バコパ(ステラ)の概要
バコパは、ステラの名前で流通していることもあります。ホームセンターや園芸店では、種だけではなく苗の状態で販売されていることも多いです。思い立ったらすぐに庭に植え替えたり、植木鉢でハンギングしたりして楽しめますね。
基本情報
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
学名 | Sutera(Bakopa) |
科・属 | ゴマノハグサ科・ステラ属 |
原産地 | 南アフリカ |
高さ | 10cm~20cm(枝垂れると30cm以上) |
花の色 | 白・ピンク・青・紫など |
開花期 | 1月~6月・9月~12月(春・秋・冬) |
耐寒性/耐暑性 | 強い/やや弱い |
特徴 | 常緑性・初心者でも育てやすい・開花時期が長い |
バコパ(ステラ)の特徴
バコパ(ステラ)は、茎が柔らかく枝垂れるように育ちます。鉢植えでは垂れ下がるように育ち、庭に植えると地面を這うように広がるでしょう。開花期間が長く、花つきがよいことから寄せ植えにも用いられます。
バコパ(ステラ)の種類
バコパ(ステラ)の品種は豊富です。白や青、紫やピンクなどがあり、一重の花や八重咲きもありますよ。花が咲いた苗の状態で売っていると、2~3種類購入して色合いがよいか考えながら購入できます。通販で販売している場合は花が咲いていない状態のものがあるため、できるだけレビューなどの評価が高いショップを選びましょう。
品種①スノーストーム
スノーストームは従来のバコパよりも耐暑性が高く、四季咲きで開花期間が長く楽しめるようになった品種です。風通しのよい場所であれば、本格的な夏を迎える前に枯れることがありません。花が少ない真夏や冬の時期にも楽しめるでしょう。色は、スノーグローブ(白)とグレーシアブルー(青)の2種類です。
品種②ライムバリエガータ
ライムバリエガータは黄緑色の斑入りの葉と、小さな白い花を咲かせるバコパです。花壇に植えるだけでなく、リースの飾りに使うにもおすすめです。寄せ植えだけでなく、単体で育てても葉と花のコントラストでかわいらしい印象を与えるでしょう。花期は4月~11月で、真冬は花が咲きません。春になる前に緩効性肥料を与えると再び開花します。
品種③グレートピンクビューティー
グレートピンクビューティーは芯が濃い黄色、花びらが濃いピンクのコントラストが強い色合いです。大輪の花を咲かせ、春から秋まで楽しめます。花の高さは10cmほどですが、地面を這うように40cmもの長さに茎が伸びます。伸びすぎて乱れた場合は、切り戻しをすると20~30日後に再度開花します。夏場でも花つきがよく頑強なタイプのステラですが、霜に弱いため冬季は明るく日当たりのよい場所に移しましょう。
地植えのバコパ(ステラ)の育て方【栽培カレンダー】
季節ごとの育て方のポイント
春は種まきや植え付け
春はバコパ(ステラ)の成長期で、丈夫に育てやすい時期です。種まきや苗の植え付けに適しています。ステラを増やしたい場合、この時期に既存の株から挿し木をするのがおすすめです。
夏は剪定して高温多湿を乗り切る
耐暑性がやや弱いバコパ(ステラ)は、切り戻しなど剪定をして風通しをよくすると枯れるのを防げます。高温多湿の夏を乗り切るように、梅雨前までに剪定を済ませるのがおすすめです。花がら摘みも忘れずにしましょう。
秋の植え替えでさらに成長を
根が張ったバコパ(ステラ)は、秋に植え替えましょう。根詰まりを防いで、さらに成長できます。地植えではあまり問題になりませんが、根詰まりは枯れる原因になる場合があります。暖かく日当たりのよい場所に置きましょう。この時期、茎を切って挿し木をして増やすこともできますよ。
冬は霜に要注意
バコパ(ステラ)は、霜や積雪で凍らなければ冬を越せます。日当たりのよい場所であれば、冬でも花を咲かせて長い期間美しさを楽しめますよ。
ボタニ子
初心者でも育てやすそうだけど、枯れると困るな。
ボタ爺
夏の高温多湿と冬の霜は枯れる原因にもなるんじゃ。地植えでの管理が大切じゃぞ。
出典:写真AC