コプロスマとはどんな植物?
紅葉するコプロスマ
秋色カラーリーフ
コプロスマは色の変化が楽しめる、秋の寄せ植えにぴったりなカラーリーフです。イエロー・ピンク・レッド、コーヒーやチョコレートといったブラウンなど、色の種類が豊富です。秋から冬に美しく紅葉していきます。色だけでなく形や大きさも、品種ごとに個性的です。
科名/属名 | アカネ科/コプロスマ属 |
分類 | 常緑低木 |
原産地 | オセアニア 他 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
育てやすさ | ★★★☆☆ |
コプロスマの種類と特徴
コプロスマには生垣に向く樹高が2mほどになる品種と、園芸品種として改良された色の美しいコンパクトな品種があります。この記事では秋に出回る、コンパクトなカラーリーフのコプロスマについてお伝えしていきます。
コプロスマ レペンス
カラーリーフとして出回っているコプロスマの多くは、レペンスを改良した品種です。ツヤツヤした葉っぱから、ミラープランツとも呼ばれています。グリーンから茶系、赤や黄色が入るものなど、レペンスにはたくさんの種類があります。伸び過ぎた枝は剪定で整えましょう。
コプロスマ コーヒー
ツヤツヤと丸みがあり、コーヒーのようなダークブラウンの葉っぱが特徴です。日当たりよく管理すると、冬の寒さと共にどんどん色もよくなります。夏場は緑色に戻ります。
コプロスマ キルキー(カーキー)
コプロスマ キルキーはしなやかな枝に細かい葉をたくさんつける、横に伸びるタイプのコプロスマです。観葉植物としても楽しめる斑入り(白い縁どり)がかわいい品種です。
コプロスマ ビートソンズゴールド
葉の中心にイエローグリーンが入る、葉がとっても小さいコプロスマ ビートソンズゴールドです。樹高は1mまで成長しますが、剪定でコンパクトに楽しむこともできます。
コプロスマの育て方
日当たり
きれいな色をキープするために、秋冬は日当たりよく育てます。特にレペンスやコーヒーなどの紅葉タイプのコプロスマは、気温と日照時間の変化できれいに発色します。夏の直射日光は葉焼けを起こすので、明るい日陰か半日陰に移動しましょう。
水やり
コプロスマの育て方は、やや乾燥気味にするのがポイントです。天気の良い日に土がしっかりと乾いていることを確認してから、水やりをしてください。
用土
園芸用の培養土を使用して植え付けます。コプロスマは水はけのよい土を好みます。庭に植え付ける場合は、腐葉土や赤玉土を混ぜ込んでください。肥料は春に軽めに与えておきましょう。
置き場所
寒冷地では冬は室内に
コプロスマは、暖地では鉢植えでの冬越しや庭への植え付けも可能です。品種によって耐寒性も異なるので、霜が降りる前に室内へ取り込みましょう。ただし、なるべく明るく涼しい場所を選んでください。
コプロスマの寄せ植え
秋の寄せ植え
実物とも相性が良いので、シンフォリカリフォスやペルネティアなど、高さのある実物苗を選ぶとバランスよく配置できますよ。
冬の寄せ植え
花の少ない冬の寄せ植えに彩りを
ボタニ子
やさしい色合いの中に、秋を感じさせるコプロスマがすてき◎
冬になると花の種類も少なくなってしまいます。そんな時こそ個性溢れるコプロスマが、寄せ植えに色味をプラスしてくれます。
まとめ
秋に紅葉するカラーリーフ、コプロスマの色々な品種とその特徴をご紹介しました。おしゃれな寄せ植え作りが楽しめる秋色のコプロスマで、花と緑のある暮らしにほっこり深まる秋の雰囲気をプラスしてはいかがでしょうか。
出典:写真AC