レッドフラッシュ(赤葉千日紅)の育て方!管理のコツや増やし方!

レッドフラッシュ(赤葉千日紅)の育て方!管理のコツや増やし方!

レッドフラッシュ(赤葉千日紅)は赤く紅葉した葉が美しい、熱帯が原産の植物です。寒い場所が苦手な植物ですが、管理をすれば冬越しができることをご存知ですか。レッドフラッシュの特徴や管理方法、増やし方など、育て方のコツをご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.レッドフラッシュとは
  2. 2.レッドフラッシュの特徴
  3. 3.レッドフラッシュの育て方
  4. 4.レッドフラッシュの管理方法
  5. 5.レッドフラッシュの増やし方
  6. 6.レッドフラッシュの寄せ植えアレンジ
  7. 7.まとめ

レッドフラッシュとは

出典:写真AC

鮮やかな赤い葉と、白い小花がかわいいレッドフラッシュ。寄せ植えとしても人気の高いレッドフラッシュですが、どんな植物かご存知ですか。特徴や育て方のコツなど、詳しくご紹介していきます。

レッドフラッシュの基本情報

学名 Alternanthera
和名 赤葉千日紅(アカバセンニチコウ)
別名 レッドフラッシュ
科名 ヒユ科
属種 アルテルナンテラ属(ツルノゲイトウ属)
原産国 ブラジル
草丈 30cm〜50cm
耐寒性 弱い
耐熱性 強い

レッドフラッシュは、ブラジルが原産国の常緑性多年草です。多年草ですが寒さに弱いため、日本では一年草として多く出回っています。和名の「アガバセンニチコウ」からセンニチコウの仲間と思われがちですが、センチニコウはセンニチコウ属、レッドフラッシュはツルノゲイトウ属で、別の属種となります。

レッドフラッシュの特徴

出典:写真AC

レッドフラッシュは赤い葉に白く丸い花を咲かせる植物で、開花時期は秋になります。鉢などで出回っているものは早く花を咲かせていますが、自然の状態であれば10月下旬~11月が開花時期です。また、暖かい室内であれば2月頃まで開花します。開花時期になると、葉の付け根から茎が伸びて、先端に直径1cmほどの丸い花が咲きます。その様子がセンチニコウに似ていることが、名前の由来になったとされています。

レッドフラッシュの育て方

出典:写真AC

年間スケジュール

  • 開花時期 10月下旬〜11月
  • 植え付け 4月~5月中旬、もしくは9月~10月中旬
  • 肥料時期 4月〜10月

春に植え付けをし、夏はカラーリーフとして楽しみ、秋に花を愛でる、といった育て方が一般的です。白い花と赤い葉のコントラストが人気のため、開花する秋頃に苗で多く出回っています。一年草として気軽に楽しむ方が多いですが、冬越しも可能な植物です。

置き場所

出典:写真AC

レッドフラッシュは日差しを好みます。日当たりがよく、水はけのいい場所に置きましょう。日当たりが悪いと花つきが悪く、特徴である美しい葉の色づきも悪くなります。また、日照時間が短くなってくると花芽をつける短日植物です。花芽をつける9月以降は、夜に照明があたる場所は避けましょう。花が咲かなくなる可能性があります。

レッドフラッシュを日陰に置かないように注意しましょう。紅葉すると表が紫がかった赤色、裏が鮮やかな赤色になる葉ですが、日にあたらなかった葉は、緑のまま紅葉しない可能性があります。

温度

出典:pixabay

レッドフラッシュは原産国が熱帯の日差しを好む植物です。強い日差しも問題ありません。暑さに強く、寒さに弱いため、冬越しをする場合は必ず室内に移動させましょう。耐寒性は5℃で、寒さに注意すれば比較的育てやすい植物です。

用土・肥料

用土

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水はけのいい土を使いましょう。花用の培養土で問題ありません。重い土を使う場合は、下に軽石を置くといいでしょう。植え替えなどをする場合は、必ず新しい用土を使用してください。

肥料

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肥料も用土と同様に特に選びませんが、与えすぎは葉の色が悪くなってしまうので注意が必要です。紅葉時に赤く染まる葉が、綺麗に色づかない可能性があります。植える時に粒状の肥料を土に混ぜるか、鉢植えの場合は月に一回程度、置き肥をしましょう。与えすぎさえ注意すれば、難しい管理は必要ありません。

水やり

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鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらあげてください。地植えの場合は雨だけで大丈夫です。夏場は様子を見ながら、乾燥が続いたら水をあげましょう。また、冬越し中は少し乾燥気味に育てるといいでしょう。

レッドフラッシュの管理方法

切り戻し・摘心

切り戻し

出典:pixabay

春から夏にかけて育ちやすく、姿が乱れることがあります。草丈が高くなりすぎたら、切り戻しをしてください。切り戻したところが枝分かれをして、茎が増えていきます。切り戻した茎は、挿し穂として利用できます。また、9月以降に切り戻しをすると、花が咲く時期が短くなってしまうので注意しましょう。

摘心

レッドフラッシュはカラーリーフプランツとして植えることが多い植物です。摘心は定期的におこないましょう。摘心で枝分かれをさせ、ボリュームのある株に育てます。レッドフラッシュは伸びた茎の先端に花が咲くため、摘心をすることで、たくさんの花を咲かせることができます。

植え替え・鉢替え

出典:写真AC

春の4月〜5月中旬が、植え替えに適した時期です。鉢替えも同様に春になったらおこないましょう。根鉢を少し崩してから、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。用土は新しいものに替えてください。

レッドフラッシュは強い植物なので、1つの苗を半分に分けて植え付けもできます。いろいろな組み合わせをして、寄せ植えを楽しみましょう。

夏越し・冬越し

夏越しの作業は必要ありません

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暑さに強い植物のため、夏越しに必要な作業は特にありません。強い日差しでも元気に育ってくれます。地植えの場合は、乾燥しすぎていないかを注意してください。夏場はカラーリーフとして、楽しみましょう。

温度管理が鍵をにぎる冬越し

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レッドフラッシュは、暖かい場所を好む特徴があります。寒さには注意して冬越しをしましょう。気温は5℃以上必要で、0℃を下回ると枯れてしまいます。また、霜にあたるのも枯れる原因となるため、冬は室内での管理が基本となります。目安としては最低気温が10℃を下回ったら、室内に移動するといいでしょう。地植えの場合は鉢上げをしてください。

レッドフラッシュの増やし方

増やし方(挿し木)

出典:写真AC

レッドフラッシュは挿し木で増やせます。時期は根のつきやすい、春〜夏の成長期におこないましょう。まず、2、3節のところで茎を切ります。下の葉を取り除き、水揚げをし、挿し木用の用土に挿しましょう。水を切らさないように注意をしながら、明るい日陰で根がはるのを待ちます。

レッドフラッシュの寄せ植えアレンジ

夏におすすめの寄せ植え

赤く色づき始めたレッドフラッシュと、黄色のコウシュンカズラの寄せ植えです。赤、黄色、緑が元気で夏らしいアレンジですね。レッドフラッシュは開花していなくても、カラーリーフとして活躍してくれます。夏は管理も難しくないので、寄せ植えには最適です。

秋におすすめの寄せ植え

ケイトウやトウガラシなど、秋の花をたくさん取り入れた寄せ植えです。秋の花ですが、さまざまな色味を使いとても華やかなアレンジです。レッドフラッシュのかわいい小花が、他の花とよく似合います。

まとめ

レッドフラッシュの特徴や育て方についてご紹介しました。白くかわいい花と色づいた葉のコントラストが美しく、難易度も高くないため、ガーデニング初心者にはおすすめの植物です。秋に綺麗に紅葉するレッドフラッシュで、季節を感じてみてはいかがでしょうか。

Erma(エルマ)
ライター

Erma(エルマ)

自宅でお花を愛でることが癒しの時間です。趣味はフワラーショップ巡り。よろしくお願いします。

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