種まき人参の育て方②種まき
土づくりを行い、畝たてやプランターの準備ができればいよいよ種まきです。発芽率を向上させる育て方のポイントをご紹介します。
発芽率UPのコツは吸水
人参の種は乾燥しやすいという特徴があります。発芽率を上げるために、種まきの前日にキッチンペーパーや脱脂綿に水を含ませ、その上に種を置いておきましょう。一晩かけて種が水を吸い、発芽しやすい条件が整います。
種まきの方法
種まきの手順
- 地植えの場合は畝の表面、プランターの場合はその表面をそれぞれ平らにならす。
- まっすぐ一列に幅2~3cm、深さ1cmになるように筋を入れる。
- 種を3~5mmの間隔で筋まきする。
- 腐葉土をうっすら(深さ5~10mm)と種の上にかぶせる。
- 軽くクワや手で押さえて土をならす。
- たっぷりと水やりする。
- 上から藁をかぶせる。
種の上からかぶせる腐葉土や藁は種を乾燥から守る働きをします。先述したように、人参の種は乾燥しやすく、それによって発芽率が左右されます。種をまいてから5~10日で発芽するため、それまでは特に乾燥に気を付け、土の乾燥具合などを見ながら適宜水やりを行いましょう。
夏まきは特に乾燥に注意!
7~8月の暑い時期に種まきを行う夏まき品種は、特に乾燥に注意が必要です。夏場の水やりは水温や地中温度が上がりきっていない早朝や、涼しくなってくる夕方に行いましょう。
次は種まきで育てるうえで欠かせない大切な「間引き」の工程をご説明します。