ドライフラワーの扱い方
プリザーブドフラワーと違って、自分なりの飾り方が楽しめる素材としてもドライフラワーは人気がありますね。インテリアだけではなく、アクセサリー作りにもおすすめです。初めての方が乾燥させたドライフラワーを扱うときに、気をつけておきたいポイントを紹介します。
ポイント①折れる・割れる・欠ける
パリパリに乾燥したドライフラワーは、気をつけていても花が折れたり葉が欠けたりしやすいものです。誤って折ってしまったときにドライフラワーを復活させる「ワイヤリング」をご紹介します。硬く直線的なドライフラワーに、動きを付けられる活用方法です。
ドライフラワーのワイヤリング
- 花の中心にU字にしたワイヤーを差し込む
- または、花首にワイヤーを十文字に差し込む
- 花や葉にワイヤーを直接グルーガンで付ける
- ワイヤーを捻ってまとめ、フローラテープで巻く
ポイント②自然な色合い
ドライフラワーはもともと乾燥させてあるものですが、月日の経過とともに色合いが褪せたりくすんだ感じになっていきます。そのため長期間の保存には、向いていません。プレゼントにする場合は鮮度のよいものを選び、手作りのドライフラワーもなるべく早くディスプレイやクラフトに活用しましょう。
ポイント③インテリア風水
「風水」は中国から伝わる開運術で、インテリアに風水を取り入れている方も多いでしょう。風水ではドライフラワーは運気を下げる「死んだ花」だといわれています。特にリビングルームや玄関、寝室などは避けたほうがよいようです。逆に廊下や階段などの風通しがよい場所、静かで落ち着いた場所やキッチンなどがおすすめの場所として挙げられています。
あると便利な道具
インテリアをおしゃれにするドライフラワーのアレンジを作る時には、どんな材料や道具が必要になるでしょう。代表的なものをいくつかご紹介します。
- フラワーワイヤー…モスグリーンやブラウンがおすすめ
- フローラルテープ…モスグリーンやブラウンがおすすめ
- クラフト用ハサミ…使いやすいもの
- 木工用ボンド
- グルーガン
簡単なアレンジ方法やドライフラワーの作り方は、下の記事をどうぞ!
インテリアをおしゃれに魅せるコツ
ノーメンテナンスで空間をおしゃれな雰囲気にする、ドライフラワー使いのコツを覚えましょう。家庭にあるものや100均などを活用して、手軽に楽しくセンスアップできるコツをご紹介します。
インテリアのコツ①異素材コーディネート
ブリキやホーローのフラワーベース、陶器やガラスの花瓶など、無機質な印象の器を選ぶとドライフラワーがナチュラルで新鮮な雰囲気に見えてきます。アンティークなインテリア小物や和の素材など、意外に思える材質を組み合わせることで、逆にドライフラワーが繊細で自然に感じられるでしょう。
インテリアのコツ②組み合わせを楽しむ
おしゃれなインテリアディスプレイにぴったりな、ドライフラワーの季節感を感じさせる組み合わせをご紹介します。色合いだけでなく素材や質感の組み合わせを工夫して、より季節感溢れるディスプレイを作りましょう。
季節ごとのおすすめの組み合わせ
- 春…パステルやスモーキーな色合いに、小花やハーブ類・バラやかすみ草などでふんわりしたイメージにまとめる
- 夏…プロテアなどのエキゾチックな花に、カラーリーフなどでスッキリとシャープなイメージを作る
- 秋…コットンや麦などに、ハゼやペッペーベリーなどの実ものを合わせて落ち着いた雰囲気に仕上げる
- 冬…赤・白・金などの花や実もので、クリスマスや新年を連想させる華やかでフォーマルなイメージにまとめる
インテリアのコツ③清潔感を大切に
ドライフラワーの色合いは湿度や直射日光を避けても、持って3カ月〜半年程度です。季節にあわせてイメージを変えて楽しみましょう。またメンテナンスフリーといっても、ホコリがかぶったままではせっかくのおしゃれなインテリアが台無しです。時々ドライヤーの弱風を当てて、ホコリを飛ばしてドライフラワーをきれいに保ちましょう。
まとめ
ドライフラワーを使ったおしゃれなインテリアの実例と、基本的な扱い方やおしゃれに魅せるコツを紹介しました。ディスプレイスペースをきれいに作ると、インテリア全体を美しく保ちたいという気分になっていつもより片付けを意識するようになります。気になった実例をしっかりチェックして、おしゃれな空間作りに取り入れてみてくださいね。
出典:写真AC