒸気釜に詰めて入れ、高圧の水蒸気を釜内に吹き込んで抽出します。蒸気を冷却したときに出る水と分離した上澄み油を採取したものがミントオイルです。これは「精油」とよばれるアロマで、抽出方法を「水蒸気蒸留法」といいます。使用するミントのメンソール含有量によって、食用や薬用など用途が変わってきます。
種類別のミントオイルの用途
薄荷油(ハッカ油)
メントール含有量が70%~80%以上と最も多いのが「薄荷油」です。薄荷は北海道が原産で、生薬名「薄荷葉」として漢方薬に用いられることもあります。発汗を促し解熱させたり、清涼感から飲むことで胃の不快感を改善させる使い方がされています。刺激が強いので食用の際は注意しましょう。
ペパーミントオイル
ペパーミントはミズハッカとスペアミントとの交配で生まれました。その2種類の特徴をあわせもったペパーミントの精油は、程よいメントールの香りがします。チューイングガムやチョコレート、アイスなどの菓子類、ハーブティーやカクテルなどの飲み物の香料に用いられます。
スペアミントオイル
スペアミントはミントの中でも、特にハーブとしての歴史が古く、その記述は聖書にもでてくるほどです。メントール成分はなく、カルボンという成分がほのかな清涼感と甘み、苦みがします。葉をそのままお菓子に添えたり、飲み物に入れて使われることが多いです。
ミントオイルを手作りしてみましょう
材料と作り方
スペアミント ※できれば初摘み |
植物油(なたね油、キャノーラ油など) |
ホホバオイル(100%) |
ティーツリーオイル(100%) |
- 摘んだペパーミントは冷水に浸し、水をよく切っておきます。
- 丈夫な鍋にミントの葉と植物油を入れます。
- 極弱火で油を足しながら2時間くらい煮詰めます。※弱火すぎると香りが出ません。
- こしきでオイルだけを瓶に移します。
- 使う分だけ他の器に取りだし、ホホバオイルとティーツリーオイルをほんの少量足して使いましょう。
動画ではオイルの他にミントエキスの作り方も紹介されています。好きな飲み物に入れて飲むとリラックスできます。ミントをキッチンなどでポット栽培したものは飾りつけに使えますが、庭などでたくさん育った場合は、この方法で簡単に保存可能なエキスや虫除け用のオイルが作れます。
【期間限定セール開催】ホホバオイル 100ml 定形外郵便OK 頭皮 キャリアオイル スキンケアオイル マッサージ 保湿 無添加 植物性 年齢肌 肌荒れ 保湿 手作りコスメ 乾燥肌 jojoba いちご鼻
参考価格: 997円
【クーポン利用で10%OFF】ネイチャーズストーリー ティーツリーオイル 30ml [アロマオイル アロマテラピー ティーツリー ティートゥリー うがい 精油 エッセンシャルオイル フレグランス 予防]
参考価格: 1,650円
【マラソン限定!P7倍以上!※要エントリー】エスコ(ESCO) φ123mm/#30フィルター付じょうご(ステンレス製) EA992A-21
参考価格: 2,563円
ボタニ子
次のページではいよいよ「ミントオイルの活用法10選」を紹介します。
薄荷油の活用法10選
北海道北見市の名産品になっている「ハッカ油」です。通年で使い道があるとして注目を集め人気になりました。普通の雑貨ショップにも専門コーナーができるほど人気です。そんな「ハッカ油」のおすすめ活用法を10選ご紹介します。
活用法①入浴剤として使う
暑さ対策としてお湯をはったバスタブに、薄荷油を5、6滴たらすだけです。強いメントールで、湯上りが清涼感で爽快です。入れすぎると涼しい部屋では寒くなるので要注意です。
活用法②手作りハッカスプレーで部屋中さわやか
基本のミントスプレーの作り方
200mLの水をスプレーボトルに入れ、薄荷油を5mL(50滴くらい)入れたら、よく振って混ぜるだけでできあがりです。スプレーボトルはポリプロピレンかポリエチレン、またはガラス製を使ってください。
※ポリスチレン製は薄荷油に溶かす成分があるので使えません。
用途はふき掃除で「除菌」「消臭」「虫除け」
ミントには除菌効果があります。床やテーブル、ドアノブなどの拭き掃除に使いましょう。除菌もでき、さわやかな香りで消臭してくれます。また、植物にふきかけておくと害虫などの虫除けに、犬を飼っている家庭では消臭やノミ防止にも使えておすすめです。
※猫には猛毒になるので使用できません。
8個入 スプレーボトル 詰め替え可 空ボトル スプレー ボトル トリガー ウォーターミスター メイクアップ
参考価格: 1,019円
ボタニ子
活用法はまだまだ続くよ!
出典:AC写真